ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

ここは必ず訪れて欲しいスポット チェルノブイリ博物館

PC012161

photo by 新田浩之

1986年4月23日1時23分、多くの人々の運命を狂わした大事故が起きました。それが「チェルノブイリ原子力発電所事故」。チェルノブイリ博物館では事故の様子や被害の状況が学べます。

館内に入ると、ズラッと町の看板があります。これは事故によって廃村になった村々です。これを見るだけで胸が締め付けられます。最初のブースでは当時の新聞が展示されています。新聞を見ると「事故は大したこない、大丈夫」という当時のソ連政府の姿勢が読み取れます。

別のコーナーに行くと、ソビエト連邦構成共和国の旗が並んでいます。実は、チェルノブイリの事故処理にあたっては、各地から多くの人々が集められました。もちろん、その人々が亡くなったことは言うまでもありません。いろいろと考えさせられる博物館です。

■詳細情報
・名称:チェルノブイリ博物館
・住所:Khoryva Ln, 1, Kiev, ウクライナ
・アクセス:地下鉄コンストラクトヴァ・プローシチャ駅下車
・営業時間:10:00~17:30(土曜日は16時30分まで)
・定休日:日曜日、最終月曜日
・電話番号:44 -417-5422
・料金:10グリブナ
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://chornobylmuseum.kiev.ua/uk/main

 

ウクライナの文化・風俗が学べるスポット 民族建築と生活博物館

PC042200

photo by 新田浩之

今度はキエフ郊外にある野外博物館をご紹介しましょう。「民族建築と生活博物館」にはウクライナ各地の建造物が屋外展示されています。とにかく敷地が広いので一日で全てを回るのは不可能。弁当を持っていきピクニック気分で訪れることをオススメします。

園内には多くの歴史的な建造物があり、なかなか興味深いです。日本の建物と似ているようで異なります。また、地域ごとに建築様式が異なることもおもしろいです。

例えば、西部の建築では木材が使われています。白の漆喰が目立つのは中部の建物。南部は海風を防ぐ目的でしょうか、石造りの建物が目立ちます。夏には各種イベントが行われます。ぜひ、夏の週末に訪れましょう。

■詳細情報
・名称:民族建築と生活博物館
・住所:Pyrohiv, Kiev, ウクライナ
・アクセス:地下鉄リビトスカからマルシュルートカ(小型バス)
・営業時間:10:00~17:00
・定休日:無休
・電話番号:526-2416
・料金:30グリブナ
・所要時間:1日
・オススメの時期:夏の週末
・公式サイトURL:http://pyrohiv.com.ua/

 

迫力満点 キエフの地下鉄

9850444106_d321a6c76d_k

photo by calflier001

キエフの地下鉄を紹介します。「なんで地下鉄なの」と思われる方も多いでしょう。しかし、高速のエスカレーター、豪華絢爛なホーム、轟音を立てながら猛スピードで走る地下鉄…キエフの地下鉄にはあなたを驚かす要素が盛りだくさんなのです。

キエフの地下鉄は全部で3つの路線があります。観光でも一番オススメの交通手段が地下鉄。速くて確実に目的地に到着できるからです。まず、駅の深さに驚かれることでしょう。旧ソビエト連邦の地下鉄の駅は「防空壕」としての役割も果たしています。

ホームはシャンデリアがあり、美しいモザイク画があります。まるで地下鉄の駅が博物館のようです。ただ、地下鉄での写真には注意。最近はスリが多いので、あまり写真をパシャパシャ撮るのは控えましょう。

 

聖アンドリーイ教会

エメラルドグリーンの外壁が美しい聖アンドリーイ教会は、イタリア人の建築家バルトロメオ・ラストレッリによって、1747~54年ごろに建てられました。キエフの中心部に位置しているので、他の観光スポットと合わせて気軽に訪れることができます。

■詳細情報
・名称:聖アンドリーイ教会
・住所:Andriivs’kyi descent, 23, Kiev, Wales
・公式サイトURL:http://andriyivska-tserkva.kiev.ua

 

cafe Vagabond

ポジール地区にあるオシャレなカフェ Vagabond。リーズナブルでおいしいコーヒーはもちろん、特におすすめなのが手作りスイーツです。夏は道端に席を出しているので、キエフの爽やかな風を感じながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。

■詳細情報
・名称:cafe Vagabond
・住所:Hryhoriya Skovorody St, 7, Kyiv
・公式サイトURL:https://www.facebook.com/vagabondvintagecoffeecorner/?ref=br_rs

 

harms

キエフのヒップな若者が集うカフェといえばここ!harmsは、ゆったりとしたスペースとセンスの良いインテリアが魅力的なブックカフェです。店内の棚や壁にはアートやデザイン関係の雑誌や本が置かれており、自由に閲覧することができます。地元の若者からも人気が高いので、カフェ好きな方におすすめです。

■詳細情報
・名称:harms
・住所:Володимирська 45а 01034 Kyiv, Ukraine
・アクセス:地下鉄「Zoloti Vorota」駅からすぐ
・公式サイトURL:http://xar.ms

 

まとめ

いかがでしたか。キエフは京都のように教会や歴史的建造物が多い街です。少しでも歴史を知っていると、なかなか興味深い街です。ぜひ、キエフまで足を伸ばしてください。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

RELATED

関連記事