写真を撮るのが趣味である私。去年、ニュージーランドのテカポにある「善き羊飼いの教会」とルピナスの写真を眺めておりましたら、ふいに「ルピナス」を見に行きたくなりました。どうしても見に行きたい!そう思った私は12月上旬から約2週間、友人2人とニュージーランド南島を走り回りました。
この記事では、その時に撮影したルピナスの写真に加え、ルピナスの基礎知識・ニュージーランド・アイスランド・日本国内のルピナスの写真や動画でルピナスの魅力をお伝えしようと思います。
ルピナスはどんな花?
bellamoonnatureさんが、ニュージーランド南島のカンタベリー地方(テカポやマウントクック周辺)で撮影された野生のルピナスの動画です。ゆっくりとご覧ください。
花言葉1「いつも幸せ」
Photo by Hironori Funahashi
「いつも幸せ」、ルピナスにふさわしい花言葉ですね。パートナーに日頃の想いを込めて使うことができますね。
【写真説明】2015年12月9日 ニュージーランド南島 テカポ、親2羽、子供3羽の黒鳥がいます。
花言葉2「想像力」
Photo by Hironori Funahashi
ルピナスはヨーロッパで食用とされていたそうで、食べると心が明るくなり、想像力が高まると思われていました。
【写真説明】2015年12月12日 ニュージーランド南島 2名の友人が撮影しています。この群生はどこまで続いているのだろうか?
花言葉3「貪欲」
Photo by Hironori Funahashi
ルピナスは荒れ地でもたくましく育ちます。
【写真説明】2015年12月12日 ニュージーランド南島 一面、ルピナスの群生でした。
別名「昇り藤(のぼりふじ)」・「立ち藤(たちふじ)」
Photo by Hironori Funahashi
藤(ふじ)の花を逆さにした様子から、「昇り藤(のぼりふじ)」・「立ち藤(たちふじ)」とも呼ばれています。この写真を上下逆になった姿を想像してみてください。
【写真説明】2015年12月12日 ニュージーランド南島 ここのルピナス群生地はちょうど見ごろでした。
名前の由来
Photo by Hironori Funahashi
狼を意味するラテン語のlupus(ルーパス)が語源と言われています。荒れ地でもたくましく育つ、花言葉の「貪欲」にふさわしい名前ですね。学名はLupinus、英語ではLupineです。
【写真説明】2015年12月5日 ニュージーランド南島 アオラキ・マウントクック国立公園近くのプカキ湖畔。
マウントクック国立公園には貴重な植物がたくさん育っています。ここでは、ルピナスは外来種。貴重な植物を駆逐してしまい、日本でのセイタカアワダチソウのような存在です。そこで、ニュージーランドの人々は貴重な植物を守るためにルピナスを駆除しました。そのため、マウントクック国立公園周辺では上の写真のくらいで、ほとんどルピナスを見ることはありませんでした。
Photo by Hironori Funahashi
【写真説明】2015年12月4日 ニュージーランド南島 アオラキ・マウントクック国立公園内の様子。左の山の下にマウントクックビレッジがあります。ルピナスは見当たりません。
ニュージーランドで植物の勉強をされている外山 稔さんから、貴重なお話をうかがうと、「ルピナスはこちらではかなりやっかいな雑草と認識されています。西洋人が持ち込んだものが野生化したと言われてますが、ルピナスはニュージーランドの本来の生態系を変えてしまうので、特に国立公園内に入ったルピナスは真っ先に駆除されていると思います。ルピナスは根粒菌を持つので、畑にまいて花が咲く直前にすき込むといい肥料になるそうです、ちょうど日本のレンゲみたいな役割ですね。」と話していました。
観光客として訪問する私達にとっては、ニュージーランドの風景とルピナスは切り離せません。ニュージーランドの人たちは、ルピナスと格闘されていたことを知りました。肥料として活用されることで、うまく共生していただきたいと思います。
さて、ここまでは、ニュージーランドのルピナスをご紹介して来ましたが、ここからはInstagramの投稿写真などで、アイスランド・日本国内のルピナスをご紹介しましょう!
アイスランド
アイスランドで、Shin(tomomo4)さんが撮影された写真です。どこまでも広がっているブルー一色のルピナス畑、素晴らしいですね!バンザイしたくなる気持が伝わって来ます。
私も、以前からアイスランドに行きたいと思っておりました。いつか、この風景を眺めて、明るいお月様の光で星景写真を撮影したいと思います。
北海道
十勝 清水町
のんこさん(@mamiwanko)が投稿した写真 – 2016 6月 12 9:06午前 PDT