キリバスの海
ライター
珍国の女王 旅行会社経営

旅行会社経営。業界歴は24年。日本人があまり行かないような珍しい国や地域が専門。現在の訪問国は107カ国。特にアフリカに強い。著者、珍国の女王を2016年に出版。複数の地元メディアで旅コラムを担当している。

キリバスの物価

物価は決して安くありません。地元のスーパーは輸入品が多く品物によっては日本より高いです。また果物や野菜も島では育たないため、輸入品ばかりで割高です。

オレンジやリンゴは1個200~300円。野菜は安いものでも500円前後します。ちなみに私が飲みたいと探しまくって買ったアイスコーヒーは、250mlの缶で400円くらいしました。地元のレストランも500~1,000円はします。

 

キリバスの美味しかった料理や食べ物

JICAの駐在員の方に教えて頂いたGeorge Hotelのレストランのラーメンスープは、日本の味を思い出させてくれました。また定宿のウチレレイ・モーテルのレストランのチキンがたくさん入ったタイ・カレーとシーフードチャウダーは美味!

 

キリバスのエンターテイメントやアクティビティ

キリバスの離島

photo by 珍国の女王

キリバスの海は本当に美しいです。ただ民家沿いの海辺はNG。地元の人のトイレも兼ねているため、清潔とは言えないところも多いです。お勧めは断然離島。タラワからボートで約1時間のビケタワ島は最高です。アレンジで2~3島巡りも可能です。

キリバスの海

photo by 珍国の女王

ホテルでランチ用にサンドイッチや果物を用意してもらい、私がどうしても飲みたいと探し求め3軒目のスーパーで手に入れたアイスコーヒーは、サイモンさんが氷入りのクーラーボックスでちゃんと冷やしてくれました。

キリバスの海にかかる虹

photo by 珍国の女王

それらをボートに積んで、エメラルドグリーン、濃いブルー、水色と移り変わる海の色を見ながら離島へ。雨上がりには大きな虹が架かることもあり、ドラマティックで穏やかな時間が過ごせます。

 

キリバスのナイトライフ

残念ながら私はナイトクラブへ行く機会はありませんでしたが、JICA駐在員の方からの情報によると、お酒が飲めるナイトクラブが何件かあるそうです。

夜はいつもホテルのレストランで、オーストラリアの輸入ビールを飲みながらゆっくりした時間を満喫しています。

 

キリバスのお土産

キリバスのローカルマーケット

photo by 珍国の女王

キリバスの代表的なお土産は、郵便局で手に入る切手です。きれいなデザインや珍しいデザインも多く、その切手を貼って家族や友人にエアメールを出すと喜ばれます。

あとは、貝殻の加工品やパンダナスという植物の葉で編んだお土産品があります。個人的にはスーパーなどに売っているパレオや、敷物として使える色とりどりの布製品が好きです。

 

キリバスのビザ

日本人であれば、30日以内の滞在はビザは不要。ただし入国審査の時に、キリバスを出国する飛行機のEチケットの提示を求められます。私の場合は次の訪問国がフィジーだったため、フィジー行きのEチケットを提示しました。

 

キリバスの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)

首都:タラワ
通貨:豪ドル
言語:キリバス語、英語
面積:730平方キロメートル
人口:約11.4万人
宗教:キリスト教
時間帯:日本より+3時間
気候:熱帯海洋性気候

 

キリバスへの行き方(日本から行った場合)

首都タラワへは成田からフィジー航空にてフィジーのナンディ経由。

 

キリバスにある有名な世界遺産

フェニックス諸島保護区

フェニックス諸島保護区

photo by Anderson Smith2010

太平洋に浮かぶキリバスのフェニックス諸島。8つの島と2つの珊瑚礁が保護区として指定されています。世界最大の指定海洋保護区であり、14の海底山脈や深海生息域が含まれています。

カントン島を除く全てが無人島で、多数の動植物が観測されており、自然と生態系が手付かずのままに残されているところにその魅力があります。

 

最後に一言

キリバスの海で見つけたマングローブの赤ちゃん

photo by 珍国の女王

二次世界大戦後もあって、日本とても関わりの深いキリバス。旧日本軍がほぼ全滅に追い込まれた「タラワの戦い」は有名な話です。現地の人から、「戦時中は日本人はとても嫌われていた。でも今は日本の支援にとても感謝し、信頼も回復している」と聞きました。

美しい海と、この島に根付く戦争の歴史―。ぜひたくさんの日本人に触れて欲しいと思います。

ライター
珍国の女王 旅行会社経営

旅行会社経営。業界歴は24年。日本人があまり行かないような珍しい国や地域が専門。現在の訪問国は107カ国。特にアフリカに強い。著者、珍国の女王を2016年に出版。複数の地元メディアで旅コラムを担当している。

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