Pink Mosque in UMS, Kota Kinabalu
ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

かつてミステリーハンターに憧れた、好奇心旺盛、タフさ、度胸、鉄の胃腸とフットワークの軽さ、何より悪運の強さが持ち味の女ひとり旅88カ国。秘境絶景地球のワンダー、日本人になじみの薄いマニアックなスポット、B級グルメに屋台飯が大好物。世界は驚きに満ちている、老いも若きも男女の別なく、"外に出たい"その一歩を後押しする何かを提供できたら嬉しいです。

こんにちは、絶景ハンターのまゆみです。

マレーシア航空 東京成田-コタキナバル線の運航再開によって、2泊4日(あるいは3泊5日)の弾丸旅行が実現可能となったコタキナバルの旅。

前回記事「コタキナバルで離島グランピング!ディナワン島でボルネオの自然ゆったり満喫プラン」に引き続き、今回は、コタキナバルのディープでローカルな穴場スポットをめぐる旅をご紹介します。

魅力いっぱいのコタキナバルを遊び尽くしましょう!

マレーシア航空で行く、コタキナバル弾丸旅行

Malysian Airlirnes マレーシア航空Photo by Mayumi
2022年12月19日より就航が再開されたマレーシア航空の東京/成田~コタキナバル線。

月・木曜の週2便で運航される当路線。たとえば、月曜朝9時半発の場合、帰国便を木曜深夜0時50分コタキナバル発⇒同日朝7時20分成田着にすれば2泊4日、もしくは木曜発で帰国便を月曜着にすれば3泊5日の弾丸旅が可能なのです。

ややタイトなスケジュールですが、“ふらっと海外”で、短期間でコタキナバルが十分満喫できるのです。

コタキナバルの街並みPhoto by Mayumi
ボルネオといえばジャングルのイメージが強いですが、マレーシア領サバ州のコタキナバルは、ほどよく田舎でほどよく都会、人はやさしく治安も良い、物価も安くて海鮮メインの食事は日本人の舌に合うなど、東南アジアの良さが凝縮したまちといえます。

というわけで、今回は筆者の体験に基づいて、サバ州観光局の方から教わった、ディープでローカルなコタキナバルの穴場スポットをめぐる2日間のモデルプランをご紹介します。
(なお、今回は、車移動での移動を前提にしています)

観光の拠点は「ハイアット・セントリック・コタキナバル」

外観(Hyatt Centric Kota Kinabalu)Photo by Hyatt Centric Kota Kinabalu
まずは、今回観光の拠点とした「ハイアット・セントリック・コタキナバル」をご紹介。

2022年11月にグランドオープンしたハイアット系四つ星の同ホテルは、アイランドホッピングのスタート地点となる港や人気のウォーターフロント、日曜市で有名なガヤストリート、ショッピングモールの「スリアサバ」などすべてが徒歩圏内。観光拠点として申し分ない立地の最新鋭シティホテルです。

Lobby Hall(Hyatt Centric Kota Kinabalu)Photo by Mayumi
注目すべきは、当ホテルが、日本を代表する現代建築家・隈研吾氏の設計だということ。

ボルネオの雄大な自然や民族文化にインスパイアされ、木や岩などはボルネオ由来の天然素材を活用、随所に竹を使った和テイストも散りばめられ、シンプルモダンなデザインとなっています。また、SDGsにこだわったアメニティも特徴的。

海外で隈研吾作品のホテルに泊まれるなんて、これも贅沢ですね。

スイートルーム(Hyatt Centric Kota Kinabalu)Photo by Hyatt Centric Kota Kinabalu
経済成長著しいマレーシア、とはいえ、日本に比べればまだまだ物価は安く、それは宿泊料金にも反映しています。

たとえば、上記のような豪華スイート、これがなんと1泊2万円台!筆者が泊った一般ルームもキングサイズのベッドにバルコニー付きで1万円台とお値打ち価格。

ちょっとしたプチ贅沢が味わえますね。

レストラン(Hyatt Centric Kota Kinabalu)Photo by Mayumi
朝食会場の22階レストランは、西に東シナ海、東に世界遺産キナバル山を見渡せる絶好の眺望。インテリアには緑や木材を多用し、壁の額縁は花で作られた蝶のクラフト、屋外テラスには竹林があしらわれ、まるで自然の中で食事をしているような気分が味わえます。

