オランダといえば、チューリップや風車で有名ですがその実態は日本人にとってあまり馴染みがありません。オランダはEU加盟国の一つで、西ヨーロッパに位置し、隣国にベルギー、ドイツがあります。
国土は日本の九州とほぼ同じ大きさで、オランダの国名、Netherlandsとは低い土地という意味があります。国土の四分の一以上が海面より低い海抜にあることから、風車を利用して水をくみ上げ、運河に流して土地を干拓してきた歴史があります。
そんなオランダの特徴を捉えたオランダにある世界遺産の絶景をご紹介いたします。
誰もが思い描くオランダの風車
まず誰もがオランダと言えば思い浮かべるのが風車。それはオランダを代表するユネスコの世界遺産に「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」として登録されています。国土の四分の一が海面より低いことによる排水の問題があったオランダは、この風車網により水面の維持を図りました。本当に風車の国だったのですね。
ヨーロッパの美しい街代表 アムステルダム
オランダの首都でもあるアムステルダムの運河も実は、2010年に世界遺産に登録されています。「北のヴェネチア」と呼ばれるアムステルダムは100km以上の運河と約90の島々、として1500以上の橋から成り立っています。歴史的な建物とともに、都市計画として優れたアムステルダムの運河システムが美しい街を構成しているのです。