編集部

広告代理店の企画、出版社の書籍編集を経て2016年に企画・編集・ライターとして独立。ワタリドリ製作所の屋号で、書籍の執筆・編集、複数の企業のメディア運用に関わる。 東京都観光まちづくりアドバイザーとして、国や県庁のインバウンド事業の仕事をしていたときにTABIPPOに出会い、2023年春からジョイン。 大学生の頃から、世界各地を一人旅しては、陸路で国境越えをすることに情熱を捧げていた。街歩きとおいしい物と温泉が好き。 著書:『世界の絶景1000』(英和出版社)共著、『石の辞典』(雷鳥社)

ポルトガルと中国の文化が融合した美しい町並みが魅力のマカオ。東京都の60分の1という広さながらも30以上の世界遺産が点在し、町の至るところにフォトジェニックなスポットがあるため、写真好きにはおすすめの旅先です。
詳しくは以前ご紹介した、こちらの記事をご覧ください。

今回は、マカオを代表する統合型リゾート「グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオ」主催の「シェフズテーブル:五感のシンフォニー – 瑞兆 |ラチュレ」というイベントに参加してきました。

イベントではリゾート内にある割烹料理店、「瑞兆」の紀之本総料理長と、表参道のフレンチレストラン「LATURE」の室田シェフによるコラボメニューが提供されたのですが、コンテンポラリーなフレンチの調理法と、洗練された日本の割烹料理が見事に融合した非日常的な美食体験は感動の連続。

秋の食材をふんだんに使った伝統とモダンが融合された華やかな料理の数々は、まさに「グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオ」の世界観そのものでした。

グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオはどんなところ?


マカオ市内中心部にある「グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオ」は、空港から車で10分というアクセスの良さ。フォーブストラベルガイドで5つ星を獲得した「グランド・リスボア・パレス・マカオ」、「ザ・カール・ラガーフェルド・マカオ」、「パラッツォ・ヴェルサーチ・マカオ」の3つのホテルが入っていて、豪華な宿泊施設やスパ、ショッピングモール、そして世界の美食家が集まるダイニングレストランがあるため、ホテルから出なくても十分に楽しむことができます。

リゾート内には17店舗のレストランやカフェが入っていて、マカオ料理を中心に世界各国の様々な料理を味わうことができます。今回のイベントで料理を提供してくださった「瑞兆」はリゾート内にあるお店の一つです。

■「Grand Lisboa Palace Resort Macau」詳細情報
・住所:Rua do Tiro, Cotai, Macau

・公式サイトURL:https://www.grandlisboapalace.com/en/hotels

和食とフレンチのシェフによるコラボメニュー


▲左が瑞兆の紀之本総料理長、右がLATUREの室田シェフ


樹齢350年のヒノキの木から彫られた9メートルの木製カウンターで、洗練された割烹料理をいただくことができます。料理人が無駄のない鮮やかな手さばき料理する様子を見ながらいただく料理は格別です。


日本から仕入れた高級食材を使った季節のメニューを提供。料理と一緒に最高級の日本酒やワイン、伝統的な日本のお茶、ウイスキー、ビールを味わうことができます。
今回は、日本の秋の味覚をふんだんに使った日本の割烹料理にフレンチの調理法を取り入れたモダンな料理10品のコース料理いただきました。

【瑞兆】菊花蕪鶏射込み椀


日本の伝統料理の一つで、蕪に一つ一つ菊の花の模様を彫った芸術的な一品。鶏肉のメンチを入れた後、鶏肉とかつお節で取った出汁でじっくり煮込んで作ります。秋の花である菊がたっぷり入った椀は、まるで伝統工芸品さながら。目でも存分に味わいました。

次は、秋が旬の石川県産のどぐろを使った日本料理をフレンチスタイルで調理した料理です。

【LATURE】のどぐろ初秋のスープ仕立て


はまぐり、秋野菜、パセリとバターで作ったスープの上に、軽く皮をあぶったのどぐろを載せた一品。魚介の旨みがたっぷり染み込んだ優しい味わいです。

【瑞兆】のどぐろ煎り米焼き 雲丹ソース


のどぐろを炭火で焼いた後、揚げた稲穂を加えてぱりぱりとした食感を味わえる一品。北海道産のバフンウニと醬油で作った濃厚でクリーミーなソースを添えていただきます。

【瑞兆×LATURE】黒鮑と森のきのこのフリカッセ

二人のシェフのコラボレーションメニュー。瑞兆の紀之本総料理長が三重県産の黒アワビを昆布と日本酒で2時間蒸したあと、LATUREの室田シェフが白ワイン、キノコ、イノシシのベーコンで作ったソースに合わせ、トップに揚げた春巻きの皮とキノコパウダーを盛り付け。

