6年の時を越えて「チョウチョウさん」とのご対面!
市場の主人に教えてもらった住所にドキドキしながら行ってみると、集団住宅のような建物がありました。
しゅん「チョウチョウさんですか!?」
チョウチョウ「そうだ!おれがチョウチョウだ。市場の主人から連絡を貰ったよ。らみさんの友達なんだってな。わざわざ来てくれてありがとう。」
遂に、ついに出会えました!チョウチョウさん!!
本当に苦労して探し回った甲斐があって、会えた時は飛び跳ねたいぐらい嬉しかったです。6年前の写真と少し変わっていましたが、紛れもなくチョウチョウさんです。
お茶を飲みながら、らみさんとの6年前の思い出を懐かしみながら話をしてくれました。チョウチョウさんも連絡先を交換できなかった事が心に引っ掛かっていたようで、今回の訪問を凄く喜んでくれました。
チョウチョウ「そうだ、地元の人しか知らない秘密のパゴダ(仏塔)に連れて行ってあげよう。」
バイクで30分ほど田舎道を進むと、住宅の中にひょっこりとパゴダが出現しました。僧侶らしき人から鍵を受け取り、中へと入ってみると、今まで見たことがないような素敵な仏塔が!
そして、実はこのパゴダは6年前の写真を撮った、チョウチョウさんの思い出の場所でもあったのです。
仏塔の中にある隠された階段を進むと、6年前の写真を撮った屋上へ。せっかくなので同じ場所で同じポーズで写真を撮らせて貰うことに。
見つかって本当に良かった!途中で心が折れかけた時もありましたが、それでも諦めずに食らい付いた大捜索の3日間。最後にチョウチョウさんの連絡先を聞いて、らみさんに無事に出会えた事をメールで報告して任務完了です。
今回の成功報酬は「秘密のパゴダ」。ふたりがすごく喜んでくれて感動もひと塩でした。
まとめ
All photo by Shun
当初の旅の予定にはなかった、ミャンマーでの人探し。探偵小説の主人公の行動を思い浮かべて、色んな場所を駆け回り、現地の人達に聞き込みを続けながら、最終的にチョウチョウさんを見つけることが出来ました。
旅をしていると予期せぬことの連続に遭遇します。そんな時は「自分の興味や関心に従って、旅のルートを大きく変更してしまう」ことにしています。
インターネットやSNSで簡単に絶景を調べることが出来る時代だからこそ、「自分の足で旅をして、そこで出会ったものを大切にする」。これが旅を何倍も楽しく魅力的にしてくれるエッセンスだと実感しています。
こうして、いろんな国の人と関わり、繋がることで、大切な旅の思い出がまた一つ増えていく。そんな幸せを噛み締めながら、今日もぼくは世界を旅しています。