地球一周経験者のROROです。私はバックパッカーではなく「PEACE BOAT」という地球一周出来る船に乗船しました。
それによって私の人生は大幅に変化を遂げました。地球一周する前には考えられなかった出来事がたくさん舞い込んで来ています。私にとってPEACE BOATはまさに人生の分岐点だったのです。人生を変えたPEACE BOATに乗ったきっかけ、そこに至るまでの経緯を綴っていきたいと思います。
地球一周団体「PEACEBOAT」とは
PEACE BOATは「みんなが主役で船を出す」を合い言葉に、好奇心と行動力溢れる老若男女が地球一周をしながら、様々な国や人々と交流を行ったりする船旅のことです。
地球一周の船旅は、約3カ月の間に世界の約20ヶ国を訪れます。一年間に3回船は地球を周る旅に出ます。ただ観光目的だけではなく、現地の人との交流できるプログラムがあったり、各分野の専門家の方が講演会やワークショップを行ったり、語学教室(GET)やカルチャー教室、その他に各種イベントなどが開催されます。
国際NGO団体なので、貧困で苦しむ地域に足を運び、支援物資を届けたり、カンボジアの地雷廃絶のためのキャンペーン、自然破壊が進むガラパゴス諸島での植林ボランティアなどを行っています。
海外だけではなく、東日本大震災の際も現地に行ってボランティア活動を行ったり、支援物資を届けたりもしています。
常識から外れるのが怖かった大学時代
photo by Pixabay
PEACE BOATに乗船したのは今から約5年前、2011年春出発の73回クルーズの時でした。当時私は大学を卒業した直後の4月出発のクルーズに乗り込みました。
大学を卒業してすぐ旅に出るなんて、「新卒というブランドがあるのにもったいない」そう思う方もいるかもしれません。大学生の頃の私もそう思っていました。
周りの目を気にして生きてきた私にとって、「大学卒業後→就職」というルート以外はまず頭にありませんでした。というかそれ以外の道を知りませんでした。
「ニート」「フリーター」そんなの絶対なりたくないし、なったら落ちこぼれだ。そんなことを考えていました。
今ではニートもフリーターも経験し、むしろ「自由サイコー」みたいに思っているのが不思議なくらいです。
大学3年の秋くらいから、周りは就活ムードが漂い、もちろん私も就活のスタートを始めていました。ただ周りと違って、行きたい会社を一つに絞り込んでいたので、それ以外の会社は受けないつもりでいました。
やばい。第一志望に落ちた
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私にはどうしても行きたい出版社がありました。就職するならここしかない!そう心に決めている会社がありました。新しいことにどんどん挑戦し続けて、社員みんなが生き生きと楽しそうにしている会社でした。
説明会にも足を運び、「やっぱりこの会社に入社したい」そう強く思いました。
しかしそこの会社の競争率はとても高く、私の思いは届かず内定には至りませんでした。
「さて困ったな。」
他に就職先を探していなかった私は、とても焦りました。もう6月を過ぎ、段々と企業のエントリーの締め切りが終わろうとし始めていたので、また一から探すとなると選択肢も減っていきます。
さぁどうしよう。
きっかけは居酒屋のトイレで見つけたポスター
私は一旦、就活からの現実逃避に走っていました。だれもが経験あると思います。
そんな時に、以前居酒屋のトイレで見つけた「地球一周」のポスターのことをふと思い出しました。興味本位で資料請求のハガキを持って帰っていたので、気分転換に資料請求をしてみました。
その行動が未来を変えることになるとは、私自身も、周りの誰も想像していなかったでしょう。
不思議な話なんですが、そのポスターを見たのは後にも先にもこの1回きりでした。そのお店に入ったのもたまたまで、トイレに行かなかったらポスターに出会うこともなかったかもしれません。
人生、いつどんな縁で繋がっていくか本当に分からないものですね。
意識し始めた地球一周
photo by RORO
資料請求をした後に、PEACE BOATの説明会に参加することになりました。「地球一周」に対して憧れはありましたが、「夢物語」で終わると思っていたので、いまいち想像が膨らみませんでした。
しかし、いざ説明会へ参加してみると、スタッフは楽しそうに生き生きと地球一周の船旅の話をしているし、見たことのない絶景写真を目の当たりにして心が揺れ動きました。自分の中で「地球一周」を身近に感じた瞬間でした。
「意識をすると人生が変わる」と言いますがまさにその通りです。