ダイビングの楽しみも
クマノミやヤマブキベラをはじめサンゴの間をすり抜けていく熱帯魚の数々はいくら見ていても見飽きることがありません。
固有種の宝庫です
実をつけているのはムニンノボタン。ムニンは無人です。シダのようなメヘゴ、檳榔樹でもこれはオガサワラビロウです。他にはムニンシラガゴケ、オオハマギキョウは一生に一度しか花を咲かせません。どれも小笠原固有種ばかりです。
初期に移住した人々が食用として持ち込んだヤギが今では野生化してしまい、これらの固有種をエサにして増えていきました。固有種が絶滅する恐れもありノヤギは排除されて行っているようです。
面白いタコノキは食べて美味しい?
小笠原固有種のタコノキです。幹の周りにタコの足のように気根が伸びているので名前がつきました。たしかに気根のブツブツはタコの吸盤に見えなくもないです。実はパイナップルのようですが甘味はほとんどなく、油をとるのに使われたりするそうです。
まとめ
江戸時代の初めに小笠原氏によって発見され、日本の領土として道標がたてられて徳川家康に報告もあったそうですが、その後ハワイからの移住や、太平洋戦争の激戦地になったりアメリカの統治下に置かれたりしました。
その間に無秩序に外来種が島に上陸し固有種は絶滅寸前になりましたが、近年保護の成果が上がってきているようです。
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