ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

江ノ島観光といえば江島神社が有名ですが、ユニークな観光スポットは他にもあります。。江ノ島の裏側に位置する「岩屋洞窟」はパワースポットとしても知られており、ダイナミックな自然の姿を見ることができる興味深い場所なんです。

今回は江ノ島観光でぜひ訪れてほしい、岩屋洞窟についてご紹介します。

横浜から約45分で江ノ島へ


photo by Abe saxophone

江ノ島へは小田急線の片瀬江ノ島駅、江ノ島電鉄の江ノ島駅、湘南モノレールの湘南江の島駅からアクセスが可能。人気の観光エリアということもあり、平日も観光客の姿を多く見かけます。

それぞれの駅から江ノ島までは、弁天橋を歩いて渡って約15〜23分ほど。夏は日差しも強く暑さをダイレクトに感じますので、熱中症に注意してください。

岩屋まで短時間で行ける「べんてん丸」


photo by Abe saxophone

弁天橋の途中には、岩屋まで5分ほどですぐ到着できる遊覧船「べんてん丸」の乗り場があります。岩屋があるのは島の一番奥のエリアなので、歩いて向かうと時間がかかってしまいます。岩屋のみを目的として江ノ島を訪れた場合は、時間短縮のためにもべんてん丸を利用するのがおすすめです。

ただ、江ノ島を初めて訪れる方や江島神社をきちんと見て回りたい人は、このフェリー乗り場をスルーして弁天橋を渡りましょう。こちらについてはのちほど説明します。


photo by Abe saxophone

べんてん丸の料金は大人400円。タイムスケジュールは定められておらず、ある程度人が集まったら出発しているようです。天気の悪い日や波が高い日は欠航になる場合もありますので、注意してください。


photo by Abe saxophone

実際に乗ってみると、肌に感じる風が気持ちいい!海から江ノ島を見ることもなかなかないので、新鮮な気持ちです。操縦するおじちゃんの姿も、なんだかかっこよく見えます。


photo by Abe saxophone

天気がいい日には、富士山まで見えるそうです。船からは江ノ島のシンボル、シーキャンドルもよく見えます。5分ほど船に揺られていると、あっという間に岩屋の入り口まで到着しました。

龍神伝説が残る江ノ島・岩屋


photo by Abe saxophone

江ノ島の岩屋洞窟は、長年の波の侵食によってできた海食洞窟。奥行152mの第1岩屋と、奥行56mの第2岩屋があります。

ちなみに第1岩屋は富士山の麓の洞窟に通じているといわれており、富士山の洞窟の鳴沢氷穴公式サイトにも、「鳴沢氷穴の洞窟穴が江ノ島までつながっている」との記載がありました。信ぴょう性は不明ですが、なんだかロマンを感じる伝説ですね。


photo by Abe saxophone

この日は第1岩屋が閉鎖中だったので、第2岩屋に入ってみました。写真のように中は暗く、ゴツゴツとした岩肌がライトアップされています。暑い日でしたが、洞窟内はひんやりとした空気。ほかの江ノ島の観光スポットとは違い、まるでアトラクションのような雰囲気です。

昔、弘法大師や日蓮上人が修行したと言われており、源頼朝も戦いの勝利祈願のために訪れたことがあるのだとか。


photo by Abe saxophone

ここで、江ノ島を語るには欠かせない「龍神伝説」をご紹介します。

島が誕生する前から「五頭龍」という龍が棲みつき、悪さを繰り返して人々を苦しませていたそうです。海底が爆発し、江ノ島が誕生すると空から天女が舞い降ります。天女に惹かれた龍は結婚を申し込みますが、素行の悪さから天女は申し入れを拒否。

その後、龍は改心して善行を尽くしたことから、天女と結婚することができました。天女は江島神社に、龍は龍口明神に祀られています。


photo by pixta

第二岩屋の洞窟内にも、龍のオブジェを見ることができます。


photo by Abe saxophone

土地に伝わる伝説を知ると、より江ノ島の観光を楽しめるのではないでしょうか?ぜひスポットをまわりながら、その場所にまつわる歴史を学んでみてくださいね。

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高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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