山でよく狩りをするという室田シェフは、秋の落ち葉を踏んだ時の音を体感してもらうために、揚げた春巻きの皮を入れています。まさに五感で楽しむ工夫。

最後はお肉料理です。瑞兆のシグネチャーメニューである薩摩A5和牛を使用した、日本スタイルとフレンチスタイルを融合したお料理です。

【瑞兆】薩摩 A5イチボとキャビアの押し寿司

瑞兆の定番メニューであるキャビアの押し寿司をさらにバージョンアップ。軽く炙った薩摩A5和牛のイチボとキャビアをすし飯に乗せ、最後に花穂じそ飾り付けました。キャビアの塩気と和牛の脂がよく合います。

【LATURE】薩摩 A5牛肉のウィリントン風ソースペリグリー

瑞兆の定番である薩摩A5和牛ロースに、フォアグラとシャンピニオンデュクセルのムースをパイ生地で包んで焼いた料理。ソースは黒トリュフとマデイラワインを使ったソースペリグーで、サクサクのパイ生地との相性も抜群。

【瑞兆 ⅹ LATURE】松茸炊飯

お二人のシェフのコラボレーションメニューで、和風の炊き込みご飯をフレンチの出汁で炊き込んで、マツタケなどの秋の食材を添えた一品。そのまま召し上がった後、出汁と薬味を入れて、お茶漬けとしても楽しむことができます。

魚、お肉、野菜、果物と、まさに秋の味覚を存分に味わい尽くしたコース料理でした。

他にもリゾート内にある素敵なレストランをご紹介します。

ドン・アルフォンソ 1890


▲壁にはヴェルサーチの工房の写真が飾られています
ミシュランの星を獲得したイタリアの家族経営のレストラン「ドン・アルフォンソ 1890」。パラッツォ・ヴェルサーチの豪華なインテリアやテーブルウェアに囲まれて、南イタリア料理を楽しめます。

▲「ヴィテッロ・トンナート(Vitello Tonnato)」は、仔牛肉とツナのタルタルを使い、上には贅沢にキャビアをトッピングしたドン・アルフォンソ 1890の定番メニューの一つ。


▲食後のデザートにティラミス(Il Nostro Tiramisù)はいかが?

ROBUCHON AU DÔME


▲マカオの町のシンボルタワーとなっている

リゾートから無料のシャトルバスに乗って「グランド・リスボア・マカオ」に行けば、高級フランス料理を楽しめるレストランがあります。

高さ238メートルを誇る「グランド・リスボア・マカオ」のドーム内にあるフレンチ料理の名店、「ROBUCHON AU DÔME」。ここからは壮大なマカオの景色を眺めることができます。131,500個以上のスワロフスキーを使ったクリスタルライトのシャンデリアも圧巻です。

ミシュランガイド香港とマカオで16年連続ミシュランの3つ星を獲得。世界で最もミシュランの星を獲得したシェフ、ジョエル・ロブションが作り上げたフランス料理は、マカオまで食べに行くだけの価値があります。


▲「Le Caviar」は、インペリアル・キャビアとタラバガニの甲殻類のゼリー寄せ


▲定番メニューの「La Bœuf」は、牛肉のシャトーブリアンとフォアグラを使った 「ロッシーニ 」

五つ星ホテル「グランド・リスボア・パレス・マカオ」に宿泊

宿泊したのは、フォーブスの5つ星ホテルである「グランド・リスボア・パレス・マカオ」。館内には、地元の有名アーティストが手がけたオーダーメイドのアート作品が並びます。


▲ヨーロッパで流行した中国様式のデザイン、シノワズリにインスパイアされたモダンなインテリア


▲グランドデラックスルーム(ツイン)


▲ジュニアスイートルーム

ブルーを基調とした爽やかなインテリアに囲まれて、あえて何もしないステイケーションを満喫するのも贅沢な過ごし方だと思いました。

五感で味わうマカオの食文化は現地で味わうからこそ意味がある


食事のクオリティの高さばかりではなく、それを味わう空間へのこだわりが群を抜いて素晴らしいのが、マカオのレストランの特長です。上質な空間でいただく料理は格別。マカオで贅沢なグルメ旅はいかがでしょうか?

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Photos by Grand Lisboa Palace Macau

編集部

広告代理店の企画、出版社の書籍編集を経て2016年に企画・編集・ライターとして独立。ワタリドリ製作所の屋号で、書籍の執筆・編集、複数の企業のメディア運用に関わる。 東京都観光まちづくりアドバイザーとして、国や県庁のインバウンド事業の仕事をしていたときにTABIPPOに出会い、2023年春からジョイン。 大学生の頃から、世界各地を一人旅しては、陸路で国境越えをすることに情熱を捧げていた。街歩きとおいしい物と温泉が好き。 著書:『世界の絶景1000』(英和出版社)共著、『石の辞典』(雷鳥社)

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