編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

こんにちは!今回は、”旅がしたい”けれど、不安で一歩を踏み出せない人達を支援する為、20歳の時会社の前身である旅人育成団体を立ち上げ、2013年に大学生ながらも旅人育成会社として起業した石田拓人さんにお話を伺いました。

 

旅に出たきっかけは何ですか?

大学生って「何かしたい」。でもその”何か”がわからない。と、謂わば人生探しを始める時期があると思う。僕はそれが大学1回生のときに来た。

そのとき、たまたま先輩に連れて行ってもらったのがミキハウスの木村社長の講演会。その講演会の中で自転車で世界一周した坂本達さんの存在を知った。

 

この時は旅には全く興味がなかったんだけど、『坂本達』という人物が気になって坂本さんの講演会に行った。講演会では世界一周中の旅の話が中心だった。僕にとってはその講演会の中だけでも今まで知らなかった世界が多すぎた。

今まで興味すらなかった旅だったけど、話を聞いてみて自分の知らない世界の多さ、つまり自分の知っている世界の狭さを認識したのがキッカケで、自分の世界観・価値観を広げたいと思い、海外へ行くことにした。

 

旅に出て感じたことは何かありますか?

石田拓人1
初めての海外はタイ。ここで感じたことが旅にハマるキッカケになった。旅に出るまで自分には、それまでの19年間で積み上げてきた自分の価値観というものに自信を持っていたつもりだった。

だけど、現地に降り立った瞬間、19年分の価値観は一瞬で崩壊した。自分の『当たり前』や『常識』などは通用しなかった。今までの人生を否定された気分になった。それでも自分には19年分の価値観に対する”プライド”があって、どうにか守りたい気持ちを胸に旅を続けた。しかし、どこに行っても僕の価値観は崩壊し続けた。

 

自分の価値観が崩れてしまったこは悲しかったけど、いま崩れたのは自分が勝手に決めつけてた”価値観の枠”だって気付いた。だから、この感覚は価値観が広がった証拠で、自分は成長してるんだって実感した。

まんまと価値観が崩壊するその感覚にハマってしまった僕は、たった1カ国でここまで価値観が変わったのなら、もっといろんな国へ旅すれば、もっともっと自分の枠が広がって成長できるって確信した。これをキッカケに『旅』にハマっていった。

 

旅のスケジュールは決めますか?

計画は立てない。そのときの気分、目の前の出会いに旅の進路を任せている。迷ったら、自分のワクワクする方を優先する。

 

親とか周囲の反応はどうでしたか?

家族からは最初の方は「危ないから、気を付けて」と、心配する声もありました。

でも、初めは心配していた家族も旅を続けるにつれて、いくら止めても行ってしまう僕の性格と結局無事に帰ってくる姿を見て、徐々に対応も変わってきて、理解してくれるようになった。今では親が一番の応援者になっています。

 

旅中にハプニングとかはありましたか?

ハプニングと思わないから、あまり印象にない。ハプニング=旅だと思うから、むしろハプニング来たーって感じです。命に関わることは起こったことはないかな。

 

旅中感動したことはありますか?

 

石田拓人4

ありすぎてわかんない。旅中の全ての出会いにおいて、自分の必要なタイミングで巡り合っていることに感動する。自分に必要なことが、自分が求めているタイミングで起こったなー、と後から気づいたときに感動します。

あのタイミングで出会ったから今があるなと、つくづく感動しながら旅をしています。

 

今やりたいことはなんですか?

「田舎に移り住み、農業や自家発電をして最低でも自分と大切な人が幸せに生きていけるような自給自足のライフスタイルを確立すること。っていうと、旅と全く関係ない気もするけど、自分の中では旅の活動を将来的にリンクさせようと思っている部分があります。

それはひとりひとりの「幸せ」と「生きる」について。そのためにはあまり若者が興味のない『政治』っていう部分も大切になってくる。

でも、全く関心のない人に難しい話をしても逆効果で、どんな話しであってもその人に響くタイミングや言葉、伝える人がかなり重要だと思う。

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