朝食ブッフェ(Hyatt Centric Kota Kinabalu)Photo by Mayumi
これは朝食ブッフェの一例。マレーシア料理から中華、インド、洋食、もちろん南国フルーツまで多彩な料理が楽しめます。

ちなみに、背景に映り込んでいるのは、標高4,095mの世界遺産キナバル山です。

■詳細情報
・名称:ハイアット・セントリック・コタキナバル Hyatt Centric Kota Kinabalu
・住所:18, Jln Haji Saman, Pusat Bandar Kota Kinabalu, 88000 Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で17分
・公式サイト:https://www.hyatt.com/hyatt-centric/bkict-hyatt-centric-kota-kinabalu

1日目:コタキナバル到着~市内観光

それではいよいよ本題。

日本からコタキナバルに到着するのは午後3時頃。まず、空港から直行したのは、空港にほど近い「タンジュンアル・ビーチ」です。

コタキナバル一美しいサンセット「タンジュンアル・ビーチ」

タンジュンアル・ビーチ in Kota KinabaluPhoto by Mayumi
ローカルにも観光客にも人気の高い「タンジュンアル・ビーチ」は、コタキナバルでもっとも美しいサンセット・ビーチとして知られています。

タンジュンアル・ビーチ in Kota KinabaluPhoto by Mayumi
南北に長い全長約3㎞のビーチは大きく3つに分かれ、空港に近くローカル色が強い「第1のビーチ」、地元民も観光客もほどよく集まる「第2のビーチ」、そしてもっとも賑やかで屋台が密集した「第3のビーチ」となっています。

タンジュンアル・ビーチ in Kota KinabaluPhoto by Mayumi
東南アジアで定番の山積みココナッツのこの風景。

ムァッとする湿度とともに、「東南アジアに来た!」と感じられる一瞬ですね。

タンジュンアル・ビーチ in Shangli-La Tanjung Aru Resort, Kota Kinabalu
より美しいサンセットを眺めたいなら、タンジュンアル・ビーチの北端に位置する五つ星ホテル「シャングリ・ラ タンジュンアル コタキナバル」がおすすめ。中庭やビーチは宿泊客以外でも無料で入場可能です。

このマジックアワーのグラデーションと南国タッチのシルエット、実にロマンチックですね。

■詳細情報
・名称:シャングリ・ラ タンジュンアル コタキナバル Shangri-La Tanjung Aru, Kota Kinabalu
・住所: No. 20 Jalan Aru, Tanjung Aru, 88100 Kota Kinabalu Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で12分
・公式サイト:https://www.shangri-la.com/jp/kotakinabalu/tanjungaruresort/

お土産を選ぶなら「ハンディクラフト・マーケット」

夕日鑑賞を楽しんだ後は、民芸品などのショッピングはいかが?

ハンディクラフト・マーケット Handicraft Market, Kota KinabaluPhoto by Mayumi
コタキナバルでもっとも有名な民芸品市場の「ハンディクラフト・マーケット」。その名の通り、伝統工芸品から普段使いのバッグ、籠、Tシャツ、洋服、人形、ビーズ細工など数えきれないほどの手工芸品が所狭しと並べられています。

天然パール、ハンディ・クラフトマーケット(Kota Kinabalu)Photo by Mayumi
中でも人気はボルネオ産天然パールのアクセサリー。お手頃価格で手に入ります。

なお、購入する際は値段交渉を忘れずに。まず、挨拶代わりに値段を吹っかけてきます。とはいえ、コタキナバルの人は基本的にしつこくないのでご安心を。筆者の知り合いは一気に半値以下にまでなっていました。

ミシン縫い、ハンディクラフト・マーケット Handicraft Market, Kota KinabaluPhoto by Mayumi
道端では、レトロなミシンで縫製サービスも。

これもまた東南アジアらしい街角の風景ですね。

■詳細情報
・名称:ハンディクラフト・マーケット Handicraft Market
・住所:Jln Tun Fuad Stephens, 88000 Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で15分
・営業時間:8:00~22:00
・無休
・サバ州観光局公式サイト:https://www.sabahtourism.com/destination/handicraft-market/?locale=en

ディナーはやっぱりシーフード!絶大な人気を誇る海鮮レストラン

Welcome Seafood Restaurant Kota KinabaluPhoto by Mayumi
コタキナバルといえば、やっぱり採れたてシーフード!

