旅のスタイルは人それぞれ。
とりあえず観光名所と名物グルメをめぐる旅もあれば、御朱印集めにパワースポット巡り、アニメや映画の聖地巡礼や偉人ゆかりの歴史散歩など、テーマに沿って旅を楽しむ「テーマのある旅」も近年人気を集めています。
そんななか、今春から茨城県が提案しているのが「花」をテーマに街歩きを楽しむ「いばらき花絶景の旅」。
今回はひたちなか市・大洗町を中心に日帰りできる“花”絶景旅を体験してきました。
見出し
1年中花盛り!今、「いばらき花絶景」が熱い
Photo by 国営ひたち海浜公園
茨城県といえば、水戸納豆に水戸黄門、日本三大名園のひとつ「偕楽園」に琵琶湖に次ぐ大きさの「霞ケ浦」、霊峰・筑波山にギネス認定の巨大ブロンズ像「牛久大仏」……。
そんなイメージの強い茨城県ですが、2024年春から県を挙げて激推ししているのが「いばらき花絶景の旅」!
書籍『死ぬまでに一度は見たい世界の絶景』で一躍全国区となった「国営ひたち海浜公園」を筆頭に、じつは茨城は四季折々、1年中“花”が楽しめる“花盛りのまち”なのです。
そこで、花をテーマに茨城ならではの“花”つながりの絶景を訪ね歩く新しい旅のスタイルが提案されています。
今回は、海に面したひたちなか市と大洗町を中心に、日帰りで楽しめる「いばらき花絶景の旅」をご紹介します。
日帰りで楽しむ「いばらき花絶景」の旅
花と緑の楽園「国営ひたち海浜公園」
Photo by 株式会社プラチナム
まずは、もはや茨城県を代表する花絶景スポットとなった「国営ひたち海浜公園」。
丘一面青で埋め尽くされた春のネモフィラや真っ赤な綿帽子が敷き詰まったような秋のコキアをはじめ、桜、ひまわり、チューリップ、コスモス、バラにスイセン、パンパスグラスなど、広い園内は四季折々の花で彩られ、まさに一年を通じて花暦が楽しめます。
Photo by Mayumi
そんな花たちをモチーフにした当園ならではのご当地グルメがこちら。
写真に写っているのは中央口からほど近いプレジャーガーデンエリアの「ガーデンレストラン」で提供される秋限定のオリジナルグルメ「コキアカレー」(900円税込)。ホワイトカレーをベースに赤で着色し、茨城県産のローズポークを使用したほんのりスパイシーなカレーです。数量限定で無くなり次第終了なので、気になる方はぜひお早めに。
お隣はいちご味のかわいい秋スイーツ「コキアマカロン」。そのほか、当園人気の“映え”スイーツ「まるころコキアソフト(抹茶、ミックス、いちご味)」などもオススメです。
Photo by Mayumi
花と緑に包まれた園内には思わず立ち寄りたくなる花絶景フォトスポットが盛りだくさん。また、コキアのシーズンはライトアップが開催されるなど各種イベントも見逃せません。
最新の開花状況や混雑予想、季節の花情報はぜひ公式ホームページをチェックしましょう。
・名称:国営ひたち海浜公園
・住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
・地図:
・電話:029-265-9001(ひたち公園管理センター直通)
・開園時間:(3月1日〜7月19日/ 9月2日〜10月31日)9:30〜17:00、(7月20日〜9月1日)9:30〜18:00、(11月1日〜2月末日)9:30〜16:30
・定休日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日が振替休日)、12月31日と1月1日、2月の第一火曜日の前日から直後の金曜日まで その他詳細は【開園カレンダー】をご参照ください
・アクセス:JR常磐線勝田駅から路線バスにて「海浜公園西口」バス停まで約15分。車の場合、北関東自動車道より常陸那珂有料道路経由、「ひたち海浜公園IC」下車ですぐ
・公式サイト:https://hitachikaihin.jp/
緑とアートに包まれた「サザコーヒー本店」
Photo by Mayumi
お次は、世界のスターバックスをしのぐ「茨城最強のカフェ」として絶大な人気を誇る、1969年創業の老舗の名店「サザコーヒー」。
南米コロンビアに自社農園を保有し、同店社長が“恋に落ちた”世界最高品質のコーヒー豆「パナマゲイシャ」をはじめ、こだわり抜いた各国産の豆を手軽に楽しめる コーヒーマニア垂涎のカフェスポットです。
ここサザコーヒー本店では、緑とアートに包まれた癒しの空間で極上のコーヒーが楽しめます。
Photo by Mayumi
陽だまりに包まれたイングリッシュガーデン風の中庭テラスに、アンティークのインテリアや観葉植物、木のぬくもりが感じられるモダンテイストな店内。
かと思えば、店内奥には一転して生命力あふれるアフリカンアートのギャラリーまであって、穏やかな日常と非日常が混在した、独特の時間が流れる空間造りも魅力です。
居心地のよい空間でいただくこだわりの一杯は格別ですよね。
Photo by Mayumi
さて、今回いただいたのは、当店の看板メニューである「将軍珈琲」とコーヒーを引き立てる魅惑のデザートたち。
「将軍珈琲」とは、江戸幕府最後の将軍徳川慶喜公が愛飲したとされるコーヒーを、慶喜公直系のご子孫の方と共同開発した、まさに“将軍”ゆかりのコーヒー。その器も将軍家の葵の御紋を彷彿とさせる重厚な黄金色で粋なサービスです(写真はアイス珈琲用徳利タイプの「アイス将軍カフェラテ」1,000円税込)。
デザートは定番人気の“映え”スイーツ「レインボーミルクレープ」(750円税込)に、茨城笠間産の岩間栗をふんだんに使用した季節のタルト「モンブランタルト」(800円税込)。特にタルトはすぐに売り切れてしまうほどの大人気商品。お目当ての方はお早めに。
・名称:サザコーヒー本店
・住所:茨城県ひたちなか市共栄町8−18
・地図:
・電話:029-270-1151
・営業時間:10:00~20:00(L.O.19:00)
・アクセス:JR常磐線勝田駅から徒歩約9分
・公式サイト:https://saza.co.jp/
花遊び体験「Lis花工房」
Photo by Mayumi
お次は、ひたちなか市の閑静な住宅街にある「Lis(リス)の花工房」。
今人気のプリザーブドフラワーやハーバリウム、キャンドルやブーケなど、花にまつわる“モノづくり”の体験が楽しめる予約制フラワーショップ&スクール です。
Photo by Mayumi
今回は最近フラワーインテリアとして人気の高い「ハーバリウム体験」に挑戦。
ハーバリウムとは、プリザーブドフラワーやドライフラワーなどを専用オイルで浸した“植物標本”みたいなもの。 一度瓶詰してしまえば半永久的に鑑賞できる優れもので贈り物として人気を集めています。
つくるための特別な技術は必要なく、しいてあげれば花を組み合わる色のセンス。とはいえ、これは講師の方が丁寧にサポートしてくれるのでそこはご心配なく。
Photo by Mayumi
今回筆者が手掛けた完成品がこれ(一番右の瓶)。はじめてにしてはなかなか上出来と自画自賛。
部屋に飾れば、雰囲気がパァッと華やかに、運気も上がりそうです。
・名称:Lisの花工房
・住所:茨城県ひたちなか市勝田本町32-22
・地図:
・電話:029-212-3607
・アクセス:JR常磐線勝田駅から徒歩約11分
・公式サイト:https://www.lis-hanakobo.com/