日本から程近い距離にあり、いつかは訪れてみたいと感じる方々も多いであろう韓国。きっと、いつもTABIPPOの記事を読んでくださっている読者の方々にとっては「韓国は何度っも行ったことがあるから、もうお腹いっぱい……」なんて、お考えの方もいらっしゃるかも知れません。
かくいう僕も、そのうちの1人です。
訪れた回数としてはそこまで多くないのですが、韓国での食べ歩きや、おしゃれな映えスポットなどは、ちょっともうお腹いっぱい……。そんな僕が、日本では体験できないエンターテイメントを韓国にて堪能してきました。
じつは日本では味わえないユニークなエンターテイメントも大きな魅力です。例えば、カジノ。最近ではオンラインカジノが注目されていますが、韓国ではリアルなカジノ体験が楽しめます。
今回の記事のテーマは、韓国での”新感覚文化体験”です。韓国第二の都市・釜山(プサン)で過ごし、働く。普段と違った文化体験に目を向けながら、読者の方々にとっても新鮮な釜山での旅行体験をご提案できればと思います。
韓国屈指の高級リゾートにて、時を忘れるワーケーション
せっかく釜山に来たのなら、ぜひ訪れてほしいスポットが釜山のビーチリゾート「海雲台(ヘウンデ)」。
「釜山」と聞くと、大都市のイメージですが、電車やバスを使っておよそ1時間ほどの場所には韓国屈指のビーチリゾートがあるのです。約2kmにわたって白浜が続く海雲台は世界中から観光客が訪れます。
水族館にカジノ、映画祭も存在するビーチリゾート「海雲台」
海雲台には水族館や展望台、遊覧船、ショッピング施設といった観光スポットのほか、カジノがある豪華ホテルが並ぶエリアや、食堂や市場が並ぶエリアが存在します。もちろんカフェもたくさんあるので、ワーケーションにもピッタリです。
僕のお気に入りは海雲台ブルーラインパーク。ここでは観光スポットへと走るカラフルなスカイカプセルと海辺列車、2つの乗り物を楽しむことができます。
その特徴はクラシックかつカラフルな車体。青や緑、赤、黄色と、とても色彩豊かな展開でした。何より、青空とのコントラストが映えてとても可愛らしかったです。
仕事の息抜きに海雲台のビーチでのんびり過ごすのもおすすめですが、新鮮な海の幸や山の幸を楽しんだり、優雅にブルーラインからの景観を楽しんだり……なんて楽しみ方ができるのも海雲台の魅力の1つです。
韓国最大の港町としても有名な都市、釜山。美しい海や景観を眺めながら、少し大人なワーケーションを満喫してみませんか?
甘川文化村にて町おこしの成功事例を学ぶ
僕の旅のスタイルとして譲れないこだわりは「学ぶ」ということ。
せっかく来た旅先です。純粋に楽しむだけではなく、その場所のことを「知る」ことで何かしら「学び」を得たいと考えています。
そんな僕が今回どうしても釜山で訪れてみたかったスポットが「甘川(カムチョン)文化村」。
僕は普段、観光という視点から仕事をしているので、住民が芸術家と力をあわわせて町おこしを実施し、村自体がアート作品と言われるようになった景観をどうしてもひと目見ておきたかったのです。
「家屋を利用したアート」をテーマに町おこしを行った結果、芸術の村となった甘川文化村。現在では観光客だけでなく、地元の若者にとっても人気のスポットとなっています。僕が訪れた日も、観光バスや観光客で賑わっていました。
「韓国のマチュピチュ」と言われる景観は、とにかく”圧巻”の一言。
村中いたるところに存在する壁画やだまし絵、オブジェ……所狭しとアート作品が並びます。元々は、特徴的な甘川文化村の景観にほれ込んだアーティストやクリエイターたちがギャラリーをつくり始めたのが始まりだそう。まさに「アート × 家屋」という新ジャンルでの町おこしの成功事例とも言えます。
そんな村を見渡すかのように、山の上には星の王子さまの姿が。
甘川文化村の中でも大人気のスポットらしく、僕が行ったときも星の王子さまと一緒に写真を撮ろうと長蛇の列ができていました。
そして、帰る前にこの村の全貌を目に焼き付けておくために展望台へ。展望台からは甘川文化村が一望できるだけでなく、南浦洞(ナンポドン)の街並みも見ることができます。村のカラフルな家屋が一望できる展望台は必見です!
釜山で一味違った旅を楽しもう
釜山でのワーケーションは、一味違う楽しみ方ができます。ビーチリゾートでリラックスしたり、カジノでスリルを味わったり、甘川文化村で学んだり……多様な体験ができるこの都市は、仕事も遊びも存分に楽しめる場所です。あたらしいスタイルの旅として釜山でワーケーションを楽しんでみませんか?
旅の合間に見つける自分なりのペース、地元の人々との交流、そして新たな発見。釜山でのワーケーションは、あなたにとって忘れられない思い出となるはず。
次の休暇には、ぜひ韓国の魅力あふれるこの都市へ、全力で働き、遊び、学ぶ旅に出かけてみてください。
All photos by Ryuo Ikeda