今回は、地元客にも観光客にも絶大な人気を誇る行列店「Welcome Seafood Restaurant」にてディナータイム。

当店は、日本の料亭でおなじみの高級魚ハタもとってもリーズナブル!これだけいろいろ食べても一人当たり1,500円前後と実にお得で味もお腹も大満足のディナーでした。

■詳細情報
・名称:Welcome Seafood Restaurant 大茄来海鲜餐厅
・住所:Lot G 18, Ground Floor, Kompleks Asia City, Phase 2A, Jalan Asia City, 88300 Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で11分
・営業時間:12:00~23:00
・電話:+60-88-447-866
・無休
・公式サイト:https://wsr.com.my/en/

2日目:コタキナバル郊外~市内観光

2日目は朝からフルに時間を使ってコタキナバルを満喫しましょう。

まずは、サバ州の文化が学べる「マリマリ文化村」です。

サバ州の民族文化を学ぶ「マリマリ文化村」

Mari Mari Cultural Village, Kota KinabaluPhoto by Mayumi
コタキナバル郊外、北へ車でおよそ30分の山中にある「マリマリ文化村」。

「マリマリ」とは、「Come Come(おいでおいで)」を意味するマレー語。ここでは、ボルネオ先住民らが暮らした生活様式、伝統文化、歴史などを広く伝える目的で、30以上存在する部族のうち、代表的な5つの部族(カダザン‐ドゥスン族、ルングス族、ルンダヤ族、バジャウ族、ムルッ族)の村が再現されています。

なかでも、注目は「首狩り族」で有名な「ムルッ族」。獰猛かつ凶暴、首の数で勇敢さを競うムルッ族の村は見ものです。

ガイドツアー(Mari Mari Cultural Village, Kota Kinabalu)Photo by Mayumi
村内見学は、1日2回(10時~、14時~)のガイドツアー(英語)に参加する必要があります。

所要時間はおよそ3時間。まずは簡単なガイダンスを受けてからスタート。ガイドは軽妙なトークで常に人を楽しませながら分かりやすく解説してくれました。

試食タイム(Mari Mari Cultural Village, Kota Kinabalu)Photo by Mayumi
各村では、米を原料にした酒の試飲、竹筒ご飯やお菓子などの伝統食の試食、火起こしの実演、歓迎のダンス、トランポリンなど、観客を巻き込んだ体験型の内容となっています。

忠実に再現された家屋や小道具、各村の民族衣装をまとったスタッフたちも必見です。

バンブーダンスタイム(Mari Mari Cultural Village, Kota Kinabalu)Photo by Mayumi
ツアーの最後は民族舞踊ショー。伝統楽器と太鼓に合わせた激しいバンブーダンスに、観客は大盛り上がりです。

ダンスショーの後はお気に入りのダンサーたちと記念撮影会が行われます。

■詳細情報
・名称:マリマリ文化村 Mari Mari Cultural Village
・住所:Jalan Kionsom, Inanam, 88450 Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で約30分
・営業時間:10:00~17:00(ガイドツアー10:00~13:00/14:00~17:00)
・電話:+60-13-881-4921
・無休
・公式サイト:http://marimariculturalvillage.com/

“映え”の裏に秘めた哀しい歴史「タンパルリ橋」

Tamparuli Bridge in Kota KinabaluPhoto by Mayumi
マリマリ文化村からさらに北へ車で約1時間、のどかな農村地帯にポツンと架かるのが「タンパルリ橋」です。日本人にはなじみのないこの橋が、今、“映える”スポットとして地元で人気となっています。

カラフルな伝統模様が特徴の吊り橋は入場無料(正確にはチップ制)。入口ではボランティアの方々が歓迎の舞や音楽を披露してくれます。

沈下橋、Tamparuli Bridge in Kota KinabaluPhoto by Mayumi
下に見えるのは車両用の沈下橋。そしてボルネオののどかな風景も一望できます。

