意外なところで触れた南部の優しさ
帰ってからこの話をゼミの先生に話すと、「それは南部の人の優しさだね〜」と納得した様子。彼からしたらわたしだって素性も知れないアジア人の女の子なのに、あれこれ詮索することもなく、ホテルの前でウロウロしていたわたしを助けてくれました。
それってもしかして、超ホスピタリティ高いかもしれない。自分に余裕がないとまずそんなことなんてできないし、今自分がそれを日本でできるかといったら、多分無理だと思います。
ちなみにRicoは連絡してから30分〜1時間後に来ることが当たり前でした。良い意味で自分のペースを保ったまま、相手を少し思いやる。その余裕と自由さに、ちょっと憧れもしました。
「おもてなし」ってなんだろう?
日本は「おもてなしの文化」の国なんて言われるけど、そんな自然な気遣いができる人がどれだけいるだろう?多くの人が自分のことに必死で、人に投げっぱなしになってることもあるんじゃないかな。
「ちょっと助けてほしいな」と思っていても声に出せない人に、どれだけの人が気づいて行動できるのかな。それを見つけようと周りを見ること、そして自分にも無理にならない程度で行動すること。どれほどの人ができているんだろう?
「心の余裕」がないと、すべて自分本位になってしまいます。そう思った時に、自分にも今その「余裕」がないと気づきました。これは、まずい。
(なお、本記事は現地の方の車に乗ることを推奨する記事ではありません。あくまで現地の方の優しさに触れたエピソードを紹介しています。)
All photos by Abe saxophone