こんにちは。TABIPPOのぬま(長沼茂希)です。
新潟県の魅力にハマり、ちょくちょく訪れていたものの最後まで訪れていなかったのがこの場所、「佐渡島」。
日差しを感じ始めた初夏・6月、佐渡島を旅してきました。本記事では、その旅の様子や訪れた場所を、写真を通してご紹介したいと思います。
見出し
新潟港から佐渡島へ
東京から佐渡島へ行くカーフェリー(佐渡汽船)に乗るために車で新潟港への約5時間半のドライブ。
出発の時間になり、船が離岸すると佐渡汽船のスタッフの方々が港から手を振ってお見送りをしてくれます。こういうシーンはいつどこに行っても嬉しいものです。
出発した船は、新潟港から目的地の佐渡島・両津港まで約2.5時間、ジェット船であれば65分で着きます。
新潟本土が見えなくなるまでしばらくの間、甲板で今回一緒に行く旅仲間とモクモクと煙が立ち上る工場地帯や、ぽつんと佇む灯台、どんどん小さくなる港を撮影。
30分ほど経つと海風で少し肌寒くなり、そそくさと船内へ移動しました。
船内へ移動して、フラフラと散策。
売店へ行ったり、食堂を覗いていると黄色と赤色の可愛いベンチが規則正しく綺麗に並んでいるのを見つけテンションが上がりました。人も少なく誰も座っていないベンチの後方にしばらくボーッと座っていたりすると、あっという間に佐渡島に到着です。
約2.5時間の船旅でも、写真や船内散策をしていると時間がすぐに過ぎてしまうので不思議ですね。
旅の目的のひとつ、「大野亀」と「二ツ亀」へ
フェリーを降りて、島のシンボルでも「大野亀」へ早速移動します。
大野亀|佐渡島のシンボル一枚岩
大野亀へ行く目的は、国内では珍しい「トビシマカンゾウ(飛島萱草)」の群落地帯を見に行くことでした。
トビシマカンゾウは、山形県酒田市の飛島と新潟県の佐渡島のみに分布している植物。オレンジ色の綺麗な花が咲くのが特徴的です。
開花時期は5月~6月なので、ギリギリ見頃に来ることが出来ました。
トビシマカンゾウと標高167mの大野亀と呼ばれる一枚岩の風景は、とても幻想的。朝方と夕方頃に訪れるのがオススメです。
大野亀付近には遊歩道もあるので、トビシマカンゾウに囲まれながら歩くことも可能。写真を撮りながらであれば、1時間ほど滞在できると思います。
二ツ亀|潮の満ち引きで景色が変わる浜辺
トビシマカンゾウを見たあとは、車で5分ほどの所にある「二ツ亀」へ。
夏場は二ツ亀海水浴場として海水浴もでき、ここは「日本の快水浴場100選」にも選ばれています。干潮時に訪れると少し離れた二ツ亀島へ渡れるので、海水浴シーズン以外でも島に渡ったり夕日を待って過ごしたりしても良いかもしれませんね。
・名称:大野亀
・住所:〒952-3203 新潟県佐渡市願
・地図:
・アクセス:両津港から車で約55分 / 大野亀 (内海府線) から徒歩1分
・名称:二ツ亀海水浴場
・住所:〒952-3205 新潟県佐渡市鷲崎
・地図:
・アクセス:両津港から車で約50分 / 二ツ亀 (内海府線) から徒歩10分
美しき廃選鉱場「北沢浮遊選鉱場 」
「北沢浮遊選鉱場 」には、もう使われなくなった選鉱場が、今もなお保存され残っています。
建物には蔦が生い茂り、長年使われていないながらも放たれる、圧倒的な存在感。古代からある神殿の一部かのようです。
当時は佐渡金山の選鉱場としても稼働していました。
最盛期1940年代頃は、鉱石の処理量が1ヶ月で50,000トン以上に上り、東洋一の浮遊選鉱場として日々稼働していたそうです。
それに伴い島の人口も12万人を超え、現在の人口と比較すると倍以上の人が佐渡島に集まっていたことになり、なさがら日本版ゴールドラッシュと言っても過言ではないと思います。
補足情報ですが、佐渡金山遺跡を世界文化遺産登録を目指す動きもあり、その盛り上がりの一端を担っていたであろう「北沢浮遊選鉱場跡」は佐渡島の旅では外せないスポット。是非足を運んでみてください。
・名称:北沢浮遊選鉱場跡
・住所:〒952-1539 新潟県佐渡市相川北沢町3−2
・地図:
・アクセス:バス停 相川博物館前(本線、七浦海岸線)下車徒歩2分
・営業時間:24時間
たらい舟体験「矢島体験交流館」
佐渡島について調べると必ず出てくる「たらい舟」。200年以上も続いている文化なのだとか。今回、人生で初めてを体験したのですが、まぁー難しい!
教わった通りにやっても全然進まず、ただただ海の水をかき混ぜているだけ……笑えてきます。なかなか進まないので女性の船頭さんに交代し、左右に漕ぐとスイスイと進むので本当に不思議です。
たらいの上で船頭さんが色々話してくれる「佐渡情話」という悲恋物語(民話)では、一部に”たらい舟で佐渡島〜新潟県の柏崎まで行く”という内容があるのだそう。どんな大恋愛したらそんな冒険しようと思うんだよ……と考えているうちに、出発した岸に戻ってきました。
佐渡島内ではいくつか「たらい舟」体験ができる場所はありますが、「矢島体験交流館」だと、近くに掛かっているのが赤い橋が、写真のアクセントになるのでオススメです。
・名称:矢島体験交流館
・住所:〒952-0605 新潟県佐渡市小木365−1
・地図:
・アクセス:小木港から車で約5分 / バス停 矢島入口 (宿根木線) から約徒歩10分程度
・営業時間:平日・荒天時9:00~16:00、土日祝9:00~17:00
・定休日:10/21(村祭りの為),11月~3月
・電話番号:0259-86-2992
・料金:大人600円 / 小人400円
・所要時間:30~60分
・公式サイトURL:矢島体験交流館 | さど観光ナビ
あめやの桟橋(佐和田海水浴場桟橋)
両津港から車で約40分。佐和田海水浴場にある桟橋です。
個人的な意見ですが、桟橋ってなんかいいですよね?分かりますよね?この感覚。
特に何も無いんですが、あるとついつい行きたくなりますし、桟橋の端の方まで行きたくなるあれは何なんでしょうか。
日中は綺麗な海と空がいいのですが、夜はとても綺麗な星空を見ることができます。
基本的に佐渡島ではどこでも星空を綺麗に見ることができますが、車がない方でも比較的ここにはアクセスしやすく、オススメの星空鑑賞スポットだと思います。近くにご飯屋さんや宿も多いので、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
・名称:あめやの桟橋(佐和田海水浴場桟橋)
・住所:〒952-1314 新潟県佐渡市河原田本町315
・地図:
・アクセス:両津港から車で約40分
それでは、佐渡島の旅を詰め込んだフォトギャラリーをご覧ください。