都市遺跡サーマッラー
イスラム教シーア派の聖地サーマッラーは、836年にアッバース朝の首都となった都市です。かつてここにあったアスカリ廟は7万2000枚にも及ぶ黄金タイルが張られた巨大なドームと、二つの黄金ミナレットを持ったイスラム世界最大級の建築物でしたが、スンニ派過激派組織によって破壊されました。2007年より世界文化遺産に登録されています。
ハトラ
イラクの北側に広がる砂漠地帯に栄えた交易都市ハトラは、円形の一風変わった都市を形成していました。ギリシア人に支配されていた歴史から、ギリシア式とメソポタミア様式の神殿が混在して見られます。
また、ローマ帝国の攻撃に備えて築かれた要塞もあります。20世紀に遺跡が発見され、当時の暮らしを今に伝える貴重な世界遺産となりました。
まとめ
いかがだったでしょうか。いつの日か、イラクの情勢が落ち着いて安全に旅をできる日がきますように。祈りを込めて、結びとさせていただきます。