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ライター
Ayano 旅する女将

外資系CAとして10年間勤務した後、東京の離島、神津島で宿「みんなの別荘ファミリア」をオープンし、奮闘中。 18歳で初めて一人で海外へ行ったのを皮切りに、留学、インターン、世界一周、航空業界と人生が旅に染まっていき、旅人を迎える側になった今でも旅に出るのはやめられない。家族からつけられたあだ名は"飛んでるねぇちゃん"。LAとマカオに居住経験あり。

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スカフィタフェル(Skaftafell )国立公園は1967年に国立公園に指定されました。

アイスランド最大の氷河であるヴァトナヨークトル(Vatnajökull)の全域や、ラキ火山も含まれる広大な国立公園で、氷河と火山というアイスランドの自然の景観美を一度に見ることができます。

巨大で美しい氷河は数々の映画のロケにも使用されていて、映画「インターステラー」では他の惑星としてこの氷河が登場します。

 

またラキ火山噴火した際にできた溶岩原にその上にコケが生えたエルドハルン(Eldhraun) という地域も、溶岩の地形とコケの織りなす独特な景色は、他の風景にはない緑の輝き放っています。

また、スカフタフェルビジターセンターの少し手前に、気になる十字の鉄の塊があります。

 

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これは、1996年のヴェトナヨークル北部の山噴火し、氷河の洪水が起こり、ここに架けられていた橋が破壊された時に残された橋の一部です。

氷河が土砂を押し流す力は、広島の原爆ほどあると言われています。まさに、自然の力がいかに大きいのか感じられますね。

■詳細情報
・名称:スカフタフェル国立公園・ヴェトナヨークトル氷河
・アクセス:キルキュバイヤルクロイストゥルから車で約1時間。(ヴィークからキルキュバイヤルクロイストゥルまで車で約1時間)
*ビジターセンターの他に2つツアー会社のオフィスがあるので、そこで氷河ハイキングの申し込みや問い合わせも可能です。

 

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖

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流氷を間近で見られるのが、ヨークルスアゥルロゥン (Jökulsárlón)氷河湖です。流氷を間近で観察できる水陸両用ボートのツアーや氷の洞窟ツアーの集合場所にもなっています。

最近では安室奈美恵さんの「TSUKI」のミュージックビデオもヨークルスアゥルロゥンで撮影されています。

 

透き通る氷の青さがとても美しく、氷河がゆっくりと流れていく様子はとても幻想的です。また、この辺りでは、運がよければアシカに会うこともできます。

橋を挟んで反対側の砂浜には流れ着いた流氷が打ち寄せられて、こちらにも美しい風景が広がります。こちらの砂浜はガイドブックにも紹介されていないので、穴場絶景ポイントです。

 

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■詳細情報
・名称:ヨークルスアゥルロゥン氷河湖
・アクセス:スカフタフェルビジターセンターから車で約45分。ボートツアー、冬の氷の洞窟ツアーの発着地にもなっています。
*小さいカフェがありwifiも使用可能

 

実際のルートを大公開!

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ここで、よりイメージが湧きやすいように、実際にどう周ったのかご紹介したいと思います。

1日目 ケプラビーク空港到着 シャトルバスでレイキャビクの街へ(レイキャビク泊)
2日目 レイキャビク市内観光 (レイキャビク泊)
3日目 ゴールデンサークル観光 (セルフォス泊)
4日目 セーリャリャントスフォス・スコガフォス・ブラックサンドビーチ (キルキュバイヤルクロイストゥル泊)
5日目 スカフタフェル国立公園 (ヨークルスアゥルロゥン周辺で車内泊)
6日目 ヨークルスアゥルロゥン氷河湖・氷の洞窟ツアー (キルキュバイヤルクロイストゥル泊)
7日目 ケプラビークまで移動 (ケプラビーク泊)
8日目 ケプラビーク空港出発

 

これで大体、総移動距離900キロです。今回は自由に動けるようにレンタカーで周りましたが、運転が不安な方はレイキャビクから様々な場所へオプショナルツアーで参加できますので、ツアーを上手に利用してもいいと思います。

また、特に冬場は路面が凍結しますし、日が暮れると道が真っ暗になるので、運転には細心の注意を払い、スピードを出しすぎないようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?最後まで読んだあなたは今すぐにでもアイスランド南部を周れるはずです!

筆者が訪れたのは11月初旬でしたが、既に日照時間が短くなってきており、曇っている日は午後5時頃には既に暗く、街から離れると、本当に何も見えないくらい真っ暗でした。

 

なので、日があるうちに観光や移動を済ませ、夜はオーロラをゆっくり待ちながら早く休むのが良いと感じました。夏は日が沈まないので、夜であることを忘れて遠くまで行き過ぎてしまうこともあるそうです。

あまり日本では起こらないことですが、季節に合わせて日程を組むことも大切と言えます。有名監督やアーティストを含め、多くの人を惹きつけて止まないアイスランド。これから大人気になるに違いありません!!

All photo by Ayano Okamoto

 

 

 

ライター
Ayano 旅する女将

外資系CAとして10年間勤務した後、東京の離島、神津島で宿「みんなの別荘ファミリア」をオープンし、奮闘中。 18歳で初めて一人で海外へ行ったのを皮切りに、留学、インターン、世界一周、航空業界と人生が旅に染まっていき、旅人を迎える側になった今でも旅に出るのはやめられない。家族からつけられたあだ名は"飛んでるねぇちゃん"。LAとマカオに居住経験あり。

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