ライター
清澤 一輝 クリエイター

学生時代にバックパックひとつで、世界を西回りにぐるりと一周。日本にいた頃は英語も喋れず、今まで”ひとり旅”もしたことがなく「世界一周」がはじめてのひとり旅。人生において1番大切なことは「行動」し、「経験」することだと信じている経験主義者。好きな飲み物はチャイ。

東マレー・マレー半島縦断!

photo by Kazuki Kiyosawa

日本の夏を2週間楽しんで、僕は再び東南アジアに戻りました。今年の3月にも1度訪れているマレーシア・ボルネオ島です。

今回の旅で、マレーシアは合計3週間ほど滞在したけれど、思い出深いひとつの出来事が、コタキナバルで久々にしたホームステイです。

 

photo by Kazuki Kiyosawa

コタキナバルから、ボートでマムテップ島へ行くためにフェリー乗り場へ行くと、その日の出航便は全て出てしまっていると言われました。困っていると、

「ボートを一緒にシェアしないか?」と声を掛けてきた若い夫婦がいました。

 

photo by Kazuki Kiyosawa

彼はエジプト人のハゼム。マレーシア人の奥さんと結婚し、今はここ、コタキナバルに住み、フォトグラファーをしています。

エジプトは3週間ほど滞在したことがあったので、その話をすると、とても盛り上がりました。僕はダハブでアドヴァンスのライセンスを取ったり、カイロ大学で日本語を勉強しに授業に潜り込んだりと、盛り上がるネタをたくさん持っていました。

 

「世界一周した」その響きは、一見“ただ”凄いように聞こえますが、先ほども述べましたが、その旅の中身の方が何倍も価値があって、自分の中にある多くの経験が、人生をより豊かにしてくれるのです。

マムテップ島でドローンを飛ばしていると、フォトグラファーのハゼムは僕の活動に興味津々。「もし良ければ、明日からウチにおいでよ!」と。完全に「旅行」が「旅」に変わった瞬間でした。もちろん回答は「YES」。

 

photo by Kazuki Kiyosawa

やっぱり“言葉に出来ない/人間の力じゃん説明できない”「引き寄せの法則」というものがこの宇宙には存在して、全ての出来事は自分のために起こる。

そんなことを脳裏によぎらせます。この感覚はバックパッカーとして、世界一周をしていた頃といっしょで、いつまでもこの感覚を忘れないように、大切にしていきたいです。

 

photo by Kazuki Kiyosawa

ハゼムは、ローカルならではの場所や食べ物を教えてくれました。現地の生活に溶け込む。すると、また違った角度で旅を楽しむことができます。僕は、そんな違った角度の旅が大好きです。

 

「旅」をライフスタイルの中心に置く

photo by Kazuki Kiyosawa

「世界一周」を終えれば、自分の中のモヤモヤがなくなって、全て満足するかと思っていました。「世界一周」それは、ゴールでもなんでもなくて、再びスタートラインに立つことでした。

僕の旅のテーマは「自分らしく生きること」。自分が何者で、何が好きで、どこへ向かって、たった1度の人生をどんな風に描いていきたいか。新しいものに触れ自問自答の日々。毎日、自分と向き合いアップデートを繰り返す内容でした。

1年の旅を終え、日本に帰ってくると、自分と世の中の間にある摩擦に再び違和感を感じ、世界一周する以前よりもモヤモヤが膨れ上がっていきました。

 

photo by Kazuki Kiyosawa

せっかく「自分」という人間を理解し始めたのに、就職活動では再び自分を殺す。その違和感の先に、自分は「この仕事が本当にしたいのか?」「情熱をもって取り組めるのか?」なんて、満員電車の窓に映る自分の目は、輝きを失っていました。

「とりあえず、やってみよう。」旅の最中、幾度となく口にしていた言葉を口に出してみると、僕は再び自由になっていました。

 

「自分らしく生きる」このスタイルを1秒でも長くするためには、再び旅をライフスタイルの中心に置くしかない。そこから、試行錯誤を繰り返し、自分というオリジナルを高めていきました。

だって自分の感性は、この世にたったひとつしかないし、それを大切に出来ない自分は嫌だなと感じたからです。

 

photo by Kazuki Kiyosawa

この先に、どんなミライが待っているかはハッキリ言って分からないけど、ひとつだけ間違えなく言えることがあります。「どんなミライが待っているかな」と受け身になるのではなく、「どんなミライが創れるかな」と主体的に動く。

それだけで、自分の人生をフル回転させることが出来ます。僕は、もう少しだけ「未完成」のまま旅を続けていきたいと思っています。

 

今年も最高の夏でした!

 

いかがだったでしょうか。この、まるでニトロな日常。旅する編集部には、僕以外にもクレイジーなメンバーがいます。

ぜひ他の編集部のライフスタイルの覗いて、人生の自由度を感じてみてください!僕の旅はまだまだ続きます!

ライター
清澤 一輝 クリエイター

学生時代にバックパックひとつで、世界を西回りにぐるりと一周。日本にいた頃は英語も喋れず、今まで”ひとり旅”もしたことがなく「世界一周」がはじめてのひとり旅。人生において1番大切なことは「行動」し、「経験」することだと信じている経験主義者。好きな飲み物はチャイ。

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