海外旅行中、観光地で日本語が聞こえると、何だか心が安心した経験をしたことがありませんか?
世界一周一人旅で、なおかつ英語が話せない、聞き取りもできない私にとって日本語が聞こえると、ついつい話しかけたくなってしまいます。
そんな旅行中、困ったときに日本人に助けられた出来事をご紹介します。
こんなところに日本人
photo by sakai ayaka
ヨーロッパのオーストリアでの出来事でした。音楽の都と言われる首都ウィーンで夜からオーケストラのコンサートを見に行こうと、コンサート会場へ向かっていた時の出来事でした。
ヨーロッパの道は、大きい通りだと分かりやすいのですが、一本狭い道に入ってしまうと、とても分かりずらいので少し遠回りでもなるべく大きい通りを選んで移動をしていました。
一生懸命地図を片手に歩きながら、2つ目を左に曲がってここにあるはず!と思った先には、洋服屋がありました。
携帯のナビも使えないし、人がほとんど通らない道だったので、どうしようと困っていたら、遠くから日本人の様なご夫婦が歩いてきたのです。
もし日本人だったらラッキーだなと、話す言葉を少し離れた場所から聞いていると、嬉しいことに日本語を喋っていました。
すぐに駆け寄り場所を聞くと、一緒に会場まで案内してくれました。
ほとんど人が通らない道で日本人に会えた事さえ幸運な事ですが、なんと苗字も漢字も一緒だったのです。
思わず運命を感じてしまいました。おかげで、コンサートの開演時間に間に合いました。
前に並んでいた人は日本人
photo by sakai ayaka
台湾の台北で、千と千尋の神隠しのモデルと言われる九份に向かおうとバスの列に並んでいた時の出来事でした。
バスに並んでいると「九份に行くならタクシーの方が安いよ」と勧誘のおじさんがやってきました。
行く前にガイドブックで、勧誘の人が声をかけてくるという事を見たので焦りはしませんでしたが、断っても何度も声をかけてくるのです。
思わず日本語で「しつこいな~」と言ってしまいました。そうしたら、たまたま前に並んでいたご夫婦が日本人で、私が日本人だということに気づき、現地の言葉で勧誘を断ってくれました。
行き先も同じだったので、降りる時も「ここが九份だよ」と教えてくれて、世界一周をしていると伝えると「気をつけて楽しんで来てね」と優しい笑顔で見送って下さいました。
話した時間は少しでしたが、世界一周一ヶ国目の不安の中だったのでとても元気がでました。
日本のお米だ!
photo by sakai ayaka
日本を出発して約1ヶ月たってくると、旅に慣れてきて余裕が出てくるとともに、ホームシックになりました。
友達ともほとんど連絡が取れないし、一番辛かったのは食べ物でした。
食べ物の中で一番好きな物の白米がなくて、毎日パン・サラダ・スープ・フルーツという食事だったのでお腹が満たされませんでした。