オセアニアはオーストラリア、ニュージーランド、フィジーやパラオなど観光資源に恵まれた地域です。
海洋資源もふんだんにあり世界中から観光客が訪れます。オセアニアでしか味わえない代表的なグルメをご紹介します。
*編集部追記
2015年10月公開の記事に、新たに3品を追加しました。
オセアニアの食事事情
photo by pixta
基本的に海で囲まれた国がほとんどであるため、新鮮なシーフードを使った料理が多々あります。またそれ以外にも、オーストラリア産牛肉として有名なオージービーフや、南国・バヌアツのココナッツミルクタロなど、国によってグルメのバラエティーが非常に豊富で、オセアニア料理といえばコレ!とは言い切れない多彩さが魅力です。
私は以前オーストラリアに住んでいたことがあるのですが、スーパーでは肉類の種類がかなり多く、しかも値段がとても安かった覚えがあります。新鮮なオージービーフはシンプルにステーキで食べるのが一番おいしいです!
ベストフード
私がおすすめするのは、ニュージーランドで獲れる新鮮な伊勢海老です。日本の伊勢海老に劣らぬ、甘みのあるプリプリとした食感がおいしく、ニュージーランドの春から夏、つまり9月から3月が旬です。
シンプルにゆでたものをそのまま食べても良し、ガーリックバターとレモンで味付けをしてもさらに美味!と、素材が良いのでこだわった調理をせずともとってもおいしいですよ◎
最後の楽園、バヌアツで味わうココナッツミルクのタロ
タロとはタロイモの料理です。南太平洋シェパード諸島のバヌアツ共和国の主食です。口当たりの良いタロイモの食感とココナッツミルクで作られたソースをかけて食します。
見た目とは正反対のきめ細やかで上品な味わいが観光客のハートをつかみます。
ロボ料理(フィジー)は最も伝統的な蒸し焼き料理です
地面に深く掘った穴にバナナの葉を敷き詰めて、魚、肉、野菜などを葉で包みます。焼き上げた石を素材の上に置き蒸しあげて調理します。村の行事や結婚式の料理として祝い事の代表料理です。
トンガ王国のお祝い料理は子豚の丸焼きです
プアカはトンガ語で「豚肉」のことです。トンガでは祝い事には必ず豚肉料理を食べます。ココナッツミルクの隠し味が旨みを引き立てます。
調理方法はいたってシンプルです。子豚を丸ごと葉っぱにくるんでココナッツミルクをかけて蒸し焼きします。
シドニー(オーストラリア)のヘルシーなテイクアウトサラダ
オーストラリアと云えばオージービーフが有名です。イギリス系移民の国なので肉食が中心と思いがちですが実はオージーは野菜が大好きです。シドニーの街中にはいたるところに野菜サラダをテイクアウト出来るお店があります。
ゴーヤやナス、アスパラガス、トマトなど豊富な野菜の組み合わせサラダのトッピングのテイクアウトが楽しめます。野菜サラダだけでランチは完了というヘルシー派も多いそうです。
魚介類の宝庫、ニュージーランドのクレイフィッシュ(伊勢海老)
日本と同じように周りを海で囲まれたニュージーランド近海には豊富な漁場があります。
どの都市のレストランも魚介類メニューが並びます。日本では高値で注文しにくい伊勢海老(クレイフィッシュ)も比較的安価で食べられます。
キリバス共和国の主食、ブレッドフルーツの素朴な味わい
キリバスは赤道直下に位置する先住民の共和国です。素朴な人柄が観光客に嬉しい国です。
ブレッドフルーツはメロンほどの大きさに自生します。焼いて皮をむいて食べます。おイモのような香ばしさがあります。
ミクロネシア連邦のパンの実(ブレッドフルーツ)は蒸しても美味
オセアニアに広く生育するブレッドフルーツ(パンの実)は島々によって調理方法が多少違っています。
蒸したり、揚げたりなど調理習慣も多様のようです。ミクロネシア連邦では蒸して食べることが多いようです。神からのプレゼントブレッドフルーツを現地の調理方法で楽しみます。
まとめ
南太平洋の広大な海に点在するオセアニアはオーストラリアとニュージーランドを除きほとんどの国が先住民の国です。バヌアツやフィジーは観光地として有名です。美しい自然とどこまでも透明な海が魅力の国です。
いずれの国々も資源豊富な海に囲まれています。素朴な魚料理は日本人の口にもよく合います。パンの実やバナナはほとんどが自生で神々の贈り物と崇められています。
一部の国を除き大きなホテルや高級レストランは存在していませんが民宿のような気軽な宿泊施設は多数あります。オセアニアでしか味わえない神の贈り物を食べる旅行は素晴らしい思い出を与えてくれます。