ライター
Miyako 旅のコンテンツクリエーター/インバウンドビジネスディレクター

長崎県大村市出身。アメリカ、オーストラリア、スウェーデンに一年以上の居住経験、カナダ・スイスでも就労経験あり。海外生活は5年以上、旅は33か国。フリーランスとして観光を軸に、インバウンド観光や長崎/九州地域を得意とするトラベルライター、SNS運用代行、マーケティング支援、通訳・翻訳、ガイドなどを行っている。

こんにちは、Miyakoです。

全国でも有数の観光地として知られている長崎県。大部分が海に囲まれた水産県でもあり、島の数は全国一位。日本の島の14%が長崎県にあるといわれています。

その中でも今回は自然豊かで心も身体もリフレッシュできる人口約2300人の小さな町・小値賀(おぢか)をご紹介します。

小値賀ってどこ?どうやって行くの?


九州本土から西へ50キロメートル離れた五島列島の北部に位置する小値賀。長崎空港から1時間ほどのところにある佐世保港から高速船で1時間半、フェリーで3時間程度で到着します。


五島列島を回るのであれば、隣の宇久島や上五島からのアクセスも可能。福岡からは一日一便の定期フェリーもあります。

けっして全国各地から簡単に行ける場所ではない小値賀。それでも毎年多くの旅人を魅了する美しい自然や島の文化があり、ゆっくりとした旅を満喫するには絶好の場所です。

島内を回るならココ!6か所のおすすめスポットめぐり


フェリーに車を載せていくことも島で車を借りることも可能ですが、小値賀島自体はそれほど大きくないので、島内の移動は自転車でも十分。

ターミナルでは電動付き自転車やスクーターのレンタルもあるので、天気がいい日であれば、島のおいしい空気をたくさん味わえるサイクリングがおすすめです。

島内の見どころはいくつもありますが、その中でも、写真撮影にも最適な景観スポットをめぐってみましょう。

①心が落ち着く姫の松原


フェリーターミナルから北に2.5キロメートルほどのところにある姫の松原は、日本の名松百選に選ばれた松の並木道。美しい緑の松並木が約450メートル続いていて、自転車で走り抜けるととても気持ちがいいですよ。


入り口には「姫の松原」と書かれた石の看板があり、そばには「牛に注意」の黄色い看板も。牛の放牧場も近く、道路に出てくることもあるので、車だけではなく、牛にも注意してくださいね。

■詳細情報
・名称:姫の松原
・住所:〒857-4704 長崎県北松浦郡小値賀町柳郷
・地図:

②泳ぐならここ!柿の浜海水浴場


フェリーターミナルから北へ3.8キロメートルのところにある、柿の浜海水浴場。水がキレイで地元の人にも人気のビーチです。青い海を眺めながらぼーっとするのもよし、夏の時期にはSUPやバナナボート、カヤックなどのアクティビティも可能(要予約)です。

■詳細情報
・名称:柿の浜海水浴場
・住所:〒857-4707 長崎県北松浦郡小値賀町柳東
・地図:
・アクティビティ問い合わせ:おぢかアイランドツーリズム
https://ojikajima.jp/category/contact

③自然が織りなす造形美・五両ダキ


フェリーターミナルから北に4キロメートルの場所にある五両ダキ。柿の浜海水浴場からも近く、歩いても行けます。

「ダキ」とは小値賀で「崖」のこと。長年の海蝕でできた円形の崖と海の鮮やかな色が絶景を作り出しており、小値賀が火山でできた島であることを思い出させてくれます。ここへたどり着くまでにある草原を歩くのも気持ちいいですよ。

■詳細情報
・名称:五両ダキ
・住所:〒857-4704 長崎県北松浦郡小値賀町柳郷
・地図:

④映えスポット・斑島のアート


フェリーターミナルから北西に5キロメートルほどのところにある斑島。小値賀島と橋でつながっていて、斑大橋を渡って右に曲がったところの防波堤にはカラフルな壁画アートが。メッセージやその遊び心に島の方のおもてなしの心が感じられますね。


「Madara Island」と書かれたバタフライや「OJIKA ISLAND」と書かれたかわいい魚の絵などもあり、女心をくすぐる映えスポットなので、小値賀や斑島の記念写真におすすめです!

■詳細情報
・名称:斑島のアート
・住所:〒857-4707 長崎県北松浦郡小値賀町班島郷26
・地図:

⑤白い鳥居が印象的!玉石大明神(ポットホール)


斑島の北東にある天然記念物で国内最大と言われるポットホール。玉石様として地元の人の信仰の対象となっており、岩場の手前には白い鳥居が立っていて、海をバックに神秘的な景観を生み出しています。

周りは草原で、ベンチもあります。ここで景観を楽しみながら休息したり、軽食を持ってピクニックしたりするのもいいかもしれませんね。

■詳細情報
・名称:ポットホール(玉石大明神)
・住所:〒857-4707 長崎県北松浦郡小値賀町班島郷
・地図:

⑥海ゴミをデコレーション!えがわ商店のうきアート


フェリーターミナルから北西に3キロメートルのところにある江川商店。島内には商店街にメインにいくつかのスーパーがありますが、こちらは中心街から離れたところにある、お店の外観も個性的なお店です。小値賀に漂着したカラフルなブイをアートとして飾ってあり、目を楽しませてくれます。

斑島への道の途中にあるので、行き帰りに飲み物や食べ物を買いに寄るのもいいかもしれませんね。

■詳細情報
・名称:えがわ商店
・住所:〒857-4705 長崎県北松浦郡小値賀町浜津郷276-1
・地図:
・営業時間:8:00-19:00頃

番外編:人の営みが消えた神秘的な島・野崎島


小値賀島からのフェリーでしかアクセスできない野崎島には、400頭もの野生の鹿が生息していて手つかずの自然が残っています。島の北部や南部を訪れるなら、地元のガイドさんと行くトレッキングツアーがおすすめ。

野崎島の集落跡は世界遺産にも登録され、小値賀島から日帰りや宿泊もできるので、アウトドアや自然が好きな方は小値賀島と合わせて異なる自然の美しさを体感しに訪れてみてくださいね。

■詳細情報
・名称:野崎島
・住所:857-4709長崎県北松浦郡小値賀町野崎郷
・地図:
・アクセス:小値賀港から町営船「はまゆう」で約30分
・公式サイトURL:https://ojikajima.jp/nozakijima/nozaki

小値賀のおもてなしの心と自然に癒やされリフレッシュ!


気軽には行きづらい小値賀島。しかしそこには、自然の美しさとほっとする人々の暖かさがあります。

島にホテルはありませんが、古民家ステイ、民泊、民宿、一棟貸し宿など宿泊先が選べるので、日常に疲れたらぜひ島を訪れて、ゆっくり心と身体を癒やしてみませんか?

All photos by Miyako

ライター
Miyako 旅のコンテンツクリエーター/インバウンドビジネスディレクター

長崎県大村市出身。アメリカ、オーストラリア、スウェーデンに一年以上の居住経験、カナダ・スイスでも就労経験あり。海外生活は5年以上、旅は33か国。フリーランスとして観光を軸に、インバウンド観光や長崎/九州地域を得意とするトラベルライター、SNS運用代行、マーケティング支援、通訳・翻訳、ガイドなどを行っている。

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