ライター
ともちん 希望を届ける旅ライター

生粋の神戸っ子。大学でのオーストラリア留学、社会人イギリス留学やヨーロッパ一人旅を経験し、「丁寧な暮らし」と「日本文化の魅力」を再発見。 目標は、「自分らしい住空間づくり」と「旅の越境体験」を通してたくさんの人に希望を届けること。旅、神社仏閣巡り、トレッキング、舞台鑑賞が好き。

旅をテーマに学ぶ「あたらしい旅の学校・POOLO」は、旅と人生をつなぐ大人の学びをコンセプトとしたオンラインスクールです。

POOLO JOB 公式サイト

全4コースある中で、POOLO JOBは、旅を仕事にする「最初の一歩」を踏み出す3ヶ月のコース。実際に旅を仕事にするトラベルクリエイター講師による講義や、プロの編集者による添削を受けながら課題をこなし、読者に「伝わる」ための記事を企画・執筆・取材します。
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今回は、POOLO JOB1期の卒業生であり、現在はPOOLO JOBの統括ディレクターを担うくぼちゃんにインタビューをしました。


くぼちゃんはPOOLO JOBへの参加を経て、未経験からインタビューライターや編集者、ディレクター業を行う複業フリーランスに転身。

POOLO JOBでの学びを活かし、さまざまな媒体でライターや編集者、編集長をされています。

「自信を失っていた」というくぼちゃんが、どのように自分の強みと活躍の場を見出し、大企業の会社員から独立するにいたったのか。

圧倒的な覚悟とコミット力で駆け抜けた3ヵ月間。大幅なキャリアチェンジと、輝ける場を見つけ躍進するまでのマインドや軌跡をおうかがいました。

はじまりは“ゴーストライター”。仲間のひと言で動き出した可能性の扉

――くぼちゃんがPOOLO JOBと出会ったきっかけは何でしたか?

もともと私は、ライフデザインコースであるPOOLO LIFEの3期生でした。

POOLO LIFE 公式サイト

それまでの私は、人生の行き詰まりの渦中にいました。両親の病気や死別、自身の離婚、そして「合わない」と気づいてしまった仕事――どこにも出口がない、暗くて長いトンネルの中にいるような日々を過ごしていたんです。

そんなとき、POOLO LIFEで卒業制作のnoteを書く機会がありました。この記事では過去の辛かった経験や自分の想いなどを書いたのですが、これが想像以上に周囲から絶賛されて。


さらに記事を読んだ同期から「文章を書くのが上手いから手伝ってほしい」と、ある記事の代筆を頼まれました。つまり、思いがけずゴーストライティングの依頼を受けることになったんですよ。

その人らしい口調を意識して文章を書いたところ、その記事も評判になって。POOLO JOBが新設されたとき、その同期に「絶対にライターに向いてるよ!」と、強く背中を押してもらったことが参加のきっかけです。

――「ゴーストライター」が始まり…!当時、キャリアでどんな悩みを持っていたのですか?

新規開拓を含む法人営業をしていましたが、会社のノルマと営業先との板挟みになることが多くて。

人の気持ちを察する私は、人との関係構築は得意であるものの、営業先を切り捨てなければいけない環境や、罵声を浴びせられる状況は苦しいものでした。

仕事だけでなく、家族の病気や自身の離婚、コロナ禍の閉塞感などが重なって、まさに八方塞りの暗黒期でした。


今思えば、当時の仕事は、本来は自分の良さであるはずの「共感力」が活かされない仕事。けれども、いわゆる大企業で待遇面は恵まれており、離婚をして自分の足で立たなければというプレッシャーもあって、合わない仕事でも「絶対に辞めてはいけない」「辞めたところで私なんか行き場がない」という呪縛に囚われていたように思います。

自分の強みが分からない、自信もない。けれど、本業では発揮できない強みや得意なことはきっとあるはず。そう信じたかったんですよね。自分の強みを活かし、発揮できる環境で何かしらの活動ができたらと考えていました。

