沖縄の中でも熱烈なファンが多いと言われる宮古諸島。確かに、メインの島である宮古島をはじめ、伊良部島や来間島など、橋でつながる島々が見せてくれる自然の美しさは、何度もリピートしたくなる魅力を持っています。
今回はそんな宮古諸島の自然あふれる開放的なスポットをご紹介します。近年観光客の数がうなぎのぼりと言われる宮古島ではありますが、広い自然に囲まれた絶景を巡る分には、それほどソーシャルディスタンスを気にせずに楽しめるでしょう。
photo by Daiki Okamoto
宮古島でのおすすめの移動手段はレンタカーです。車でしか行けない場所も多く、到着から出発まで車での移動するのが便利だからです。
この点も感染症対策として有効。ドライブしながら、離島ならではの絶景を心ゆくまで楽しみましょう。
竜宮城展望台で東洋一のビーチを一望!
photo by Daiki Okamoto
宮古島といえば、やっぱり美しい海を楽しみたいですよね。まずご紹介するのは、南西部にある与那覇前浜ビーチです。
東洋一と言われるほど透明度が高く美しいビーチは、宮古島の中でも特に人気のスポットで、その絶景を一望できるのが「竜宮城展望台」です。
こちらの展望台があるのは、前浜ビーチから橋を渡った先にある来間島(くりまじま)。来間島はとても小さく、車なら10分くらいで一周できる程度の離島ながら、近年ではおしゃれなカフェなどの施設もオープンして注目を集めています。
photo by Daiki Okamoto
前浜ビーチは砂浜で楽しむ分にも、十分その透明度の高さを感じられるスポットですが、筆者のおすすめは展望台から望む景色です。
というのも、前浜ビーチ周辺の海はただ透明度が高いだけではなく、その青のグラデーションが見応え抜群だから。展望台は、その美しさを堪能できるスポットなのです。
しかも、ビーチに比べると密になる心配はそれほどありません。人との距離をそれほど気にすることなく絶景を楽しめるというのもうれしいポイントです。
photo by Daiki Okamoto
展望台から見ると、宮古島と来間島をつなぐ来間大橋周辺の海は、場所によって青の濃さがかなり違うこともわかります。そんな点にも注目しながら、絶景の中のドライブを楽しみましょう。
・名称:竜宮城展望台
・住所:沖縄県宮古島市下地来間
・地図:
これぞ絶景!イグアナ岩からの景色を堪能しよう
photo by Daiki Okamoto
宮古島の北西部に浮かぶ伊良部島にも、宮古島に負けないほど美しい海の絶景があります。特に島の北部には限りなく青い海が広がっています。とはいえ、伊良部島の北部は断崖絶壁になっていて、その景色を楽しめる場所はあまり多くありません。
ですが、近年人気となってきているのがそんな断崖絶壁の上のスポット。SNSを見ると多くの写真がアップされています。こちらの「イグアナ岩」もそんな名所の一つ。
photo by Daiki Okamoto
海面からの高さは約70mと、宮古諸島トップクラスの見晴らしと開放感を味わえます。見える海の美しさも考えれば、これほどの絶景は日本全国を見渡してもなかなか見つからないでしょう。
ただ、イグアナ岩は整備された場所ではないので、柵も何もありません。絶壁の先の方に立って海を覗くなどの行為は避け、足元に十分注意して楽しんでくださいね。
・名称:イグアナ岩
・住所:沖縄県宮古島市伊良部前里添
・地図:
中の島ビーチなら、シュノーケリング初心者でも安心
photo by pixta
2019年に空港の新ターミナルが開業した下地島(しもじしま)も、どんどん知名度が上がってきています。下地島にもとても魅力的なスポットがいくつもあり、特に「中の島ビーチ」が人気です。
島の南西側に位置しているこちらのビーチは、岩場に囲まれていて湾のようになっているため、風の影響もあまりありません。のんびりと過ごすのにぴったりです。
photo by Daiki Okamoto