伝説の解説イラスト、Tamparuli Bridge in Kota KinabaluPhoto by Mayumi
かわいらしいビジュアルの裏に秘めた哀しい歴史とは。

かつて、洪水の氾濫で繰り返し壊された村の橋。1930年代頃、あるイギリス人エンジニアが丈夫な橋を建てたものの、それでも橋は崩落。これは川の精霊の怒りであると村の祈祷師が占い、その怒りを鎮めるにはいけにえを捧げる必要があると告げられ、選ばれた一人の少女が棺桶に入れられて橋の下に生き埋めにされた…というもの。

ちょっと震えるそのストーリーを絵で表したものが橋のたもとに描かれています。

■詳細情報
・名称:タンパルリ橋 Tamparuli Bridge
・住所:Jalan Tamparuli – Ranau, 89250 Tamparuli, Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で約50分
・サバ州観光局公式サイト:https://www.sabahtourism.com/destination/tamparuli-bridge/

サバ州ご当地麺「トゥアラン・ミー」でランチ

せっかくですから、サバ州ご当地グルメの「トゥアラン・ミー」をいただきましょう。

サバ州ご当地麺の「トゥラアン・ミー」in Tamparuli Bridge, Kota KinabaluPhoto by Mayumi
コタキナバル北部に位置するトゥアラン(Tuaran)地区。そこで生まれたのが、サバ州発祥のご当地麺「トゥアラン・ミー」です。

「トゥアラン・ミー」とは、日本でいう塩焼きそばに近く、一度揚げた麺に卵や豚肉、野菜などを炒めたものです。
※お店によってシーフードや鶏肉などもあります。

トゥアラン地区にほど近いタンパルリ橋界隈では本場の「トゥアラン・ミー」がいただけるということで、今回は、地元で人気の「Restoran Wun Chiap」で実食。

モチモチの麺に旨味が凝縮して、スパイシーが苦手な方にもぜひおすすめです。

■詳細情報
・名称:Restoran Wun Chiap 雲集酒家
・住所:Lot 9, Jalan Berjaya, 89257 Tamparuli, Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で約50分
・電話:+60-88-782-845
・営業時間:9:30~17:00
・無休

“映え”必至!知る人ぞ知る「ピンクモスク」

続いて向かったのは、知る人ぞ知る“映え”スポット「ピンクモスク」です。

Pink Mosque in UMS, Kota KinabaluPhoto by Mayumi
コタキナバルの中心から北へ車で約20分、東シナ海に面した広大な敷地に広がるのは、通称「UMS」、マレーシアサバ州大学(University Malaysia Sabah)です。

この大学構内に、世界でも数少ない「ピンクモスク」を見ることができます。

インスタ映えするスポット、Pink Mosque in UMS, Kota KinabaluPhoto by Mayumi
現在、イスラム教徒以外の内部入場は中止されていますが、外観を撮るだけなら一般観光客もOK!

建物を回りこんだところにあるこのスポットは、“映える”と評判の人気スポット。

ちなみに、タクシーで行く際、「ピンクモスク」ではなく「UMSモスクまで」と伝えましょう。

■詳細情報
・名称:ピンクモスク UMS Pink Mosque (University Malaysia Sabah Mosque)
・住所:Jalan UMS, 88400 Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で約40分
・電話: +60-88-320-000
・UMS公式サイト:https://www.ums.edu.my/v5/

水上モスクが映える「市立モスク」

市立モスク  City Mosque, Kota KinabaluPhoto by Mayumi
コタキナバルの中心から車で約10分、海沿いに面して建つのが「市立モスク(シティモスク)」です。

ヤシの木に囲まれ、白と青のコントラストが映える市立モスクは、池に浮かぶ水上モスク。規模はコタキナバル最大で、最大収容人数12,000人といわれています。

水面に映し出されたリフレクションも絶景ですが、夕日に染まるモスクは格別ですよ。

なお、こちらは一般観光客も内部見学が可能ですが、女性はレンタルガウン(有料RM5=約150円)を着用する必要があります。

■詳細情報
・名称:市立モスク City Mosque
・住所:Jalan Pasir, Jalan Teluk Likas, Kampung Likas, 88400 Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で約18分
・営業時間:5:00~22:00
・無休
・公式サイト:https://mbrkotakinabalu.com/

