モンテネグロの物価
よく比較される隣国のクロアチア、特にその中でも観光都市として有名なドブロブニクと比べると物価は安いです。しかし、コトルも観光地ではあるので、そこそこのレストランでランチを食べると800円程度はしました。宿はドミトリーで1500円〜でした。僕が訪れたのはハイシーズンの夏だったので、秋から冬頃であればもう少し安くなるかも。
モンテネグロの美味しかった料理や食べ物
コトルではアドリア海から獲れる新鮮なシーフードがオススメ。ムール貝、タコ、イカ、を使ったリゾットが美味しかったです。なお、僕はお酒飲めないので試していませんが、モンテネグロで唯一のオリジナルビールは「Nikšićko」と呼ばれ、どこのお店にも置いてあります。
モンテネグロのエンターテイメントやアクティビティ
コトルは海沿いの街なので、ビーチがあります。旧市街の急な階段を上まで登って汗を書いたら、透き通るアドリア海で泳ぎましょう。小石のビーチなので足の裏は少し痛いですが、静かで穏やかな時間が過ごせる場所です。
モンテネグロのナイトライフ
深夜1時頃には閉店するようですが、裏通りにはクラブやバーがあります。照明が少ないコトルの旧市街では、夜は店から漏れる灯りで雰囲気抜群です。
モンテネグロのお土産
コトル旧市街では、手作りのピアスやイヤリングなどのアクセサリー、色鮮やかなマグネットなどが売られていました。大きなお土産屋さんはなかったので、個人経営のお店をぶらぶら見て回るのが楽しいです。
モンテネグロのビザ
日本人であれば、最初にモンテネグロに入国した日から6ヵ月以内で合計90日以内の滞在であればビザは不要です。
モンテネグロの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)
首都:ポドゴリツァ(憲法上の首都はツェティニェ)
通貨:ユーロ
言語:モンテネグロ語・セルビア語・ボスニア語など
面積:福島県と同じくらい
人口:62万人くらい
宗教:74%がギリシャ正教、18%がイスラム教
時間帯:日本より8時間遅れ(サマータイム時は7時間)
気候:主に地中海性気候。旅行のベストシーズンは4~10月
モンテネグロへの行き方(日本から行った場合)
日本からの直行便はないので、ヨーロッパの主要都市経由で乗り換えとなります。
モンテネグロの主要都市
ポドゴリツァ
ポドゴリツァはモンテネグロの事実上の首都で最大の都市。モンテネグロ語で「小さな丘のふもと」を意味します。これまで何度も名前が変わったり、帰属する国が変わったりと歴史的・政治的な影響を受けてきた都市です。
第二次世界大戦では大きな被害を被ったため、街には歴史的建造物はほとんど残されていません。しかし、モンテネグロが独立した2006年にはモンテネグロの中心都市として復活しました。
ツェティニェ
モンテネグロの歴史的な首都であり、現在でも憲法上の首都です。ポドゴリツァの西約 30kmに位置し、石灰岩の山に囲まれています。それらの山のうち1つは「黒い山」を意味するモンテネグロの由来です。
ツェティニェは多くの歴史的遺産が残っています。モンテネグロの文化的中心であり、小さな街でありながらもギリシャ正教会にも影響を与えてきました。
ブドヴァ
アドリア海沿いにある人気のリゾート地ブドヴァはモンテネグロ随一の高級リゾート「スヴェティ・ステファン」にアクセスする拠点となります。長い海岸線には良質のビーチが並び、若者に人気のある夜遊びの町です。海に突き出る城壁とオレンジ屋根の旧市街は小さなドブロブニクのよう。
モンテネグロにある有名な世界遺産
モンテネグロには2つの世界遺産があります。
コトルの自然と文化-歴史地域
古代ローマの都市であったコトルは、ビザンチン帝国、ハンガリー王国、セルビア王国、ベネチアと様々な国の支配下になりながら繁栄しました。
旧市街は城壁に囲まれており、12世紀から15世紀にかけての街並みを色濃く残しています。これらの文化景観と周りの自然景観が共に評価され、1979年に世界文化遺産に登録されました。
ドゥルミトル国立公園
「東欧のグランドキャニオン」との異名をも持つ美しい自然公園です。標高差1300メートルにも及ぶタラ渓谷を中心に広がるドゥルミトル国立公園は、四季折々で違った景観を作り出し、氷河期に形成された独特の地形が生み出す環境は多くの固有種を含む昆虫や動物達の生息地にもなっています。1980年に世界自然遺産に登録されました。
最後に一言
モンテネグロに向かう際は、ぜひギリシャからクロアチアに向かうアドリア海沿い北上ルートを楽しんでくださいー!あなたの知らないヨーロッパがありますよ。