2023年5月27日(土)、28日(日)に、4年ぶりに開催されたハワイ州観光局主催のハワイイベント「HAWAI‘I EXPO 2023」。
メディアお披露目会と開催日1日目に参加してきたので、そのイベントの様子をお届けします。
渋谷では6年振りの開催、皆が待ちに待った「HAWAI‘I EXPO 2023」
5月下旬に渋谷ヒカリエで2日間にわたって開催された「HAWAI‘I EXPO 2023」。渋谷では6年ぶりの開催ということもあり、会場内は大賑わい。
昨年、ハワイ州観光局とTABIPPOによって開催された「Mālama Hawaiʻi Week 2022(マラマ ハワイ ウィーク)」のモニターツアーに参加したメンバーが参加しないわけにはいかない! ということで、私たちも会場に足を運びました。
ちなみに、「Mālama Hawaiʻi Week 2022」の様子は、 #あたらしいマラマなハワイ旅” からご覧いただけます。参加者たちの素敵な写真やリアルな声からぜひハワイを感じてみてくださいね。
「HAWAI‘I EXPO 2023」のテーマは、「Feel Beautiful Hawaiʻi」。
本場ハワイを感じられるステージコンテンツやワークショップ、そしてマラマハワイ(=ハワイを思いやる心)の取り組みも盛り込まれるなど、一気にハワイの熱気や空気感を思い出しました。
他の参加者からも「ハワイに行きたい」「ハワイに戻りたい」という熱を感じ取れるほど、ハワイ愛とハワイの魅力が溢れるイベントでした。
エントランスを抜けるとまず迎えてくれたのが、ハワイの主要6つの島の巨大パネル。それぞれの島の魅力と特徴が伝わる景色に圧倒されて「今すぐハワイに行きたい!」という気持ちが沸き立ってくるほどでした。やっぱりハワイの自然って美しい!
会場内に進むと、ハワイに関連する旅行、ホテル、飲食、お土産などマラマハワイの取り組みに賛同している様々な企業のブースが。そして目玉とも言える大きなステージ。
何かを始めるときに神様にお祈りや感謝を表すために行われるという、ハワイの伝統的な儀式「オリ」からスタートしたステージプログラム。ローカルでも大人気のアーティストたちによる生演奏や、歴代のミスアロハフラによるパフォーマンスなど、豪華なラインナップによって会場の熱気も急上昇。
多くの人がステージ前に集まって盛り上がりを見せていました。
日本やハワイの航空会社やハワイで人気のホテルなどが出展する企業ブースでは、現地の最新情報を知ることができます。私たちモニターツアー参加者がお世話になった企業様も!
「Mālama Hawaiʻi Week 2022(マラマ ハワイ ウィーク)」のオープニングセレモニーの会場でもあった星野リゾート サーフジャック ハワイのブースも発見。会場のスタッフさんとは初めましてでしたが、現地でお世話になったスタッフの方のことやホテルのことなど、共通の話題でとても楽しくお話しさせていただきました!
こういうところでも、ハワイでの人との繋がりが活かされるのだなと嬉しくなったひとときでした。
コロナ禍が落ち着き、再び人気が高まっているハワイウェディング。ブースに展示された素敵なドレスにうっとり。
他にも、ハワイならではのアイテムやアート作品の販売が行われているブースもありました。人気のコナビールも発見! ビール片手に談笑している方々の姿もなんだか良いな〜と思いました。
リゾート地だけじゃない、ハワイの魅力
ここで少し、私自身のハワイとの出合いについてのお話を。
今では個人的にすっかり馴染みのある言葉として感じられるようになった「マラマハワイ」ですが、昨年モニターツアーで初めてハワイを訪れるまでは、聞いたことがありませんでした。言葉を知って意識するようになったのは、先ほども少し触れた「Mālama Hawaiʻi Week 2022(マラマ ハワイ ウィーク)」に参加したことがきっかけです。
私にとって、ハワイは悠々と休暇を楽しむ大人がビーチでゆるゆると過ごしたり、ショッピングを楽しんだりという、ザ・リゾート地のイメージが強い場所だったので、環境に配慮した取り組みが進んでいるという印象を全く持っていなかったのです。
エコフレンドリーやカーボンニュートラルなどサステナブルな取り組みについても、日本国内で聞いたり意識して行動したりすることはありましたが、それらと「海外を旅すること」を結びつけて考えたこともありませんでした。
モニターツアーのテーマでもあった「新しいマラマなハワイ旅」や、この旅を通して知ることができた「レスポンシブルツーリズム(責任ある観光)」は、私にとってはとても新鮮で未知の世界。だからこそ、それらを意識した旅ってどんな感じなのだろう? と出発前からわくわくしました。
テーマ通り、ツアー中はハワイの美しい自然や伝統的な文化を未来に繋げていくために、ハワイの人たちが大切にしていることを実際に体験しながら学びました。
タロイモ畑でのお手伝いや、植樹といった少し特別な体験を通して学んだこともありますが、現地で私がすごいなと感じたのは、日本よりも環境に配慮した取り組みが積極的に行われていたこと。
ハワイでは、滞在先のホテルなどにウォーターサーバーが設置してあり、持参したボトルに無料で水を汲むことができたり、カフェではプラスチックの使用を避けるためにリサイクル可能なカップの利用が基本となっていたり。人々の普段の生活にきちんと馴染んでいるなと感じる場面が多くありました。
そんな貴重な経験があったからこそ、モニターツアーが終わる頃には「ハワイ」のイメージが、ビーチやショッピングよりも、エコでサステナブルな取り組みが真っ先に浮かぶようになったのです。
この旅で強く影響を受けた私は、日本に帰ってきてからまずマイボトルを買いました。最近ではなるべくペットボトル飲料を買うのも控えるように!