ーーPOOLO JOBが、強みを見つける扉になるかも、と思ったんですね。


そうですね。もともと私は、やると決めたらやり抜くタイプ。ただ同時に、自分が納得できないと本腰を入れられないところもあるんです。

そのためいくら勧められても即決はできず、事前に質問などができる相談会に“第1号”として参加しました。そこで疑問点を「これでもか…!」と聞いて解消し、課題量が多いことをすべて分かった上で、「覚悟」をもってPOOLO JOB1期生になりました。

旅も好きなので、単なるライタースクールではなく「好きなこと」にマッチする環境だったことも参加の決め手でしたね。POOLO LIFEの仲間からの、「くぼちゃんなら大丈夫」という強い後押しの影響も大きかったです。

POOLO LIFE3期の仲間

3ヵ月間は「消える」。圧倒的な覚悟とコミット力で駆け抜けた日々

――参加中はかなりコミットされたとお聞きしました。

そうですね、「参加するからには全力を尽くす」ことを決めていました。

やるならしっかり成果につなげたいと思っていましたし、本業が忙しかったこともあり、3ヵ月間はプライベートの場から「消える」と決めていたんですよ。

もともと旅行や飲み会、遊ぶことは大好き。けれど期間中はプライベートの予定はまったく入れず、その時間を「いかに記事のクオリティを上げるか」に注力していました。


ーー具体的には、どんなことを意識して過ごされていましたか?

「締め切りとクオリティの両立」「自分に負荷をかけること」です。

たとえばnoteなら、公開する以上そこには読者がいます。どんな方に読んでもらえ、それがどんなチャンスにつながるか分からない。中途半端な状態の記事を公開したくないという思いがありました。

だからこそ、そのときできる最善を尽くしたうえで、必ず締め切りを守ることを徹底していました。当時、完璧よりも完成スタンスを耳にすることもありましたが、私は常に「そのとき出せる120%の力で完成させる」イメージで取り組んでいました。

地域取材をきっかけに一眼レフカメラも購入
そしてインタビュー記事であれば、書きやすいとされる対談(Q&A)形式だけではなく、第三者視点でまとめる三人称形式なども含めて、さまざまな方式に自主的にトライしたり。地域取材の課題も、1人ではなくあえて複数人に取材したり。

自らメディアへ営業もかけ、自分なりに負荷をかけていました。

POOLO JOBの3ヵ月間は、自分を高めるチャンスです。キャリアの糸口を見つけたかったので、あえて高いハードルを自分に課して力を出し切りました。そして卒業時には、課題に対する「No.1コミット賞」を表彰いただくことができました。

どんな過去の出来事にも意味がある。インタビューと人生のテーマが重なった瞬間

――ご自身の強みに関する気づきはありましたか?

「インタビューが得意かもしれない」という発見がありました。

未経験でしたが、最初からインタビュー課題にあまり苦労せず取り組めたんです。私は、物事や人の気持ちの「なぜ?」がとことん気になるタイプですが、この性質が活きていると感じます。

インタビューの面白いところは、人生の出来事の点と点をつなぎ、線で結べること。その人の人生を、代わりに言語化できると思います。

タイに原体験を持つチームメンバーとチェンマイで再会
実際に、編集者さんからの添削では高評価をいただいたり、記事を読んだ同期からは前向きな感想をもらうことが増えていました。

そんな周りからのポジティブなコメントをいただくうちに、「ライティング、なかでも人物インタビューが向いているかもしれない」と少しずつ思えるようになっていたんです。

私はこれまでの人生で、たくさんの波を経験してきました。辛い出来事が続いた体験から、「この経験にはどんな意味があるのか、どうやって未来へつなげられるのか」を考えてしまうタイプなんです。


そんな過去の出来事が伏線となり、巡り巡ってPOOLO JOBへの参加につながりました。だから今でも、「どんな経験も無駄にはならない」と確信しています。

そして、きっとそれは、誰の人生でも同じなのではないかと思います。過去の経験があるから今がある――インタビューを通して、過去の出来事も現在と未来につなげられると信じています。

