飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群 奈良県
奈良県の橿原市、桜井市、明日香村の3市町村にあったとされる6~7世紀に繁栄した飛鳥時代の史跡や名称28件から構成される世界遺産候補地です。
かつて、東アジアとの交流が盛んで、日本としての文化が誕生する歴史が刻まれた場所として重要な価値があるとされ、世界遺産候補地に指定されています。
主な資産としては、キトラ古墳、石舞台古墳、高松塚古墳、飛鳥京跡苑池、藤原宮跡等が指定されています。
■交通アクセス
明日香村
近鉄あべの橋駅から「吉野行」に乗車。飛鳥駅下車。
北海道・北東北を中心とした 北海道
北海道、青森件、岩手県、秋田県などの一帯にある18の遺跡によって構成される考古学的遺跡群であり、それらの遺跡は縄文時代に栄えた集落の遺跡として知られています。
世界遺産候補地の理由としては、狩猟・採集・漁労を基盤として定住を達成した顕著な見本であり、自然と共生した人類と環境との交渉を示す顕著な見本として推進しています。
古代日本列島において1万年以上にもわたって継続されてきた独特の先史文化であると言えます。
宗像・沖ノ島と関連遺産群 福岡県
福岡県宗像市の沖ノ島を中心に宗像神社や福津市の新原・奴山古墳群などの5つの資産で構成されたいます。
古墳時代から平安時代にかけて、航海安全などを願い、多くの装飾品を用いた祭りなどが行われていたことから世界遺産候補地となりました。沖ノ島は女人禁制の秘島で有名な島でもあります。
■交通アクセス
JR東郷駅から西鉄バスで約10分。「宗像大社前」バス停下車。
JR東郷駅からタクシーで約10分。
平泉 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群の拡張 岩手県
金色堂で有名な中尊寺をはじめとする5つの資産で構成されている遺跡群です。平泉の浄土庭園は、アジアからもたらされた作庭概念との交流が伺えます。
その後の仏堂・庭園に影響を与えた事、平安時代末期約100年に渡り、独自に発展させた仏教寺院・浄土庭園は現世における浄土を具現化したものであり、その文化が現在に息づいているという事で2011年に世界遺産に登録されました。
ですが、当時同時に申請していた骨寺村荘園遺跡をはじめとする5つの資産は浄土思想と直接的な関連性がないとして、世界遺産から除外されていましたが、現在拡張登録に向けて進めています。
■交通アクセス
骨寺村荘園遺跡
車:一ノ関駅より 30分、一関ICより 20分、厳美渓より 10分、平泉より 30分
国立西洋美術館本館 東京都
国立西洋美術館を含む、ル・コルビュジエの建築作品として、フランスを始め7カ国との共同で世界遺産に推薦することになっています。
国立西洋美術館は、ル・コルビュジエが日本に残した唯一の建築作品であり、ル・コルビュジエ作品のアジアへの影響を与えた証であるとともに、国立西洋美術館がアジアに与えた影響も多いとして、世界遺産候補とされました。
■交通アクセス
JR上野駅下車(公園口出口)徒歩1分
京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅下車 徒歩8分
どの世界遺産候補地に行ってみたい?
さて、10カ所ほど世界遺産候補地をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?どれも将来的には世界遺産認定される可能性が高いですので、認定される前に楽しんでみてはいかがでしょうか?