展勝地さくら祭り(北上)
みちのく三大桜名所の一つで4月半ばから5月上旬にかけておこなわれるさくら祭り。
2キロにわたる150種類の桜並木のほか、北上川上空を鯉のぼりの大群が揺らめきます。昼間は青空のもと春を存分に感じられる景観ですが、夜間は表情をガラリと変えライトアップされたムード漂う桜の木だけが主役となります。時には大道芸も披露されるのですが、私には幼い頃に驚いて泣いてしまった苦い思い出があります。
小岩井農場まきば園(雫石)
photo by pixta
小岩井ブランドといえばこちらの農場。四季折々の楽しみ方が豊富で人気のスポットです。天気の良い日は乗馬体験するもよし、羽目を外して水上ハムスターを楽しむもよしです。
特にオススメしたいのが冬の農場。例年2月上旬に開催のいわて雪まつりでは、人気キャラクターをモチーフにした大雪像や巨大迷路、巨大滑り台が設置され雪国を思う存分お楽しみいただけます(今年は降雪量が少なく一部コンテンツの制作は中止とのこと)
かまくらのなかでこたつを囲んで食べる農場産のラム肉や甘酒、レストランで食べられるふわとろのオムライスは絶品。夜間は膝がピリピリするほど冷えるので、寒さ対策はマストです。
遠野ふるさと村(遠野)
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こちらも様々なテレビ撮影に多く利用されるロケ地の一つ。村内は小川や水車小屋の再現はもちろん、江戸中期から明治中期にかけて造られた茅葺屋根の曲り家をそのままの形で移築したそう。
そば打ちや陶芸が体験出来るなか、一番人気はなんといっても昔話。遠野は「かっぱ淵」や「続石」など遠野物語にまつわる観光スポットが数多くあります。昔話をきいてから出かけてみるとさらに楽しめそうですね。
南部美人
二戸市の地酒「南部美人」は米所の岩手を語る上で欠かせません。二戸市にある本社では通年「酒蔵見学」と11月から3月の冬季限定で「新酒の仕込み」が無料で体験できます。
日本酒が完成するまで様々な工程がありますが、そこに生産者のこだわりを感じるとますます虜になってしまうのが日本酒の世界のおもしろさですね。また、市内では「座敷わらしに会える宿」として全国的に有名な「金田一温泉郷・緑風荘」が現在再建中で、今年の5月に待望のオープン予定だそうです。
安比高原ウェディング
北日本最大級のリゾート地安比高原は、ウインターシーズンはスキー場として全21コースとかなりのビックスケール。恵まれた自然環境が生むパウダースノー「アスピリンスノー」が降り積もったゲレンデの滑り心地は最高です。
実は、オールシーズン「高原ウェディング」をお楽しみいただけるのをご存知ですか?主に4月から8月の期間に利用される方が多く、公式サイトでは挙式中のフォトギャラリーや挙式プランをご覧いただけます。緑と花々に囲まれた高原で、自然を生かした特別な結婚式はいかがでしょうか。
釜石大観音
釜石大観音は、高釜石市大平町鎌崎半島に立つ白亜の魚藍観音像です。高さは48.5mあり、内部は13階に分かれ、拝殿、三十三観音安置室などのある1~3階を経て、4~10階は七福神胎内めぐり、12~13階は観音様の抱く魚の上に出る魚籃展望台になっています。
展望台では太平洋の雄大なパノラマ風景を楽しむことができますよ。
SL銀河
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」で主人公が乗った銀河鉄道をモチーフにした「SL銀河」は、東北の復興支援と地域の活性化を目的とし、釜石線・花巻~釜石間で運行しています。
民話の故郷・遠野ののどかな田園風景を眺めながら、ゆっくりと汽車の旅を楽しむことができます。
宮沢賢治記念館
世代を超えて最も愛されている作家のひとり「宮沢賢治」。岩手県の花巻は宮沢賢治生誕の地として知られており、賢治作品の題材になった場所など、賢治にまつわるスポットがたくさんあります。
特にここ宮沢賢治記念館では、詩や童話、教育、農業、科学と多彩な活動を繰り広げた賢治の世界に親しんでもらうための施設で、非常に人気のスポットです。
大沢温泉
岩手県花巻市の花巻南温泉郷に位置する大沢温泉は、宮沢賢治、高村光太郎らの文人もよく利用したという温泉街で、日帰り入浴も可能な場所もあるのでおすすめです!四季折々の風情を感じられる温泉で、ゆっくりと疲れを癒してみてはいかがでしょうか?
まとめ
自然に囲まれた岩手県の観光地は季節によって様々な表情を見せてくれるものばかりでしたね。気になるスポットはありましたか?県外からお越しの方はもちろんですが、県民のみなさんも新しい岩手の魅力を見つけられたのではないでしょうか。
県内を観光される際は、何と言っても車での移動が必須!バスやタクシーも便利ですが、レンタカーを予約してゆったりとドライブなんていかがでしょうか。道に迷ったりお土産選びに悩んだら地元の方にきいてみてください、優しく教えてくれますよ。