用心すぎるぐらいが丁度いいと思いました。トイレに立つ時、就寝時にはバックパックはワイヤーロックやチェーンで固定し持っていかれないようにしましょう(チェーンごと切断されるケースもありますが…)
貴重品などが入ったサブバッグは枕にする、腕に巻きつけるなど肌身離さずに管理することが大切です。スマホは必ずしまうように。
どこで降りるかわからない時
切符にはその目的地の到着時刻が記されています。
その時刻の1時間前にアラームをセットしておくことで寝過ごすことは防げることと思います。maps.meなどのオフラインでも利用できる地図アプリを使うのもいいでしょう。どうしても不安な時は駅員に尋ねるといいかもしれません。
列車に乗っていると現地の方や他の旅行者とコミュニケーションを取る場面が多くあります。中には打ち解けたフリをして油断をさせ睡眠薬入りのお菓子を飲ませ金品を奪い取る事件もごくたまに起きるようです。
あまり人を信用しないのも旅が面白くなくなってしまいますがそういう事案が起きているということは頭の片隅に置いておきましょう。上記で挙げたことを守っていれば大抵のトラブルは防げることと思います。
あえてGNクラスに乗ってみる
私は3時間程度の移動の際はあえて最も安いGNクラスを利用していました。確かに混雑しており非常に疲れますが最もインドの日常を感じることができます。
彼らにとってGNクラスに外国人が乗っていることは珍しい光景のようで座るスペースを空けてくれたり、子供たちと一緒にゲームをしたり、食事を分けてもらったりしてとても良くおもてなしをされました。
一度はGNクラスに挑戦するのもいい経験になることと思います。
世界遺産の鉄道に乗ってみる
インドの鉄道の中で山岳部を走るダージリン・ヒマラヤ鉄道、ニルギリ山岳鉄道、カールカー・シムラー鉄道が「インドの山岳鉄道群」として世界文化遺産として登録されており、初期の山岳鉄道の面影を今に伝える重要な路線であると評価されています。
私が乗ったダージリン・ヒマラヤ鉄道は別名トイトレインと称され、山岳地帯をゆっくり進んでいくのんびりした路線で遠くにはヒマラヤ山脈を一望できる贅沢な列車です。
手を伸ばせば洗濯物に届きそうなくらい線路と軒先との距離が近くインド人の生活を間近に垣間見ることができます。
まとめ
長々と書いてきましたが、最低限の防犯意識を忘れずに持っていれば案外快適に移動できます。
最初は私も不安でしたが、インド人は悪い人ばかりではありません。むしろ親切で人間味がある人ばかりです。少しの警戒と度胸でインド旅は楽しい思い出となることでしょう。
また、インド旅をする上で鉄道に乗ることはインドの魅力を感じられる一つの手段だと私は思います。駅のホームの雑踏、大声を上げながらチャイを売る老人、サリーを纏って大きな荷物を抱えた女性、明らかに定員オーバーの車内、それぞれがインドらしさを表しています。
インド人にとって切っても切り離せない鉄道をあなたも体験してみませんか。