いよいよペンギン鑑賞エリアへ。3つの鑑賞エリア、どう違う?
photo by maho
入場券は、見学スタンドから観察する一般入場(General Viewing)、一般入場よりも近い位置に座れるペンギンプラス(Penguin Plus)、ペンギンプラスの席の真下に設置された地下スペースからペンギン目線で観察できるアンダーグラウンドビューイング(Underground Viewing、2015年に新設)の3種類があります。
価格設定にかなりの数千円もの差があるのですが、めったに観られる機会もないだろうと思い、一番高いアンダーグラウンドビューイングにしました。
施設の入り口にはチケットブースの他に、ペンギンについて学べるエリアがあります。ガラス窓から巣箱を覗ける場所も!期待が高まります。
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敷地内にはペンギンの巣箱がたくさん設置されていて、歩道エリアが整備されています。しばらく道を歩くと枝分かれしている場所が2つあり、係の人がいるところで2回チケットを見せて、アンダーグラウンド専用エリアに入ります。
アンダーグラウンドエリアに入ると目線の高さがガラス張りの窓になっており、早い者勝ちで場所取りをしています。その時々で到着時間が異なると思いますが、指定席ではないので、着いたらすぐ場所取りをして待機するのがおススメです。
8月は真冬で外が寒かったということと、雨の降る日だったので、結果的にアンダーグラウンドにして正解だったと待っている間に思いました。
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部屋の中には係の人がいて、英語で注意事項などの説明やおおよその日没時間のアナウンスなどをしていました。また、壁には大きなテレビ画面があり、海の様子もライブ映像で見られます。それによって、海からペンギンが上がってくるタイミングを確認することができます。
日没の30分後ぐらいから、ペンギンが集団で海から陸に上がってきます。1つのグループは10~20匹ぐらいでしょうか。
ペンギンたちが海で捕まえてきた魚を喉から胸にいっぱい入れながら、前のめりになってぺたぺたと歩く姿はとても可愛らしく、一生懸命生きている様子が伝わってきてとても感動します。
ものすごいスピードで歩いていくペンギン、転ぶペンギン、きょろきょろするペンギンなど、個性もさまざま。ペンギンツアーは撮影厳禁のため、その可愛い姿をぜひyoutube動画でご覧ください。
鑑賞後、日本に住んだことがあるという日本語を話せる男性スタッフとお話をすることができました。なんとスタッフの大半がボランティアだそうです。
説明によると、日没30分後~1時間の間に約8割のペンギンが巣に帰ってきて、後はパラパラと戻ってくるそう。ということで、パレードの見どころはその30分間に凝縮されているようです!
まとめ
年間を通してペンギンパレードを観ることができますが、ヒナの数が多いのは12~2月頃です。気候の面でもオーストラリアは夏にあたるため、日没後の時間に外でずっと待機しているのには良いシーズンといえます。この時期はオーストラリア人の夏休みや中国人の旧正月などが重なって混雑しやすいため、できるだけ早めに予約を取ることをおススメします。
年間を通してたくさんのペンギンを見ることができるので、それ以外の時期でもぜひ足を運んでいただきたいです!
また、チケットの種類については先ほど書いた通り、アンダーグラウンドを選ぶとペンギンに一番近いところから観られるということと、天候に左右されず待機時間を快適に過ごせるのでおすすめです。
レンタカーなど個人で参加する場合は、スマートフォンに公式アプリを入れておくと便利かもしれません。
URL(Free Penguin Parade app):http://www.penguins.org.au/visit-us/penguin-parade-app/
フラッシュ撮影などでペンギンがおびえてしまうことを防ぐため、パレード中の撮影は厳禁です!自然保護への取り組みを理解しながら、マナーを守って野生のペンギン鑑賞を楽しみましょう。