地球に対してポジティブで積極的な行動ができるようになったのは、ハワイでの経験のおかげです。
ハワイを通して感じる、旅の大切さとあたらしい形
さて、そんなハワイのまだまだある魅力を発見し感じることができる「HAWAI‘I EXPO」に話は戻ります。
新しく撮影されたというキャンペーン動画が、エントランスでお披露目されました。「旅は、世界を美しくできる」というコンセプトのもと制作されたこのストーリー動画で、ハワイの美しい自然や伝統文化、そして「ただの観光」では終わらないハワイ旅の魅力を存分に伝えてくれる内容でした。
ハワイの音や空気感、人々の暮らし、文化が詰まった心あたたまる素敵な動画にグッと引き込まれました。
今回のイベント冒頭で、ハワイ州観光局日本支局 局長のミツエ ヴァーレイさんが話されていた「旅で人と人が繋がる。旅の感動で人生観が変わる。人生を変える感動の体験を得られる旅の大切さを伝えていく」という言葉の意味が、この動画からも存分に伝わってきました。
そんな素敵な動画は、YouTubeでも配信中。ハワイ好きの方はもちろん、これからハワイをもっと知りたいという方も必見です!
さらに、今回のイベントでは、「マラマハワイ」ならではの取り組みもありました。そのひとつが、デジタルパンフレットです。
通常のイベントであれば、帰り際に紙資料が増えて困るということも多いですが、このイベントではペーパーレス推進のために、紙ではなくデジタルパンフレットを公開。会場内に設置されたQRコードから詳細をチェックできるようになっていました。
エコフレンドリーなのはもちろんのこと、来場者にとってもスマホだけで手軽にイベント概要が分かるのはとてもありがたいなと思いました。
また、ペットボトルなどを極力使わないように配慮されていて、会場の壁面にはパネルの代わりに色が変わっていくデジタルデザインを採用していました。イベントを通してゴミをあまり出さないようにと考えられたエコフレンドリーな在り方は、どこまでもブレがなくて、さすがだなと感心しました。
そして、各ブースに展示されている「マラマポイント」にも注目。
ハワイを訪れた際、マラマな取り組みが人々の生活に馴染んでいるなと感じていましたが、会場でも各企業がどのようなサステナブルな活動に力を入れているのかを知ることができました。
じっくり読んでみると、まだまだ知らないことが多いことに気がつきます。それに、身近な企業がどのような取り組みをしているかなんて普段なかなか調べることもないので、イベントで分かりやすく説明されているのはとても良いなと思いました。
また、自分が共感できる取り組みをしている企業を利用するというのも、もしかしたらこれからの新しい旅の手段の選び方になるかもしれないな、と感じました。
ローカルの人と一緒に。未来へ繋げる美しいハワイ
久しぶりにハワイの熱気を肌で感じることができた「HAWAI‘I EXPO 2023」。
私の中で、「ハワイ=南国ならではのゆるやかでピースフルなリゾート地」という印象から、「エコで地球にも人にもフレンドリーで愛情豊かな場所」というイメージへと大きく変化したハワイ。一度でも行った人がみんな口を揃えて「ハワイが好き」だと感じる理由をひしひしと感じています。
イベント中に、ハワイ州観光局日本支局 局長のミツエさんは、「コロナ禍で観光の在り方も変わった。そして改めて、旅は人生を変えるほどの感動体験が得られるものだと感じる。だからこそ、これからも、そして次世代にも繋いでいくために、人と人との繋がりを大切にして、文化を守っていくことが重要だ」ということをおっしゃっていました。
ミツエさんが話していたことを、まずはハワイの旅で実行していきたいと強く思いました。
イベントを通して改めて感じたハワイの取り組みや自然の美しさ、文化の大切さ。
旅人としてその地にお邪魔させていただく身である私たちも、ローカルの人々と一緒にその自然や文化を守っていきたいというマインドを持ち、行動に移すことが必要だなと感じます。
きっとそういう行動の原動力はその土地を好きになれるかが最初の一歩。
行くからこそわかることもありますが、行かなくてもこうして日本国内でハワイのことを知る機会はたくさんあるはず。それを有効活用して愛情を持ってまたハワイに行きたいです。
コロナが落ち着き、旅をする機会が増えていくであろう未来。
これまでのように無責任に過ごすのではなく、旅人としてやるべきこと、訪れる場所を尊重する気持ちを忘れずにいたいと思います。