みなさん、関東には国際空港が3つあることを知っていますか?羽田空港、成田空港はすぐに思い浮かべるはず。3番目が今回紹介する茨城空港です。
茨城空港は一体、どのような空港でしょうか?さっそく見ていくことにしましょう。
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茨城空港はどんな空港?
Photo by Nitta Hiroshi
茨城空港は茨城県小美玉市にある軍民共用の空港です。茨城空港は2010年にオープンしましたが、以前から航空自衛隊百里基地が置かれていました。現在も敷地の大半は百里基地となっています。
茨城空港は羽田空港や成田空港と比べるとコンパクトな空港ですが、中国や韓国方面の国際便が就航。国内線は4路線が就航しています。
おそらく茨城県民以外にとっては馴染みの薄い空港ですが、羽田空港や成田空港にはない使い勝手の良さが特徴。一体、茨城空港の使い勝手の良さはどこにあるのでしょうか。
首都圏~関西圏の移動、海外旅行にも使えるダイヤ
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茨城空港は国際線、国内線が乗り入れる第三種空港です。2019年5月現在、茨城空港に就航している便は以下のとおりです。
茨城~上海(春秋航空 水曜日以外運航)
茨城~ソウル(イースター航空 火曜日、木曜日、土曜日就航)
茨城~台北(タイガーエア台湾 日曜日、木曜日運航)
茨城~新千歳
茨城~神戸
茨城~福岡
茨城~那覇
国際線は中国(上海)、韓国(ソウル・仁川)、台湾(台北・桃園)便があります。韓国便は仁川空港を利用するため、同空港でヨーロッパ、アメリカ方面行きの長距離便に乗り継げます。
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国内線で注目したいのは茨城~神戸便です。大阪・京都方面へは神戸空港から電車「ポートライナー」で三宮駅まで乗車し、同駅で阪急、JR、阪神(阪神は大阪梅田まで)に乗り換えます。
茨城~神戸便の特徴は羽田空港発着、成田空港発着よりも航空運賃が安いこと。たとえば、神戸~羽田便が往復10,000円弱であっても、神戸~茨城便は7,000円で購入できることも。また、ダイヤにもよりますが、羽田・成田便よりも空いていることが多いようです。
「荷物が多いけど少しでも安く行きたい」という人や「羽田、成田便が満席に近い」という人は茨城空港便を確認してみましょう。意外な掘り出しチケットが見つかるかもしれませんよ。
すぐにチェックインできるコンパクトな空港
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茨城空港の最大の特徴はすぐにチェックインできるコンパクトさ、です。フロアマップを見ればわかるとおり、出発口から搭乗口まではワンフロアで済みます。一番時間を要したときでも、出発口から搭乗口まで30分以下でした。
羽田空港や成田空港ですと、国際線は出発時刻の2時間前、国内線は出発時刻の1時間前にチェックインを済ませることが一般的です。一方、茨城空港の場合、国際線は出発時刻の1時間前、国内線は出発時刻の30分前にチェックインすればOK。
もちろん、ギリギリ行動はNGです。出発時刻になると、出発口の前に長蛇の列ができることもあります。コンパクトな空港であっても、時間に余裕のある行動をおすすめします。