もうすぐ桜の咲く季節。日々更新される桜の開花情報を見ながら、わくわくされている方も多いのではないでしょうか。
満開の桜を見られる時間はほんの少し。ということで、今から行きたい桜スポットをリストアップしておくことをおすすめします。
今回は、誰もが一度は憧れる京都の桜スポットについて紹介します。人気スポットから穴場まで、素敵な写真を撮れる場所ばかりです。
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桜並木に十石舟。風情あふれる伏見濠川
酒蔵の町と呼ばれる伏見を流れる濠川。春になると、川沿い一帯に美しい桜が咲き誇ります。
川の両側に何メートルも続く桜並木が圧巻で、その間を進む十石舟の姿が加わると、さらに風情ある光景に。
満開の桜が咲く時期はもちろん、散り際に見られる桜吹雪もまた絶景。川に落ちた桜がまるで絨毯のようです。
ピンクに染まる川を十石舟が進む景色も非常に美しく、比較的長い間、桜を満喫できるスポットです。
・名称:伏見十石舟
・住所:〒612-8045 京都府京都市伏見区南兵町247
・地図:
・アクセス:京阪電鉄「中書島駅」より徒歩約10分
桜のトンネルが目の前に!蹴上インクライン
世界最長582メートルの傾斜鉄道跡である蹴上インクライン。春になると線路を取り囲むように桜が咲き、まるで桜のトンネルのような光景が幻想的です。
満開の様子を一目見ようと、朝早くから多くのカメラマンが集まることでも有名なスポット。まだ日が昇っていない時間帯から、たくさんの人が写真撮影に訪れています。
近くには南禅寺や平安神宮など京都の有名桜スポットがたくさんあるので、こちらを起点に桜巡りをすることもおすすめです。
・名称:蹴上インクライン
・住所:〒605-0044 京都府京都市東山区東小物座町339
・地図:
・アクセス:地下鉄「蹴上駅」下車、徒歩約3分
祇園エリアなら、定番観光スポットと桜を両方楽しめる
春の京都を訪れるなら、祇園エリアは行かずにすませられません。風情ある京都らしい建物が並ぶ祇園白川エリアや二寧坂・産寧坂がある清水寺周辺のエリアなど、歩くたびに美しい桜を見ることができます。
既に見慣れた定番スポットではありますが、桜が咲いている様子は一段と美しく、改めて見ていただきたい場所ばかり。寺社仏閣やカフェもたくさんあるエリアなので、京都旅を存分に堪能することができます。
お花見スポットとして有名な「円山公園」が近くにあることもポイント。迫力あるしだれ桜「祇園しだれ」は、一見の価値ありです。
・名称:円山公園
・住所:〒605-0071 京都府東山区円山町
・地図:
・アクセス:市バス「祇園」下車徒歩約3分
1.4キロメートル続く圧巻の桜並木!淀川河川公園背割提地区
関西の人気お花見スポットである、淀川河川公園背割提地区。約1.4キロメートルにもわたる桜並木が続きます。
桜並木の間を散策したり、下の方で座って桜並木の全体像を眺めたりと、さまざまな角度から桜を楽しむことができます。
石清水八幡宮駅より徒歩約10分ほどの場所にある「さくらであい館」の展望台からは、背割提の桜並木の全体像を眺めることも。残念ながら、2021年の展望台利用は休止されていますが、またここからの景色を見られる日を待ちたいと思います。
・名称:淀川河川公園背割提地区
・住所:〒614-8312 京都府八幡市
・地図:
・アクセス:石清水八幡宮駅 下車 徒歩約10分
・公式サイトURL:https://www.yodogawa-park.go.jp/annai/sewaritei/
※2021年度の背割提桜まつりは中止の予定です
日本の道100選にも選ばれた、哲学の道
熊野若王子神社前から銀閣寺までを繋ぐ、約2キロメートルにおよぶ散歩道「哲学の道」。道沿いには、文人画家である橋本関雪の夫人が植えた約300本の桜の木が並び、春になると美しい花を咲かせます。
「日本の道100選」にも選ばれており、桜吹雪が舞い散る風情ある道を歩くだけで、昔懐かしい世界に入り込んだような気分になります。
桜の他にも、ユキヤナギや山吹など、彩り豊かな春のお花を見つけられることも嬉しいポイントです。
長い道のりに思えますが、桜を眺めながら歩いていると、意外とあっという間。側を流れる疎水には、ところどころ橋がかかっており、写真スポットとしてもおすすめです。
・名称:哲学の道
・住所:〒606-8406 京都府京都市左京区浄土寺石橋町61
・地図:
・アクセス:【北側】市バス「銀閣寺道」下車 徒歩すぐ 【南側】市バス「宮ノ前」下車 徒歩約5分
玉川の桜並木は、静かに桜を堪能できる穴場スポット
玉川堤の桜並木は、京都府の南部に位置する井手町にあります。
京都には有名な桜スポットがたくさんありますが、どこも観光客で賑わっていて、ゆっくりと桜を眺めて歩くことが難しいもの。しかし井手町は、京都市内から少しはずれたところにあるため、比較的静かに桜を楽しむことができます。しかも人気スポットに負けず劣らずの絶景です。
井手町を流れる玉川は「平成の名水百選」に選ばれた川で、その両岸にはおよそ500本ものソメイヨシノが植えられています。川幅が小さく、川に迫り出すように桜が咲いていることから、川岸に降りると、桜に覆われたような光景が目の前に。
とてものどかな場所ですが、電車で簡単にアクセスできるのも嬉しいポイント。JR奈良線玉水駅で下車して徒歩数分で、この美しい景色が出迎えてくれます。
・名称:玉川の桜並木
・住所:京都府綴喜郡井手町井手
・地図:
・アクセス:JR奈良線玉水駅から徒歩3分
見ごろに合わせたスケジュールを立てて、京都の桜を満喫しよう
一年に一度の桜シーズン。ピンク色に彩られた京都の景色は、より一層に美しいものです。限られた時間を有効活用するために、しっかりとスケジュールを立てて効率良く巡ってみてくださいね。
All photos by Yuri