パキスタンの治安
photo by Rui Hanada
残念なことに、テロや紛争のイメージがつきまとうパキスタン。自分も行くまではどんなに怖いところなんだろうとビクビクしていました。
実際に入ってみると持っていたイメージと真逆で、平和で笑顔に溢れた世界でした。ただし隣国との紛争や政情不安によるテロも起こりうるので、外務省のページを見たり、現地の人に聞くなりして最新の情報を手に入れた方がよいでしょう。
パキスタンの物価
photo by Rui Hanada
物価は隣国インドと同じか、やや安く感じました。商店での買い物もボッタくられることもなく、スムーズに(外国人は目立つので、ものすごく見られますが…)買い物できました。
ただし宿はインドほど旅行者がいないので選べる選択肢は少なく、結果少し高めです。
パキスタンの美味しかった料理や食べ物
photo by Rui Hanada
カレーやチキングリルといった主食系も美味しいのですが、自分が一押しなのはスイーツです。トロットロの搾りたてマンゴージュースは、果物がそのまま喉に流れこんでくるようで至福の時が味わえます。
photo by Rui Hanada
またラホールに滞在していた時、アイスクリームで有名な店を訪れてピスタチオアイスを頼みました。口に運ぶと…これがピスタチオ⁉︎ 濃厚でコクがあり、甘さもあるけれど、食べやすい!日本にいる時には経験できなかった感激する味でした。
イスラム教徒が多い国はアルコールが飲めない分、飲み物と甘いものにこだわると聞きましたが、パキスタンはまさにその代表なのかもしれませんね。
パキスタンのエンターテイメントやアクティビティ
photo by Rui Hanada
時間があれば、ぜひとも北部のフンザまで足を運んでトレッキングをすることをオススメします。バックパッカーの間では桃源郷ともささやかれるフンザ。
渓谷を流れる川のそばには緑の木々が広がり、その奥には切り立った岩山、そして頂には雲の合間から降り積もった雪が垣間見えます。数時間からテントを運んで数日行う本格的なものまで、体力や日程に合わせて色々なコースがあります。
photo by Rui Hanada
そのどれもが雄大なヒマラヤ山脈や氷河を間近に見ることができるので、一生の思い出になるのではないでしょうか。
パキスタンのナイトライフ
photo by Rui Hanada
5、6、7月は酷暑期のため、場所によっては日中45度に達することもあり、日中は歩いている人もまばらです。その分夕方以降は人が街に出てご飯を食べたり、ミニ遊園地で遊んだりと賑わっていました。
おそらく他の時期でもある程度の施設は揃っているかと思います。ただイスラム教徒が多い国なので、お酒を外で大っぴらに飲むことはできません。
外国人や一部のムスリムのためにお酒を売っている場所もあるみたいなので、何がなんでも飲みたい! という方は探してみてくださいね。
パキスタンのお土産
photo by Rui Hanada
もし服に興味があれば、民族衣装がいいかもしれません。女性の華やかなサリーやパンジャービードレスのみならず、パキスタンはインド以上に男性の民族衣装の着用率が高いんです。その名もサルワール•カミーズ。
ゆったりとしたズボンとシャツで暑い季節でも涼しく過ごせるようです。シンプルなものからゴージャスなものまであるので、町行く男子の衣装を見ながらお気に入りのデザインを見つけ、一着仕立ててみるのがオススメ。一層友だちが増えること請け合いです。
パキスタンのビザ
入国にあたってはビザが必要です。在日本パキスタン大使館に行き、ビザを取得しましょう。観光ビザなら2018年時点で申請書類に不備がなければ翌日発行、値段も100円(!)と破格でした。
ビザの申請にかかる情報は変わりやすいので、もし旅行の予定が決まったら取得方法を調べて、早めに申請することをオススメします。
パキスタンの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)
首都:イスラマバード
通貨:パキスタン・ルピー
言語:ウルドゥー語、英語
面積:79.6万平方キロメートル
人口:2億777万人
宗教:イスラム教
時間帯:日本より-4時間
気候:温帯夏雨気候
パキスタンへの行き方(日本から行った場合)
日本からの直行便を利用、もしくはバンコクで乗り継ぎ。
パキスタンにある有名な世界遺産
ラホールの城塞とシャーリマール庭園
photo by U.S. Embassy Pakistan
ラホールの城塞はムガル帝国のアクバルによって建築されたもので、6万人もの人が一度に礼拝できる巨大なバードシャーヒ・モスクをはじめ、真珠モスクと呼ばれるモティ・マスジドなどが有名です。
シャーリマール庭園はシャー・ジャハーンによって建設されたペルシア様式の庭園で、城塞と共にムガル帝国の繁栄を偲ばせるものとして世界遺産に登録されました。
最後に一言
photo by Rui Hanada
隣国インドがバックパッカーで溢れかえっているのに対して、イメージのせいで今は旅行者がそれほど多くはないパキスタン。ハッキリ言って「もったいない!」と思います。
ヒマラヤに連なる雄大な自然に、どこまでも人懐っこい人々は、今まで旅をしてきた国の中でも上位に入るくらい過ごしやすく感じました。記事を読んでもし興味を持ったならば、ぜひカメラと自撮り棒を携えてパキスタンを訪れてみてくださいね。