世界一周をしているバックパッカーのうち、おそらく80%ほどの方が必ず訪れるといってもいいのがモロッコだと思います。
旅の難易度が高いと思われがちなアフリカ大陸ですが、その中でもモロッコだけはどうやら特別な位置付けなんじゃないかと思います。物価も安く、旅もしやすく、見所が多いモロッコはまさにバックパッカー旅をするのにもってこいな国でしょう。
僕もモロッコを2週間旅しましたが、それぞれの場所に違った魅力があり、とても楽しい思い出ばかりが残っています。
今回は実際にモロッコを旅してきた旅丸のshoが、これからモロッコを旅をする方の為にこれだけは知っておいて欲しい事を紹介します。
モロッコではどこを旅すればいいの?
モロッコの特徴はその土地によって魅力がそれぞれ異なっている事なんです。その為、モロッコをぐるっと一周する旅がオススメです。
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幻想的な青の街シャウエン
モロッコの北西部にあるシャウエンは街の中が様々な青色で統一された不思議な街です。壁も道路も階段も、すべてを濃い青や淡い青で塗られたシャウエンはまさにメルヘンの世界ですね。
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青く塗られた理由は諸説ありますが、今のところシャウエンで暮らし始めたユダヤ人がユダヤ教にとって神聖な色である青色を使用して街を塗った、という説が有力候補のようですね。
広大なサハラ砂漠をラクダに乗って進むメルズーガ
モロッコを旅する上で絶対に外せないのがサハラ砂漠でのキャンプ体験でしょう。ラクダに乗って果てが見えない広大な砂漠を進む経験は一生の思い出になる事間違いなし。
photo by sho
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何もない砂漠の中でテントを張り、美味しいモロッコ料理を食べ、空を見上げると満点の星空。
ただし、ラクダの乗り心地は皆さんが想像しているよりも…悪いかもしれません笑。お尻がむちゃくちゃ痛いです。
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一度迷うと出られない?迷宮都市フェズ
ユネスコの世界遺産にも指定されているフェズの旧市街は、まさに迷ったら出る事ができない迷路のようになっています。幾つもにも別れた小道にまぎれ込もうものなら二度と同じ場所には出てこれないと思ってください。
フェズの旧市街を旅する時は、なるべくGPSが付いているスマートフォンを持っている方がよいかもしれないですね。
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お土産を買うならここ!買い物天国マラケシュ
マラケシュには超巨大なマーケットがあり、毎日たくさんの観光客が買い物に訪れています。モロッコの雑貨は非常に人気があり、特に女性の方がたくさんの雑貨を購入している印象です。
photo by Martin and Kathy Dady
特に人気があるのがこのバブーシュと呼ばれるサンダルです。ヤギや羊、ラクダの皮を使用して作られたサンダルは非常に軽く丈夫でお土産に最適ですよ。
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長期バックパッカーのオアシス!!お魚天国エッサウィラ
モロッコの西部海岸沿いにある小さな街エッサウィラは、日本人バックパッカーがたくさん訪れている街として有名です。
世界遺産にも指定されているエッサウィラですが、大半のバックパッカーの目当ては新鮮な魚料理でしょう。海外では高級レストラン以外なかなか口にすることができない生魚も、エッサウィラならとっても安く食べることができるんです。
お刺身やお寿司…長期で旅してると恋しくなるものなんですよ…
モロッコのご飯って何を食べたらいいの?
モロッコはイスラム教の国になりますので豚肉を食べることはまずありません。そしてお酒もなかなか手に入りません。(まったく手に入らないという訳ではありませんのでお酒が好きな方安心してください)
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モロッコ料理で一番オススメなのがタジン鍋を使った料理です。とんがり帽子のような独特な形をしたお鍋の中に、野菜やお肉をいれて香辛料をかけて煮込んだモロッコの名物料理であるタジンは、日本でも大変人気がありますよね。
地域によって中身も異なり、様々な味のタジン鍋をモロッコ旅中試すことができます。素材の旨味や栄養を逃さず食べれるタジンは女性にも優しいとってもヘルシーな料理ですよ。
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こちらはクスクスという料理。北アフリカや中東でよく食べられる料理で、初めて食べる方はその食感に驚くでしょう。
クスクスは小麦を粗く挽いたものに水を含ませ、調理後の大きさがなんと驚きの1mm程度になるように小さく丸めたパスタのようなものです。お米でも麺でもない、まったく新しい謎の食感クスクス。一度は試してみて欲しい料理です。
ちなみに僕はちょっぴりクスクスのパサパサ感が苦手です…