ライター
前田 哲都 夫婦でハネムーン世界一周

夫(てつと)。1988年生まれ大阪出身。嫁(ちぃ)。1985年生まれ北海道出身。2011年7月就航のピースボート74回クルーズに乗船し出会う。 2016年7月に入籍。2017年6月から互いに教師、建築士の仕事をいったん退職し、ハネムーン世界一周をふたりでスタートさせる。好奇心旺盛の目立ちたがり屋!でも、根はすごく真面目のてつと。のほほ~んとしていてバックパッカーにはならない風貌のちぃ。それでもふたりで世界一周にいきます!

絵のようなトーレス・デル・パイネ

今回私たちは、トレッキングではなく園内の見どころを巡るプエルト・ナタレス発のバスツアーに参加しました。

申し込む会社やシーズンにもよりますが、料金は園内の入場料も含めて約1万円程度で、10時間程の行程を組んでいる会社が多いようでした。(※近年物価高騰が進み、料金は年々上昇しているようです。)

ツアーが始まり、パイネ国立公園へ近づくにつれて見えてくるのが「トーレス・デル・パイネ」。バスツアーではたくさんのビューポイントにとまりますが、国立公園の外にある「アマルガ湖」からの風景は本当に息を飲むものでした。

3000mを越える、山頂に万年雪をかかえる国立公園内で1番高い「パイネ・グランデ山」も大きな存在感を放つ美しい山ですが、3本の岩峰がそびえ立つ「トーレス・デル・パイネ」は、まるで絵の中の風景のよう。

広く大きい空に飛ぶ鳥や、キラキラと太陽の光を反射しながらゆれる湖。自然が織りなす風景に心とらわれること間違いなしです!目一杯の空気を吸って、大きく体の伸びをしてみてください。最高の気持ち良さを味わえますよ!

 

圧巻のグレイ湖

国立公園内を代表するグレイ氷河が流れ込むのがグレイ湖。入口から園内の1番奥に進んだ場所にあり、今回参加したバスツアーではグレイ湖周辺で1時間ほどの自由時間と、流れ出た氷河を目の前に臨める湖畔までのハイキングがありました。

パイネ・グランデ山と、流れ出た大きな氷塊を同時に臨める景色はあまりにも贅沢です。

この周辺は年間を通じて激しい強風が吹き荒れる地帯で、今回見学をしている時間ですら立っているのがやっと!というような強風が吹き荒れることもありました。

太陽の光をうけて青く美しく光る大きな氷塊。そして、ときおり吹く強風で氷塊が崩れ、氷のかけらが辺りに飛び散る様子はシャッターを切るのも忘れて見入ってしまうほど。厳しい自然の環境だからこそ、これほどまでに雄大な景色を見ることができるのだと実感できます。

今回私たちは参加しませんでしたが、この氷河湖をクルーズで回るツアーもあるので、そちらを検討してみてもいいかもしれません。

 

野生のグアナコを見られる

「トーレス・デル・パイネ」や「グレイ湖」はパイネ国立公園を代表する名所ですが、野生のグアナコの姿を間近で見ることができるのも、この公園の魅力の1つです。

園内をツアーで回っている間に、何度もグアナコの姿を見ることができました。鹿に似ていながらも、どこか逞しく凛々しい姿はパタゴニアの厳しい自然環境で過ごす生き物だからなのでしょうか。

警戒心が強く人間が近寄るとすぐに距離をとってしまいますが、まだ体の小さい子どものグアナコや何十頭もいるグアナコの群れを見ることもできました。

園内には、車が通る道路に動物が入ってこないようにするためなのか、柵が作られているところがありましたが、低い柵なら軽々と飛び越えてしまうグアナコの姿は目を見張ってしまいます。

 

まとめ

今回参加したバスツアーでは、紹介した以外に園内の湖に注ぎ込む迫力満点の滝「サルト・グランデ」や、この地域に住み、大昔に絶滅した「ミロドン」という動物の骨が発見されたミロドン洞窟なども回ります。

バスツアーだけでもたくさんの見どころと、パタゴニアを代表するような大自然の姿を見ることができます。しかし、この土地を自分の足で歩き、間近でたくさんの自然に触れるにはトレッキングに勝るものはありません。

今回私たちはトレッキングに挑戦しませんでしたが、滞在した宿には何日もの食料とキャンプ道具を揃えてトレッキングコースに臨む人たちの姿をたくさん見かけました。

All photo by tetsuto maeda

 
プエルト・ナタレスの町でしっかりと準備をし、パタゴニアの大自然を堪能できるトレッキングにいつか僕たちも挑戦してみたいと思います。南米大陸を訪れた際は是非、魅力あふれるこの地を訪れてみてください。

 
プエルト・ナタレスでの滞在とパイネ国立公園へのバスツアーなど、全日ブログを書いています。アクティビティやアクセスについてなど、是非参考にしてください。

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前田 哲都 夫婦でハネムーン世界一周

夫(てつと)。1988年生まれ大阪出身。嫁(ちぃ)。1985年生まれ北海道出身。2011年7月就航のピースボート74回クルーズに乗船し出会う。 2016年7月に入籍。2017年6月から互いに教師、建築士の仕事をいったん退職し、ハネムーン世界一周をふたりでスタートさせる。好奇心旺盛の目立ちたがり屋!でも、根はすごく真面目のてつと。のほほ~んとしていてバックパッカーにはならない風貌のちぃ。それでもふたりで世界一周にいきます!

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