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難病になった後会社を辞めフリーランスに転身。国内外を旅しながら旅ブログ「タビホリ」を運営。7ヶ月間の世界一周を経験し、合計40ヶ国以上を訪問。台湾一周経験あり。常に映えを探してます。

こんにちは、旅ブロガーの細井です。皆さんはフランスのナントという街をご存知ですか?ナントはフランスの西部、ロレーヌ地方にある都市です。学生の時に習った「ナントの勅令」がでた場所でもあります。内容を全く覚えていないのが切ない……。

実はこのナント、フランス人が住みたい街ナンバーワンにも選ばれたことがある街なんです!

ナントの魅力をざっくり言うと、街全体がコンパクトでおしゃれ。落ち着いた雰囲気なので、ゆっくり過ごせましたね。僕はナントの魅力にはまってしまい、ヨーロッパの都市の中でも特に好きな街になりました。あとこれは行ってから知ったのですが、新潟市と姉妹都市になっている街でもあります。

今回はフランスの大好きな都市、ナントの魅力を紹介します。

 

ナントのアクセス方法

photo by shutterstock

まずは主要都市からナントへのアクセス方法を紹介します。

・パリから高速鉄道のTGVで2時間20分
・シャルル・ド・ゴール空港から高速鉄道のTGVで2時間50分
・リヨンから高速鉄道のTGVで4時間20分

どの都市からもアクセスが良く、パリから日帰りで行くこともできます。ナントには空港もあるので、ヨーロッパの各都市から飛行機で行くことも可能です。

パリとナントの間にはあの有名な修道院モンサンミッシェルもあるので、あわせて行くのもおすすめです。

 

まずは機械仕掛けの象を見に行こう!

photo by pixabay

ナントに来たらまず見に行ってほしいのが、「グラン・エレファン(Grand éléphant)」という機械仕掛けの巨大な象。高さ12メートル、重さ約48トンもあります。実物を初めて見たときに衝撃を受けました。

しかもこの機械仕掛けの象、動くんです!柵も何もなく目の前で巨大な像が動く姿は圧巻です。

この機械仕掛けの象は、ナントに拠点を置くクリエイター集団「ラ・マシン」が生み出したもの。迫力もありつつ、象のリアルな動きに見ているだけでも癒されます。見るだけじゃ物足りない!という方は、有料にはなりますが50人までなら象に乗ることもできます。

 

象に乗る場合のチケットは、象の居る場所とは少し離れたオフィスで買う必要があるので、時間ギリギリで行くときは気を付けてくださいね。グラン・エレファンの動画を撮ったので動く象をご覧ください。

鼻から噴き出す水から逃げたり、象の上に乗っている子どもが手を振ってきたり、とにかくゆるい感じが最高でしたね。「パオーン」と鳴くところも製作者のこだわりを感じます。なぜ日本で話題にならないのか不思議なくらい。

 

グラン・エレファンを見られる場所は、「Les Machines de l’Île(レ・マシーン・ド・リル)」という遊園地内。機械仕掛けの象が居た場所は川沿い近くです。象を見るだけなら無料なのも嬉しいですね。

他にも「海の世界のカルーセル」という、ラ・マシンが作った機械仕掛けの海の生き物たちに乗って回るメリーゴーラウンドもあります。園内はFree Wi-Fiも使えるから旅行者には嬉しい限り。ナントに来たら絶対に行ってほしいおすすめスポットです。

■詳細情報
・名称:Les Machines de l’Île(レ・マシーン・ド・リル)
・住所:Parc des Chantiers, Boulevard Léon Bureau, 44200 Nantes, フランス
・営業時間:火〜金曜日10時00分~17時00分,土〜日曜日10時00分~18時00分
・定休日:月曜日
・料金:象に乗る場合は大人8.5ユーロ。子ども6.9ユーロ。
・公式サイトURL:https://www.lesmachines-nantes.fr/en/discover/the-grand-elephant

 

その他の見所を紹介

ナントはラ・マシンの象以外にも見所がたくさんあります。

 

ブルターニュ公爵城

photo by pixabay

ブルターニュ公爵城は、ナント市内にたたずむ中世の雰囲気を感じられるお城です。ここでプロテスタントの信仰を認めた「ナントの勅令」が発表されました。このブルターニュ侯爵城は歴史的建造物のリストにも加えられています。

そんな歴史あるお城ですが、外から眺めるだけでなくお城の内部も見学できます。内部はドラクエのような雰囲気なので、ドラクエ好きはぜひお城の中まで見学してほしいですね。

お城の中はとても広く展示物もたくさんあります。所要時間は、最低でも1時間は見ておきたいところ。広くて迷いそうになりますが、要所要所にスタッフさんが居るので安心してください。

■詳細情報
・名称:Château des Ducs de Bretagne(ブルターニュ公爵城)
・住所:4 Place Marc Elder, 44000 Nantes, フランス
・営業時間:10時00分~19時00分
・定休日:月曜(7月、8月以外)
・料金:大人5ユーロ(18歳未満は無料)
・公式サイトURL:http://www.chateaunantes.fr/fr

 

サン・ピエール・サン・ポール大聖堂

photo by pixabay

ブルターニュ侯爵城の北には「サン・ピエール・サン・ポール大聖堂」があります。パリのノートルダム大聖堂に少し似ていて、大きさもなかなかのもの。人がそこまで多くないので、教会の厳かな空間を堪能できます。

■詳細情報
・名称:Cathédrale Saint-Pierre-et-Saint-Paul(サン・ピエール・サン・ポール大聖堂)
・住所:7 Impasse Saint-Laurent, 44000 Nantes, フランス
・料金:無料

 

パッサージュ・ポムレー

photo by pixabay

パッサージュ・ポムレーは、ショッピングアーケード街。3階建てで晴れた日には日の光が差し込みます。フランスの歴史文化財に指定されていて、ものすごく綺麗です。

ヨーロッパで最も美しいアーケードの一つとしても知られています。何も買わずに内装を見ているだけで楽しかったです。

■詳細情報
・名称:Passage Pommeraye(パッサージュ・ポムレー)
・住所:20 Passage Pommeraye, 44000 Nantes, フランス
・営業時間:8時00分~20時00分
・定休日:不定休
・公式サイトURL:http://www.passagepommeraye.fr/

 

ジャポネ・ド・リル・ド・ヴェルサイユ庭園

photo by Kazutoshi Hosoi

エルドル川沿いを歩いていくと、ジャポネ・ド・リル・ド・ヴェルサイユ庭園にたどり着きます。ジャポネド・リル・ド・ヴェルサイユと聞いてどんな庭園を思い浮かべますか?

実はここ、日本庭園なんです。フランスのロレーヌ地方で日本庭園なんてびっくりですよね。僕たちも日本庭園があるなんて思いもよらなかったのですが、泊まった宿のスタッフさんに教えてもらって行ってきました。

庭園を一歩入るとそこは日本。竹、石畳、池に紅葉と、見事な和の空間が広がっていました。園内には庭だけでなく淡水魚を展示している小さな水族館もあります。まさかナントで日本の風景に出会えると思っていなかったので感動しました。

■詳細情報
・名称:ジャポネ・ド・リル・ド・ヴェルサイユ庭園
・住所:2566 Quai de Versailles, 44000 Nantes, フランス
・営業時間:8時30分~20時00分
・定休日:不定休
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