ライター

平日はオフィスワーカー、休日は旅人として、二足のわらじ生活を満喫中の24歳。旅をきっかけに、写真展や雑誌の作成も行っている。 転機は、高校1年生の春に訪れたオーストラリア。自分らしい後悔のない選択を意識するように。旅先では、珈琲 / 建築 / アート を必ずチェックしてしまう!♡

社会人になって2年目の冬。

思い切って1週間の有給休暇を取り、年末年始にアイスランドへ行ってきた。5人の友達と、国道1号線沿いに島を一周して、オーロラを見て、海外で年越しを迎えるというのが私たちのプランだ。

そんな、馴染みのない北の島国だからこその驚きと発見を、旅好きのみんなとここで共有したい。

冬のアイスランドをレンタカーで一周して知ったこと8つを紹介していく。

①兎にも角にも寒すぎる

気温計Photo by Mari Takeda
アイスランドは、北極圏にかかるほど高い緯度に位置する国だ。

旅をするのは年末年始の真冬の時期。もちろん寒さ覚悟の旅だったけれど、それにしても寒すぎる。

天気が良い日は-5~10℃、夜間や風が強いと−20℃近くまで冷え込む。ヒートテックにスウェットにスキーウェアと、かなり着込んで挑んだけれどそれでも足りないくらい冬のアイスランドは寒かった。

特に足元は冷えるので要注意!しっかりとした防寒対策をおすすめしたい。

②首都が小さすぎてびっくり

レイキャビックPhoto by Mari Takeda
アイスランドの首都はレイキャビックという、南に位置する街。

首都といえば、大きくて古めかしい裁判所や広場・オフィスなどがあるイメージ。……だが、レイキャビックにはシンボリックな教会とメインストリートが一本だけ。

コンパクトで可愛い街ではあるが、「首都」のイメージとはかけ離れていて、旅の初っ端から強烈に面食らった。

③肉眼でオーロラを観察できた

オーロラ人生で初めてオーロラが見れた日Photo by Mari Takeda
アイスランドで1番やりたかったことの1つが、オーロラを見ること。

けれども旅人のVlog などを見る限り、アイスランドに来たからといって、必ずしも見えるわけではないらしい。

電気を持った粒(電子や陽子)が太陽から飛んでくると、地球のN極やS極に引き寄せられます。電気を持った粒と空気の粒が当たって、白や赤、緑の光を出します。この現象がオーロラといいます。by 環境省

だからこそ、私たちはオーロラ予報のアプリと睨めっこして、カメラを構える毎日。

「オーロラを見ないと帰れない。」

私たちの強い念が通じたおかげか、結果的に1週間の間に3回も見ることができたのだ!

④氷河に触れたら、大地の偉大さを感じた

氷の洞窟, アイスランドPhoto by Mari Takeda
アイスランドでやりたかったことの2つ目が、氷の洞窟へ行くこと。

訪れた洞窟は、数千年前から降った雪が積もり続けて、蓄積されてできたもの。だからこそ「もしかしたら数千年前の空気かも」とか「数千年前に降った雪かも」と思うとロマンを感じた。

⑤物価高すぎて、自炊スキルが上がった

Bonus flugPhoto by Mari Takeda
アイスランドは、ヨーロッパで1番物価が高いと噂されるほど。実際にスーパーやレストランへ行ってみた感覚としては、物価は日本の約3倍!

コーヒーが1杯1200円、ハンバーガーが1食で6500円……

とてもじゃないけれど、毎回外食というわけにもいかず、スーパーで買い出しをして宿で自炊をするスタイル。

海外のスーパーは案外楽しく、日替わりのシェフを中心に毎日のメニューを工夫するのが、いつしか旅の間のルーティンとなった。

最終日には、むしろ外食するより自炊の方が良いと思うまでになっていた。

ラム肉料理Photo by Airi Haba
そんな私たちの自慢の一品は、ラム肉のステーキとサーモンのクリームパスタ

⑥トイレが少なすぎて泣いた

車内in アイスランドPhoto by Mari Takeda
車旅あるある、トイレのタイミングを間違えると命取り。

とくに、北東エリアは深く入り組んだフィヨルド沿いに道が広がっており、直線距離で見る以上に街と街の距離が遠い。

こまめにトイレは行っておくことをおすすめしたい。

⑦アイスランドの本気は西側

凍った滝Photo by Mari Takeda
アイスランドについて情報収集し始めたら気づくことなのだが、観光地は東側にしかないと思っていないだろうか。

確かに、氷の洞窟やダイアモンドビーチ、間欠泉、ブルーラグーンなど、有名どころは全て南東エリアに固まっている。ツアーもそのエリアのみしか行かないものも多く、西側には何もないと思われがちだ。

アイスランドの道Photo by Mari Takeda
確かに有名な観光地はないのだが、何もないと言うよりはむしろ「当たり前にありすぎている」のだと思う。

カーブを曲がるたびに現れる壮大な山、雪と風が生み出す真っ白な世界、すべてが美しすぎて相殺してしまっているのが西側だった。

アイスランドを語るには、やはり西側も見てほしい。

⑧レイキャビックでの年越しは危険すぎた

アイスランドの夕焼けPhoto by Mari Takeda
車でのアイスランド1周旅も終わり、首都のレイキャビックに帰ってきて年越しを過ごした。

アイスランドでは、31日だけ市民が個人的に花火を上げることが許されている。そのため、年越しの数時間前から街中で花火の音が鳴り響く。

私たちも、22時過ぎから街の中心にある教会の前でスタンバイをすることに。

3・2・1。HAPPY NEW YEAR!

アイスランド年越しPhoto by Yuki Akutsu
年越しの瞬間、360°で花火がこれでもかというほどに打ち上がる。

あちっ!花火の破片が顔に当たるなんてハプニングも(笑)

日本では絶対に味わえない年越しイベントを、地球の反対側で体験できただけで大満足だ。

今しかできない経験を、今しよう!

アイスランドの太陽と車Photo by Mari Takeda
家族にも、友達にも、半ば呆れた様子で見送られた今回の旅。

そりゃそうだ。明らかに大変そうなことをしに行くのだから。

でも、見なきゃ分からないことがある。触れなきゃ感じないことがある。

25年も、今だからこそできる経験に時間を使っていきたい。

ライター

平日はオフィスワーカー、休日は旅人として、二足のわらじ生活を満喫中の24歳。旅をきっかけに、写真展や雑誌の作成も行っている。 転機は、高校1年生の春に訪れたオーストラリア。自分らしい後悔のない選択を意識するように。旅先では、珈琲 / 建築 / アート を必ずチェックしてしまう!♡

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