「フィンランドの子どもたちは九九の計算がすごく速い」→半分ウソ!
「フィンランド=教育水準が高い国」というイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。実際、フィンランドはSTEAM教育(理数+アートの教育)に注力しており、iPadなどを導入した学習も浸透しているそう。
しかし平岡さんは、教育現場を訪れ、高学年になっても九九が定着していない子が多いことに気付いたといいます。意外ですよね!
このクイズを通して平岡さんが伝えたかったのは、「メディアの情報に惑わされることなく、現地の状況に目を向けてほしい」ということ。メディアはシンプルな結論を求めますが、教育の現場は千差万別。「フィリピンは~」「フィンランドは~」などと一言では言い表せないものです。考えてみれば当たり前ですよね。
「一歩踏み出すためのワークショップ」に挑戦!
平岡さんによると、事業の4ステップは「誰かの役に立つ」→「100円稼ぐ」→「事業モデルを作る」→「スケールさせる」。平岡さんもこの4ステップに則って、事業を拡大されてきました。最初は参加者2名だったプログラムも、今では年間100名が参加するまでに成長しています。
そこで今回は、「一歩踏み出すためのワークショップ」と題して、POOLOのメンバーも企画を立ててみました!
ワークショップの流れは次の通り。
(2)「好きなこと」「得意なこと」「今頑張っていること」「POOLOの中で唯一の特性」を書き出す
(3)「記事」「勉強会・ワークショップ」「スタディツアー」の軸に沿って企画を3つ出す
(4)3つのうち、最も自信があるものを選ぶ
(5)作った企画を小グループでシェア
(6)3つの中で最も良かったものに投票してもらう
(7)最も自信があった企画と投票で最も人気があった企画を比べてみる
また、小グループの中で最も人気があった企画を、全体にシェアしていただきました!シェアしてもらった8本の企画は、次の通り。
(2)自分を知るためのラーメン次郎ツアー(スタディツアー)
(3)知識ゼロからはじめる現代アート(スタディツアー)
(4)現役食品メーカー社員が教える初めての食品添加物(ワークショップ)
(5)あなたの人生絵にします(ワークショップ)
(6)イライラしたときに見る子どもの頭の中(記事)
(7)バカなことやってみた(記事)
(8)SNS映えだけじゃない統合型の動画マーケティング(記事)
平岡さんも「地元・関西で開催してくれたら絶対に行く!」とテンションが上がるほど、クオリティの高い企画ばかり。「ちょっとでも『やってみようかな』と思ったら、どんなに小規模でもいいから一歩を踏み出してほしい!」という平岡さんからのメッセージ、みなさんの心に響いたのではないでしょうか?
ゲストのご紹介
1993年生まれ/立命館大学情報理工学部卒業。 2016年に株式会社美京都に入社。
学生時代にTABIPPOの世界一周コンテストのファイナルに進んだことをきっかけに世界一周。これまで訪れた国は5大陸41カ国。
海外で教育実習ができる、少し変わった留学「Global Teacher Program」の運営代表。
All photos by Akiko Kurihara