牛の島・黒島
ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

かつてミステリーハンターに憧れた、好奇心旺盛、タフさ、度胸、鉄の胃腸とフットワークの軽さ、何より悪運の強さが持ち味の女ひとり旅88カ国。秘境絶景地球のワンダー、日本人になじみの薄いマニアックなスポット、B級グルメに屋台飯が大好物。世界は驚きに満ちている、老いも若きも男女の別なく、"外に出たい"その一歩を後押しする何かを提供できたら嬉しいです。

島をもっとよく知りたいなら「黒島研究所」へ

黒島研究所(黒島)Photo by Mayumi
島のことをもっとよく知りたいと思ったら、島西部にある「黒島研究所」へ!

黒島研究所は本来、主にウミガメやサンゴの調査研究をしている研究施設ですが、島に生息する陸の動植物や海洋生物、さらに黒島の歴史や生活文化、果ては宇宙(そら)から落ちてきたロケットの漂着物や島の特産品まで、ありとあらゆる黒島ゆかりのモノが集約された島の博物館となっています。

黒島研究所・魚(黒島)Photo by Mayumi
さらに興味深いのは、別室に作られた手作り感満載のミニ水族館。黒島周辺の海域に生息するウミガメやウツボ、魚介などの海洋生物から、琉球名物の巨大ヤシガニ、ハブまでさまざまな生物が飼育されています。

上記画像の魚は「ゴマモンガラ」。最大70センチメートルにも達する大型の魚で、強い歯と顎を持ち、昔、一緒に飼われていたエビ・カニ・ヒトデを食べ尽くしてしまったほど食欲旺盛だそう。縄張り意識が強く、卵を守るために人をも襲う凶暴性を持つため、海で見かけたときは要注意です。

黒島研究所・サメ(黒島)Photo by Mayumi
さらに驚いたことに、黒島研究所では水槽のほか、庭の池にサメが放たれています。赤ちゃんザメだそうですが、一瞬ギョッとしてしまいました。

こうした手の届く距離感で楽しめる水族館はなかなか珍しいので、黒島を知りたい方、動物好きな方におすすめです。

黒島ならではの島グルメもご堪能あれ


Photo by PIXTA
黒島は小さな島ながら、おしゃれなカフェから民宿が営む定食屋まで、食事を楽しめるスポットがそろっています。

島ならではの新鮮魚介を使ったシーフード料理、八重山そばや黒島名物のアーサ(あおさ)そば、石垣牛を使った洋食メニューに、個人的に強烈だったのは、この大迫力の「ヤシガニそば」。

旅行中はなかなかお目にかかれないヤシガニを、さらに茹でていただけるというのはなかなか貴重な機会ですよね。

「民宿・パーラー あーちゃん」をはじめ、黒島の民宿などでいただけるそうです。ぜひ、黒島の思い出にいかがですか?

心もカラダも癒やされるハートアイランドで「島さんぽ」を

石垣島や西表島、竹富島など、メジャー級の離島の陰に隠れて、意外と知られていない小さな島・黒島。

観光客が少ないからこそ、のんびり気ままに、あたたかい人に触れ、自分らしくいられて、自分と向き合う時間を過ごすことができます。

石垣島からの日帰りも可能ですが、可能であればぜひ宿泊してみてください。世界有数の星空保護区である竹富のゴージャスな星空の下で、最高の海で、ここでしか味わえない黒島時間を体験してみませんか。

■詳細情報
・名称:黒島
・住所:沖縄県八重山郡竹富町黒島
・地図:
・アクセス:石垣港からフェリーで約25~30分
・電話番号:0980-82-6191(竹富町役場)
・竹富町観光協会公式サイト「黒島」URL:https://painusima.com/category/sima/kuroshima/
ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

かつてミステリーハンターに憧れた、好奇心旺盛、タフさ、度胸、鉄の胃腸とフットワークの軽さ、何より悪運の強さが持ち味の女ひとり旅88カ国。秘境絶景地球のワンダー、日本人になじみの薄いマニアックなスポット、B級グルメに屋台飯が大好物。世界は驚きに満ちている、老いも若きも男女の別なく、"外に出たい"その一歩を後押しする何かを提供できたら嬉しいです。

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