ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

世界には日本国が国として承認している196ヶ国をはじめ、非承認の国を入れると300ヶ国以上あると言われています。せっかく地球に生まれたなら出来るだけ多くの国に行って、たくさんのものを見たい!

そんな思いで旅を続けていたら訪問カ国数が100を超えていた旅人たちに、旅中のお金の管理について聞いてきました!

質問:旅中のお金の管理はどのようにしてましたか?

ここまでの連載で行きたい国がたくさん出来た!もう気持ちは明日にでも旅に出れるけど、そういえばこれだけたくさん旅をしている旅人って、お金の管理はどうしてるんだろう?スキミングとか怖いなあ…

そこで実際に、これまで100ヶ国以上を旅した旅人たちに、旅中のお金の管理について聞いてきました!

旅丸sho

旅丸sho

バックパッカーで世界を5年間旅をしながら、“旅丸”“TABIMARU.com”という二つの旅ブログを運用するブロガー。現在は旅人育成企画“タビイク”を運営するBackpackers ProductionのCOO兼CFOとして会社経営をしている。雑誌や書籍への写真提供、エッセイの執筆、講演、ピースボートへの水先案内人としての乗船なども行い、2018年から外国人フリーランサーのコンサルも実施。特技はカニカマのビニールを早く剥く事。

クレジットカードのキャッシング機能を利用していました。

ただし、ATMでのスキミングが怖いのでキャッシングをする際は予定滞在日数×1日平均予算を計算してから一気に出すようにしていました。現金を盗難されるリスクはありますが、スキミングをされてクレジットカードが使えなくなってしまうと旅を続けるのが困難になってしまうのが怖いです。

 

また、発展途上国に訪れる前はユーロや米ドルをなるべく多く持ち、現金で両替をするという手段もよく取っていました。発展途上国にもATMはもちろんありますが、使用できない事があったり、ATMの中のお金が空だったりするので、現金両替の方が現地のお金を手に入れやすい場合もあります。

クレジットカードは支払いでポイントがつく楽天プレミアムカードをメインカードにしており、移動や買い物、航空券などネットでの買い物はクレジットカードで支払っています。

アマゾニアン

アマゾニアン

大学時代からバックパッカーを始め、就職は蹴り29歳までバックパッカー。20代で102か国を渡航。10か月だけ日本で社会人(私にとっては日本でワーホリ)して、30歳の誕生日に独立しました。現在は旅する雑貨屋コパカバーナを経営、お店が波にのってから新しい国々を周りだし、40歳で国連加盟国193カ国にすべて渡航済み。日本最大の海外旅行オフ会の会長もしています。

私が世界一周をした2006年から2007年にかけては、新生銀行を使って海外ATMから引き出しができるサービスが出始めたころでした。(新生銀行の国際キャッシュカードは廃止されました:新生銀行ユーザーは要注意!今のカードで海外ATMから出金できるのは2018年12月8日まで 

当時はネットバンクに信頼があまりなかったので、それ以前に主力だった現金、今は無き?トラベラーズチェックとも併用していました。

 

三井住友のVISAカードは持っていましたが、キャッシングして帰国後に返済だとかなり高額を返すことになるので航空券を買うときなどに使っていました。

ただ、いつも安宿でしたし、高額のツアーにも参加しませんし、現金で支払うから安くしてよ!の交渉が多かったのでクレジットカードはほとんど使いませんでした。

 

世界一周する前の長期旅行はトラベラーズチェックがメインでした。ドルの現金がだんだんと少なくなっていくのでイスタンブールやエジプトや南アなどそれなりの経済の国で現地通貨から両替していました。それなりの経済の国だと基本的にレート良くドルをゲットできます。

花田 塁

花田 塁

大学卒業後の2006年に、3ヶ月間タイの田舎にある孤児院施設でボランティアをしたのがきっかけです。異文化の中で生活する楽しさに加えて、子どもの発想の豊かさや支援の必要性に触れて、職業として深く関わりたいと思い、帰国後に学童保育士や特別支援学校の教師として勤務しました。一方でもっと違う世界を見てみたいという思いから、バックパッカーとして、2018年10月現在で訪問104カ国、世界3周目の途上です。

