ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

パスポートにある査証欄の増補がなくなる?

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ビザや入出国スタンプは査証欄に押されてきました。査証欄が少なくなると、ページを追加する「増補」で対応。分厚い査証欄は旅人の間で自慢のネタでした。ところが、政府は「増補」を廃止することを検討しています。

理由は偽造・変造防止を高めるためです。「増補」廃止後に査証欄が切れたら、残りの有効期限だけ使える新しいパスポートが支給されます。査証欄が少ない旅人は今後の情報にご注意ください。

一方、日本の出入国審査場でもスタンプが押されない自動化ゲートの導入が進んでいます。ビザもインターネットを通じた申請にシフト。今後、査証欄が使われるケースは減っていくのではないでしょうか。

どう変わる?今後の日本のパスポート

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ニュースなどで「日本のパスポートは最強!」というタイトルを見たことはありませんか。

ビザなしで入れる国・地域数に基づき、各国のパスポートを比較すると、日本のパスポートは世界トップクラスに位置します。今後も日本の評判がガタ落ちしない限り、日本のパスポートはトップを維持すると思います。

今回紹介したようにパスポートにまつわる制度は変化しますが、パスポートの形態は従来どおりでしょう。アメリカでは特定地域に使えるパスポートカードがあります。日本もアジアで使えるパスポートカードがあればいいのに……と思うのは筆者だけでしょうか。

とにかく海外旅行において、命の次に大切なモノはパスポート! パスポートは大切に取り扱いましょう。パスポート取得は日数に余裕を持たせることが大切。また、今後のパスポートに関するニュースにご注意ください。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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