笠岡諸島 (岡山県)
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笠岡諸島は、瀬戸内海の中部にある小さな島々です。主な産業は漁業ですが、諸島全体の高齢化率は実に63%と、未来に暗い影を落としています。
ですが、島全体が名勝に指定されている白石島や、人口よりも猫の生息数が多いと近年話題となっている真鍋島など、見どころはたっぷりで、どの島も古き良き瀬戸内海の暮らしが現代に息づいています。
秩父市大滝地区 (埼玉県)
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東京都に隣接する埼玉県にも限界集落があることはあまり知られていません。秩父市の大滝地区は、地区の6割が限界集落となっています。
秩父といえば長瀞渓谷や秩父鉄道のSL列車など、観光客が多く訪れる場所ですが、甲武信ヶ岳を中心とする源流地域に位置する大滝地区も、水と緑に囲まれた美しい地域です。
須賀利町 (三重県)
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古くから漁業や水運で栄えた尾鷲湾の北部に隣接する須賀利町は、世帯数わずか160あまりの小さな漁村です。かつては集落に自動車で訪れることが不可能という場所でしたが、道路の開通によりアクセスが向上しました。
「にほんの里100選」に指定され、瓦屋根の古い民家が、山裾から海へびっしりと張り付くように風景広がる風景はまさに壮観です。
まとめ
全国的にも高齢化が進んでいますが、特に地方の集落にとっては未来を左右する重大な問題です。ですが、集落の中には物産品や観光名所をPRするなど、存続をかけた活動を行っている自治体もあります。人があまり訪れない場所こそ、自分だけの景色を見つけるチャンスです。