今は楽天プレミアムカードと、JALカード、REXカードLiteを使ってます。

楽天カードは空港でラウンジが使い放題になるプライオリティパスをゲットできるので飛行機に多く乗る方にはおすすめです。JALカードはショッピングでマイルを貯めて、国内旅行の際にマイルを特典航空券に代えて利用しています。REXカードは無料で作れるカードの中では旅行保険の内容が良いので作りました。

三つのカードの内、一つはキャッシングや支払メインにして、もう一つはインターネット決済用、残りはサブとして持っています。

 

先日インドのゴアでクレジットカードを1枚紛失してしまいましたが、残りのカードがあったので旅を続けることができました。失ったカードも再発行を依頼して自宅に郵送し、家族を通じて番号を教えてもらえば引き続きインターネット決済用として使えるので特に支障はありませんでした。

旅中は盗難や紛失など何があるかわからないので、仕事を辞めて海外に出る方は在職中に最低でも3枚用意しておくことをおすすめします。

カードブランドは地域によって通用度が違うので、VISAとMASTERを1枚ずつ、それに加えてよく行くバンコクで町中にあるラウンジが使えるJCBも持っています。基本はATMを使いますが、バンコクだけは実際のレートよりもよい両替率で替えてくれるお店があるので、日本円から現金で両替するようにしています。

旅人マリーシャ

旅人マリーシャ

世界一周122ヵ国を周った旅人です。Sサイズモデル他様々な活動をしてきた中で、「ミステリーハンターになりたい」という夢が諦めきれず、自身で旅に出ました。初のバックパックの旅は2008年、世界一周は2014年に始めました。集英社のウェブサイト「週プレNEWS」で旅コラムを連載したり、TVやラジオ等各メディアで活動中です。

日々使うものとして、小銭入れに少額の現金とクレジットカード1枚(東急TOPカード)を入れて持ち歩いていました。マネーベルトには普段使わない多めの現金と、予備のクレジットカード(オリコカード)、キャッシュカード(新生銀行)を入れています。

さらに、私のオリジナル旅グッズなのですが、危ない国などでは「10万パンツ」というのをはいていました。パンツにポケットを縫って、そこに現金10万円分程のドルやユーロを隠し持っているのです。このようにお金やカード類は、何かあった時の為にいくつか別々の場所に分けて持つようにしています。

 

しかし、たまたまひとつの小銭入れに全部のカード類を入れてしまっていた時があり、そういう時に限ってスリに遭うという不運もありました。カード類が無くなると、その後の旅にものすごく支障がでるので、必ず別々に持つことをお勧めします。

河嶌佐登志

河嶌佐登志

大学生の時に深夜特急を読んで、バックパッカーになる。最初の旅で英語ができないことを痛感し、帰国後すぐに大学を休学。カナダに留学。旅行のために英語を覚える。大学を卒業後、安易な考えで旅行会社で働くが、まったく旅行ができず。現在は旅行に行きやすい外資に勤務。世界一周は計3周。好きな都市はケープタウン。

基本は10万円ほどの現金とクレジットカードです。

クレジットカードはAMEXやJCBはまだまだ世界では使えない場所も多いため、VISAのクレジットカードを必ず2枚持って行っています。

先進国では空港に到着するとクレジットカードでキャッシングを多めにしておきます。その後行く、発展途上国でなるべくキャッシングをしないように、手持ちの現金を両替するようにしてリスクを回避しています。

 

またホテル等を予約サイトで事前にカードでなるべく決済をすることで、現金をなるべく使わないように心がけています。また現金(USドル)は予備として必ずカバンの中に分散させてもっています。リスク管理もお金の管理では重要だと思っています。

スキミングやスリには要注意!


photo by shutterstock
やはりいつの時代も気をつけたいのが、スキミングとスリ。クレジットカードは複数枚持ち、現金はドルを持ち歩いて空港で両替するか、ちょっとずつ下ろして利用するのが良さそうですね。

旅を続ければ続けるほど注意力は低くなると言われていますが、さすがは旅のプロ。真似できるテクニックは次の旅から試してみましょう。

次の【100ヶ国以上を訪問した旅人に聞いてみた】は「これまでの旅中に食べたもので、一番美味しかったのはどこの何ですか?」です。

ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

RELATED

関連記事