車移動の盛んなアメリカでは、日本でいうサービスエリアにあたる「REST AREA」やキャンピングカー用の「RV PARK」といったドライバーに優しい施設が、一定距離毎に設置してあります。
そちらをうまく利用して休息し、事故やトラブルを未然に防いで無理なく旅を進めましょう。
また「REST AREA」までトイレを我慢できない場合、ガソリンスタンドを利用するのも手です。フリーウェイの標識にはガソリンスタンドの有無が表示されており、コンビニ代わりとなりますので、それを目安に行動すると便利です。
ちょっとした買い物はもちろん、お湯をもらえたり電子レンジを借りられたりもしますので、旅のお供にしましょう。ただしお世話になったらチップを忘れずに。情報収集はファーストフード店やスーパーマーケットが発信しているFree Wi-Fiを利用させてもらいましょう。
また現地で車を調達する場合、アメリカには車検制度がなく整備不良車両も多いので、レンタカーを利用するのが賢明です。レンタカー利用の際は、webで複数の現地法人の査定を一括で検索できるサイトをうまく使いましょう。
車載のナビを利用するにあたり、英語や機械操作に自信のない方は、ネット環境が無くてもスマートホンで道順をナビしてくれる「maps.me」というアプリもありますので、事前に手持ちのスマートホンにダウンロードしておくといいかもしれません。
リスクと注意事項
photo by TKY
前述の通りアメリカは広大な大陸であり、それ味わうのがこの旅の魅力のひとつですが、日本の感覚で旅をするとその広さゆえ痛い目に遭います。
短期の旅行の場合、私の経験では、運転の得意な方でも郊外で1日に500km、大都市部で200kmを越えるような移動は、食事や観光に費やす余裕がなくなりお薦めしません。特に大都市部の移動は渋滞や工事、ルートミスも多く、より慎重に計画したほうが良いです。
同様に距離を誤りガソリンが不足することも避けなければなりません。アメリカ郊外では、ガソリンスタンドはおろか、民家すら100km以上もないことも有り得ます。郊外を走る際はガソリン残量と所用距離、そしてガソリンスタンドの位置を把握し、こまめに給油しながら行動しましょう。
また当然のことながら交通ルールが日本とは大きく異なります。運転の際は事前にルールをチェックしておき、違反や罰金で旅の楽しみに水を差さないようにしましょう。
特に都市部や観光地近辺の駐車違反はとても厳しいので要注意です。
まとめ
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このように少しの勇気を振り絞り諸々の注意さえ払えば、感動に溢れたオーダーメイドの旅を作り上げることができます。
普通の旅に飽きた方、ロードトリップで心躍る旅をしてみてはいかがでしょうか。