日本の様な美味しいお米がないことは分かってはいたけど、あまり食に興味がない私が食に悩まされるとは思いませんでした。
そんなホームシックの気分の中、日本語の現地ツアーに参加していると、女子一人ということもあって、周りの人がたくさん話しかけてくれました。
そのおかげでとても元気が出て、いつの間にかホームシックは消えていました。
皆と仲良くなり、ツアーの最後には、「自分達は明日、日本に帰るから日本から持ってきたこれあげるよ。世界一周気を付けて」とたくさんのお菓子と、レンジで出来るお米を頂きました。
日本から持参していたふりかけを、ここぞとばかりにたくさんかけてお米を食べました。
その時食べたお米は、今まで食べた中で一番美味しかったです。
サンティアゴの空港で日本人
photo by sakai ayaka
サンティアゴの空港で飛行機の搭乗を待っていた時の出来事でした。
寒い冬の時期、南米に来る日本人観光客はほとんど居なく、チリのサンティアゴからボリビアの最大の町ラパスに向かう飛行機を待っている人で、見渡す限りアジア人はいませんでした。
アメリカやヨーロッパなどでは、日本人が数人居るのですがサンティアゴにいないのでとっても不安になっていました。
そんな中、一人で音楽を聴いていると、隣に座って来た人が「日本人ですか」と日本語で話しかけてきてくれたのです。
その方は、ボリビアでボランティアの仕事をしているので現地の言葉(スペイン語)はペラペラでした。
お話しをしていると、何やら周りがざわめき出したのです。何かと思うと、飛行機が2時間も遅れるというのです。
その説明も、スペイン語しか流れず英語しか分からない人が必至に周りの人に聞いていました。
一人の日本人が居てくれたおかげで理解することができましたが、もし私一人だけだったらスペイン語も英語も分からず、何が起きたのか理解出来なかったのだと考えると、ぞっとしました。
日本から遠く離れた地、しかも同じ時間の飛行機に乗る日本人が居て、本当に幸運なことでした。
そして、二人とも無事にラパスに到着することが出来ました。
photo by sakai ayaka
まとめ
以上、世界一周中日本人に助けられた出来事でした。
旅行中、私は幸運なことにたくさんの日本人に会い助けていただきましたが、同じ世界一周している旅人でも日本人にほとんど会わない人も居たので、本当に幸運でした。
日本国内の日常生活ではあまり触れられない日本人の優しさにたくさん触れられて、日本人がさらに大好きになった世界一周旅行でした。