――くぼちゃんが大事にしている感覚なのですね。

はい。過去のネガティブな出来事をポジティブに意味づけする、「光をあてる」という自分の人生のテーマが見えてきたこと、そして「自分の人生と人へのインタビュー」が重なったことは、私にとって大きな発見でした。


POOLO初の雑誌の巻頭対談特集も執筆を担当
私のインタビューがきっかけで、相手が過去の出来事と今のつながりに気づけたとき、すごく嬉しくなります。一見、意味がないと思えるような出来事でも、もう一度そこに向き合うことで、その人の「今」がより輝き出すはずですから。

人生に無駄な経験なんてない。本来の“マッチョ”な自分を取り戻し、得意を活かせるフリーランスへ

――POOLO JOB期間中、お仕事としては、はどんな変化がありましたか?

POOLO JOBを卒業する前に、3つのインタビューの仕事をいただきました。

私のnoteを読んでくれた知人からの依頼や、参加中に開催されたインタビュー記事のコンペで選抜されたこと、取材相手が記事を絶賛してくれて別の記事依頼をしてくれたことなどです。

卒業後は、ライター以外にも、編集やディレクションなどの仕事をお声がけいただくことが増えました。POOLO JOBの統括ディレクターのお仕事も、「向いてると思う」と声をかけてもらったことがきっかけ。

「ここまで頑張れるなら、私ならきっと大丈夫」と思えたタイミングで、前職を退職し独立しました。

バリ島でノマド経験をしたことも、独立を後押し
前職では裏目に出ていた「共感力」を活かせるようになり、さらにもともと「構造」が見えるタイプなので、構成づくりにも強みがあります。昔から国語も得意だったことを思い返すと、自分の強みがようやく一致した実感がありますね。

ーーご自身の強みを発揮できる環境が見つかったんですね。

長年勤務した大企業の会社員という安定を捨てることに、不安がなかったわけではありません。それでも、苦手なことを一生やっていくのではなく、得意かもしれない仕事に賭けてみたくなったんです。

私はずっと「なんとかなる」ではなく「なんとかする」人。仕事が合わずに疲弊していたことで、そんな自分の性格すら忘れていましたが、全力でPOOLO JOBに取り組んだことで、「根性があるマッチョな私」を思い出したんですよね。やり切った経験が自信につながり、ようやく本来の自分を取り戻すことができました。

独立時に仲間に作成してもらった名刺
――仕事を獲得するうえで、大切にしていることは何ですか?

「信用第一」と「先義後利」です。

「信用第一」は、会社員時代からずっと大切にしてきたこと。ライターとしては、締め切りや約束を守る、先回りするなど「信用を得るために最善を尽くす」ことを心がけています。

スムーズなコミュニケーションも欠かせないですね。相手を不快にさせず過不足なくやり取りすることは、きっと信用につながると思うんです。

同時に、「1を言われて10をやる」ことを意識しています。先回りして自分ができることを率先して行うことで、相手の手間を煩わせないように注力しています。


そして「先義後利」は、最初から単価や利益のことは考えず、まずは自分がベストを尽くしてクライアントの課題を解決すること。先に義理を果たして信頼してもらうことで、利益はあとからついてくると思います。

私はまったくの畑違いの分野への独立だったので、「会社員時代の経験が何の役に立つのだろう」と思っていました。ですが、社会人としての“信用第一マインド”や周りとの調整力、営業で培ったヒアリング力などが、独立した今もすごく役立っていますね。

やっぱり、「人生に無駄な経験なんてない」と思います。

これからも「光」をあてながら、自分らしい「色」も重ねていきたい

――現在フリーランスとして多方面で活躍するくぼちゃんの、今後の目標を教えてください。

現在は複業フリーランスとして、さまざまなプログラムや事業のディレクターを行う傍ら、Web・雑誌・商業出版書籍など、いろんな媒体でライターや編集者をしています。

最近は、女性×AIのメディアの編集長にもなりました。POOLOに関するインタビュー記事の全てのディレクションや編集も、私が担当しています。

>ポートフォリオの一部
じつは、POOLO JOBを卒業したとき、「インタビューの名手になる」「編集者になる」「建築探訪トラベルライターになる」という3つの目標を立てていたんです。