ウォーターフロントでサンセットとショッピング

市内中心に戻ってきたら、ぜひウォーターフロントへ。

I LOVE KK像 in Todak Waterfront, Kota KinabaluPhoto by Mayumi
観光地ではおなじみの「I LOVE KK」モニュメント。シーフードレストランや市場、お土産物ショップが密集する人気の「トダック・ウォーターフロント」の中心に位置します。

日が暮れる頃には夕日鑑賞目当ての地元客や観光客、大道芸でにぎわっています。

中央市場、Todak Waterfront, Kota KinabaluPhoto by Mayumi
湾岸通りを南へ進むと、マンゴーやパパイヤなどローカルプライスで手に入る果物屋、魚介や名物ナマコの干物を扱う干物市場、そして採れたて魚介の魚市場などが立ち並び、しばらくすると、「中央マーケット」に差し掛かります。

ここはサバ州ならではのご当地スナックや名産サバティーなどが購入可で、試食もいろいろ楽しめるのでぜひ立ち寄ってみて。

お土産のおすすめは、サバ州ご当地のえびせん風スナック「アンプラン(Amplang)」やかりんとうのような食感の揚げ菓子「クイチンチン(Kuih Cincin)」。スーパーマーケットよりも安くてお得だそうですよ。

■詳細情報
・名称:トダック・ウォーターフロント Todak Waterfront
・住所:Jln Tun Fuad Stephens, 88000 Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で約12分

ディナーはマレーシア発祥のスタミナ食「バクテー」で

シンガポールやマレーシアで親しまれる豚肉料理の「バクテー」。実はマレーシア発祥、ということで、ぜひ味わってみました。

Kee Hiong Kota Kinabalu 奇香肉骨茶, Kota KinabaluPhoto by Mayumi
「バクテー(肉骨茶)」とは、豚肉のスペアリブを漢方やハーブ、香辛料やニンニクで煮込んだスープのこと。日本でいえば、骨付き豚の角煮といったところでしょうか。

今回訪れた「キー・ヒョン・バクテー(奇香肉骨茶)」はバクテーの元祖とも謳われ、バクテー発祥の地クランでは知る人ぞ知る老舗店。コタキナバルでバクテーといえば、「新記肉骨茶」と「祐記肉骨茶」が有名ですが、通にはこちらがおすすめ。

特に、照り焼きソースが煮詰まったような濃厚スパイシーでクセになる「ドライバクテー」は絶品!ぜひ一度お試しを。

■詳細情報
・名称:Kee Hiong Bak Kut Teh 奇香肉骨茶
・住所:No.15, Jalan Pantai, 88000 Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
・地図:
・アクセス:コタキナバル国際空港から車で約14分
・電話:+60-17-393-8727
・営業時間:12:00~21:00
・無休
・Facebook公式サイト:https://www.facebook.com/keehiongkk/

見どころ満載のコタキナバルを遊び尽くそう

今回ご紹介したモデルプランは、もちろん一例です。

たとえば、前回ご紹介したディナワン島を2日目に挟んだり、定番のアイランドホッピング、希少動植物に興味があればキナバル国立公園やロッカウイ・ワイルドライフ・パーク動物園や、マングローブやホタル観賞あるいはボルネオ固有種のテングザルを観察するリバークルーズなどを組み合わせるのもおすすめです。

見どころ満載のコタキナバル。ぜひ時間の許す限り、定番からローカルな穴場まで、コタキナバルを遊び尽くしましょう。

ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

かつてミステリーハンターに憧れた、好奇心旺盛、タフさ、度胸、鉄の胃腸とフットワークの軽さ、何より悪運の強さが持ち味の女ひとり旅88カ国。秘境絶景地球のワンダー、日本人になじみの薄いマニアックなスポット、B級グルメに屋台飯が大好物。世界は驚きに満ちている、老いも若きも男女の別なく、"外に出たい"その一歩を後押しする何かを提供できたら嬉しいです。

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