こんにちは。2017年1月より世界一周をスタートした「しゅん」です。
旅とは人との出会い。ならば、その出会いを最大化させる旅にしたい——。そんな想いから、世界の100人に密着インタビューをしながら世界中を旅しています。
今回は世界一周連載企画の第7弾として、「旅するように生きるモンゴルの遊牧民の暮らし」についてご紹介します。
※当ブログの記事内に羊が捌かれる写真が登場します。苦手な方はご遠慮下さい。
モンゴルの遊牧民を訪ねる旅へ
世界一周の12カ国目、アジアで最後に訪れた国は「モンゴル」。大学時代の親友「ほりお」とモンゴル人の友人「バッタ」「ヤナ」と世界一周の旅立ち前から計画していた、モンゴル遊牧民を訪ねる約1週間の旅がここでの目的です。
バッタ「おれの叔父さんは遊牧民なんだ。キャンプしながらモンゴルの大草原を車で旅しようぜ!」
モンゴル人と本物の遊牧民を訪ねる旅なんて、アドベンチャーな香りがプンプンして絶対に楽しいに違いない!
3人と空港で待ち合わせをして、数日分の水や食料をスーパーで買い込み、テントなどのキャンプ用品を車に積んで、モンゴルの大草原に繰り出します。
首都のウランバートルから1時間ほど車を走らせると未舗装の道となり、雄大なモンゴルの大自然が姿を現します。「大自然」って文字から想像する、まさにその光景が目の前に広がります。壮大すぎるぞモンゴル。
人工物が一切ない見渡す限りの草原を、何の疑いも無く自信満々で進む一行。
しゅん「ねぇ遊牧民って移動するんだよね?どうやって見つけるの?」
バッタ「わからねぇ。」
しゅん「・・・はい?(何をおっしゃっているのですか)」
バッタ「遊牧民は年に4回ほど、春夏秋冬の季節に合わせて住む場所を変えるんだ。だから細かい場所はわからねぇ。とりあえず近くに親戚の家があるから情報を集めながら向かうぞ。」
一同「お、おっけ!」
モンゴル人の親戚の家を辿りながら遊牧民を探すロールプレイングゲームみたいな展開に多少の不安を覚えつつ、「テントも食料もあるし死ぬことはない。何とかなるだろう!」と気を持ち直します。
初日は暗くなる前に、適当な川のほとりにテントを設営し、ここを本日のキャンプ地としました。
突撃!隣の「昼」ごはん@モンゴル
▲写真左から、大学時代の親友「ほりお」モンゴル人の友人「ヤナ」「バッタ」
2日目は全員が平等に寝坊をして昼過ぎにキャンプ地を出発。車を数時間走らせると小さな町に到着しました。
ここにバッタの親戚が住んでいるとのことで、情報収集も兼ねて訪ねてみることに。ローカルな人の家って、旅だとなかなか見られないから貴重な体験です。
途中にあるスーパーマーケットで、ウォッカとキャンディーを購入。 モンゴルでは親戚の家に行くときは、ウォッカとキャンディーを買っていくのが文化のようです。昼食を準備してくれているとのことでご馳走になります。
モンゴル伝統料理「ボーズ」をご馳走になりました。小麦粉の生地に、下味を付けた羊肉と玉ねぎを包み蒸した料理。味は水餃子に近くてとても美味しいです。
親戚のおじさん「モンゴルではウォッカを3杯ショットで飲むのが歓迎の印なんだ。幸せと何とかと何とかで3杯。まぁ忘れたが細かいことは気にするな。」
しゅん、ほりお「いただきます!(3杯って多くないか?)」
写真では伝わりにくいんですが、通常のショットグラスの2倍ぐらいの大きさがあります。日本男児として恥ずかしい飲みっぷりは出来ないと、勢いよく連続で3杯のウォッカを煽る我々。
ウォッカのショットって2杯までは何とかなるんですが、3杯目を煽った瞬間に身体が拒否反応を起こして、吐き出しそうになるのを奥歯を噛み締めてグッとこらえます。 4杯なら確実にアウトなやつです。
3杯なのは幸せと何とか何とか。って言ってたけど、その実は3杯が吐かないギリギリのラインなだけだったんじゃないかって説が僕らの中では濃厚。
モンゴルでは出された料理を残すのは失礼とのことで全ての料理を胃袋に詰め込んで、お腹ははち切れんばかりにパンパン。ウォッカでほろ酔い気分になり、親戚家族に別れを告げて、次の目的地へと足を進めます。