卒業制作で発表した、これからの目標
これからは現在のクライアントワークに加えて、趣味でもある建築やアート、インテリアについても発信していきたいと考えています。

自分の人生や世界観をnoteで構築し、より自分らしさを発揮できる仕事に挑戦していきたいですね。私はカラフルな世界観を好み、POOLO JOB期間中は「旅するカラフルライター」を名乗っていました。これからは、自分らしい“色”を大事にする仕事もできたらと思っています。

「旅するカラフルライター」の色も大事に
――では最後に、参加検討者へのメッセージをお願いします!

ライティングはもちろん、SNS発信やフリーランスのマインドに関するイベントなど、多彩なコンテンツが揃っているところが、POOLO JOBの魅力です。

私はインタビューとの出会いで自分の強みを認識できましたが、人によってはそれがSNS発信だったりするかもしれません。真剣に向き合えば、きっと自分に合った方向性が見つかるはず。

そして統括ディレクターとしても、これまでPOOLO JOB全ての参加者を見てきましたが、それぞれが良い出会いに巡り合っています。コミュニティサポーター、チームメンバーに支えられながら、良い意味でこの環境を利用し、人生をより良くしているのを見ると嬉しくなりますね。

POOLO JOB6期参加者からもらった色紙
ライタースクールは数多くありますが、「トラベルクリエイターの学校」はほかにありません。出会いと学びが交差する、唯一無二のコミュニティだと思います。

POOLO JOBは、くすぶっていた私の強みに光をあててくれた存在。これからもインタビューライターとして誰かの人生や想いに光をあてながら、統括ディレクターとして、POOLO JOBをよりアップデートしていきたいですね。私のように、誰かの人生が動くきっかけを作っていくつもりです。

編集後記

「自分の強みって何だろう」

きっと誰もが、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。会社員時代のくぼちゃんを苦しめていたのは、本来は武器であるはずの「共感力」という強みでした。

仲間に才能を見出され、思いがけず「ゴーストライター」として動き出したその一歩は、強みを発揮できる新たな世界へと続いていました。

全力を注いだ3ヵ月を経て、まるで水を得た魚のように活躍するくぼちゃん。その姿は、私たちに行動を起こす勇気を与えてくれます。

闇が深ければ深いほど、光はより鮮やかに輝く。辛い時代を乗り越えたくぼちゃんの未来を明るく照らしたPOOLO JOBは、きっと「現状を変えたい」と願う誰かのきっかけになるはず。

そんな人生を大きく変える“小さな一歩”、あなたも踏み出してみませんか。

POOLOとは?


POOLOは、「旅と人生をつなぐ、大人の学校」がコンセプトの、TABIPPOCODOLIが共同運営する、旅をテーマに学ぶオンラインスクールです。

POOLO公式サイト

現在4コースあるPOOLOですが、POOLO JOBは、旅を仕事にする「最初の一歩」を踏み出す3ヶ月のコース。

トラベルクリエイター講師による講義や、プロの編集者による添削を受けながら課題をこなし、読者に「伝わる」ための記事を企画・執筆・取材します。

旅の経験を自分だけの感想で終わらせず、人の心を動かす構成や言語化力、書く力を身につけながら、仕事につながるSNSも設計。

30-50名の仲間とともに取り組み続けるあたらしいコミュニティです。詳しい情報が知りたい方は、公式LINEをご登録ください。

POOLO JOB 公式LINE

All photos by kubochan

ライター
ともちん 希望を届ける旅ライター

生粋の神戸っ子。大学でのオーストラリア留学、社会人イギリス留学やヨーロッパ一人旅を経験し、「丁寧な暮らし」と「日本文化の魅力」を再発見。 目標は、「自分らしい住空間づくり」と「旅の越境体験」を通してたくさんの人に希望を届けること。旅、神社仏閣巡り、トレッキング、舞台鑑賞が好き。

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