さらに、水中でのアクティビティを楽しめるのも中の島ビーチの特徴!大小さまざまな奇岩や珊瑚礁があり、ダイビングやシュノーケリングにも最適で、「天然の水族館」と呼ばれるほどのスポットなのです。
シュノーケリングの経験があまりないと、不安かもしれません。ですが中の島ビーチでは、初心者でも海の魅力を堪能できるのでご安心を。
photo by Daiki Okamoto
というのも、沖合まで行かなくとも、ビーチ近くで豊富な珊瑚礁や魚たちを見られるのです。特に日光が差し込んでくる晴れた日だと、水面や珊瑚礁がその光を受けてキラキラと輝く、とても美しい景色を見られます。
風があまりないので、波も立ちにくく、自由に動き回れるというのもうれしいポイント。初心者の方も、安心してチャレンジしてみてください。
・名称:中の島ビーチ
・住所:沖縄県宮古島市伊良部
・地図:
上級者ダイバーの憧れ、通り池
photo by Daiki Okamoto
こちらも下地島の西側に位置するスポットですが、海の近くにあるのが「通り池」です。それぞれ直径が50mを超える大きな池が2つ並んでいる様子は、それだけで何やら神秘的な雰囲気が感じられます。
かなりの深さがあり、上から見てもその透明度はよくわからないため、他の紹介スポットとは違ってぱっと見で「絶景」とは思えないかもしれません。でも実はここ、水中にある横穴で海につながっているのです!
photo by Daiki Okamoto
海とつながっているため、潮の満ち引きによって水面が上下することや、多種多様な魚介類が生息していることなどから、「下地島の通り池」という名前で国の名勝と天然記念物にも指定されています。
またその珍しい地形は、ダイビングスポットとしても人気を集めています。
photo by pixta
干満に伴って、サーモクラインという温度の異なる水の層ができる水面付近では、青色の変化を楽しめます。その光景から、ダイバーたちから「日本のブルーホール」と呼ばれることも。
ダイビング上級者しか辿り着けない絶景ではありますが、ダイビング好きなら「いずれは自分も」とワクワクしてしまうスポットです。
・名称:通り池
・住所:沖縄県宮古島市伊良部佐和田
・地図:
佐和田の浜で夕日×飛行機の絶景を
photo by Daiki Okamoto
「佐和田の浜」も伊良部島の美しいビーチの一つで、日本の渚100選にも選ばれています。
特にこの場所を訪れてほしい時間帯は、夕方。島の西側に位置するビーチなので、夕日が海に沈んでいく様子を眺められるのです。
海面に輝く夕日の光とその向こうに見えている下地島。なんと、タイミングが合えば、下地島空港に発着する飛行機も同時に眺めることもできます。
少し遠いので、写真に一緒に収めるのは難しいのですが、ぜひ飛行機を探してみてください。
photo by pixta
ビーチが美しいだけではなく、浅瀬がずっと続く地形であることや、ゴロゴロと岩が転がっていることも佐和田の浜の特徴。
潮の満ち引きや風にもよりますが、水面が鏡のようになったときのリフレクションや、シルエットになっている岩と夕日の組み合わせなど、シャッターチャンスの宝庫でもあります。
他にも、SUPが行われているなど、さまざまな魅力を秘めた佐和田の浜。ここで素敵な夕焼けを堪能すれば、一日の最高の締めくくりになること間違いなしですよ。
・名称:佐和田の浜
・住所:沖縄県宮古島市伊良部佐和田1725
・地図:
離島の旅はウイルス対策をしっかりして楽しもう
photo by Daiki Okamoto
宮古諸島は離島ということもあり、場所やお店によっては外からの観光客に対して敏感になっている場合もあります。今回ご紹介したのは人との距離を保ちやすい場所ばかりではありますが、ホテルや飲食店ではそうはいきません。
美しい海をはじめ、豊かな自然を観光として楽しめるのは、現地の人たちの努力あってのこと。訪問する側が意識を高く持って、しっかりと対策した上で楽しむようにしましょうね。
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