パナマ・ビエホ古代遺跡とパナマの歴史地区
アメリカ大陸の太平洋沿岸で最初のスペインの殖民都市として築かれましたが、イギリスの海賊により破壊されます。再建後、中南米有数の貿易拠点として栄え、今も残る歴史地区にはラテンアメリカ独立の指導者であったボリーバルがパナマ会議の思想を練った修道院、サロン・ボリーバルが残っています。1997年に世界文化遺産に登録されました。
コイバ国立公園とその海洋保護特別地帯
チリキ湾内にある世界最大級の海洋保護地域です。湾内で風などから守られているため、独自の生態系が育まれており、陸地には多くの鳥類、哺乳類、爬虫類、両生類が、海にも鯨やサメをはじめとする多くの魚類が生息しています。
絶滅危惧種のミナミカンムリワシが生息しているほか、固有種も多く存在しており、生物多様性の保安上において世界でも重要な地域とされています。
ダリエン国立公園
山岳地帯と海岸線を含む国立公園内には、広大な熱帯雨林の他、ヤシ林やマングローブなどもあり、多種多様な植物が自生しています。多くの動物達の住処ともなっており、カピバラやピューマ、アライグマなどの哺乳類や爬虫類、鳥類が生息しています。また現在も先住民のチョコ人が生活しており、彼らの文化の保護も国立公園の目的の一環となっています。
タラマンカ地方-ラ・アミスター保護区群/ラ・アミスター国立公園(パナマ側)
パナマとコスタリカが共同管理する国際平和公園で、7つの国立公園と自然保護区がまとめて世界遺産登録されています。二つの国の国境をまたいでいるタマランカ山脈はケツァールやエルフォ蝶などの希少種や固有種が多く存在しており、動物の宝庫となっており、コスタリカ側には氷河湖を有するチリポ山、パナマ側には熱帯低地多雨林などがあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。北米から南米へと旅をする場合、パナマの次はコロンビアです。いよいよ南米エリアに突入ですね。くれぐれも犯罪や体調管理には気をつけてくださいね。