沖縄の離島と言えば、石垣島や宮古島などを思い浮かべる人もいると思いますが、飛行機の乗り継ぎが大変だったり、時間がないと行くのが難しかったりしますよね。
しかし、沖縄本島からも日帰りで行ける島がたくさんあります。今回は美ら海水族館から見える「伊江島」の観光場所や魅力を、実際に島暮らしをした私が紹介していきます。
沖縄本島から30分で行ける離島
伊江島は、沖縄本島北部にある本部港から30分程で行ける、周囲22kmほどの小さな島です。人口約5000人程で島の真ん中にそびえ立つ城山(タッチュー)が特徴的です。
日帰りでも行けることから人気があり、毎年GWの時期に行われている伊江島ゆり祭にはたくさんの観光客が訪れています。
海に山に花!自然がたっぷりの伊江島のおすすめ観光スポットや魅力を見ていきたいと思います。
伊江島城山
伊江島のシンボルとも言える城山(ぐすくやま)は、地元の人から「タッチュー」の愛称で親しまれています。標高172.2mで、世界で唯一のオフスクレープ現象(古い岩盤が新しい岩盤の中に潜り込む現象)を持ち合わせている山なのです。
290段程ある階段を駆け上がれば城山の頂上に到達できます。頂上からは島全体を360°見渡すことができ、その眺めは絶景です!
朝日や夕陽スポットとしてもおすすめです。
ニャティヤ洞(千人洞)
戦争時代に防空壕として使われ、1000人近くの人が収容されたことから千人洞と呼ばれるようになったそうです。ハートの形をした岩ごしに見える海もとても綺麗です。
洞窟の中にある力石(ビジル石)があり、子宝に恵まれない女性がその石を持ち上げれたら、子供を授かるという言い伝えがあります。
また、石を持ち上げ軽いと感じたら女の子、重いと感じたら男の子を授かると言われています。この場所は映画「STAR SAND」のロケ地にもなっています。
湧出(わじ)
断崖絶壁の上から眺める海はとても透き通っていて美しいです。天気が良ければ海の向こう側にある、伊是名島を眺めることができます。崖下の海岸からは水が湧き出し、地元の大切な水源になっています。
この水を使って作っている「イエソーダ」も伊江島土産として有名です。
リリーフィールド公園
伊江島の名物とも言える「ゆり祭」は毎年4月下旬からGW頃まで開催されます。約100万輪のテッポウユリが咲き誇り、たくさんの観光客を魅了しています。
海の青さがユリの白さを一層引き立て、その光景はとても美しいです。
伊江ビーチ・GIビーチ
伊江ビーチは島で唯一整備されているビーチです。マリンスポーツをしたり、アクティビティをして楽しむことができます。すぐ隣に青少年旅行村があり、キャンプやBBQをすることもできます。
GIビーチはニャティヤ洞の近くにあり、看板が出ていないので通り過ぎてしまう人も多いですが、白い砂浜と海の青のコントラストがとても美しいビーチです。
伊江島にはビーチと呼ばれている箇所はこの2つしかありません。道路沿いを走っていると、海岸に続く道がいくつかあるので、寄り道をしながらプライベートビーチを見付けてみてください!