プエルトパジャルタとカンクンの7つの違い
プエルトパジャルタは日本人にあまり知られていないリゾートですが、カンクンと比べてみるとだいぶ雰囲気が異なります。今回はカンクンとプエルトパジャルタに両方滞在した筆者が、両リゾートの比較をしてみました。
人の陽気さが桁違い
photo by pixta
メキシコ人は陽気な人が多い国として有名。プエルトパジャルタはのんびりとした田舎的風土からか、コンビニやランドリーの店員さんまで、屈託のない陽気な笑顔で話しかけてくれます。
ひとり旅でも街中の人がとても暖かいので、全く寂しくありませんでした。
「セニョリータ」か「コンニチハ」
スペイン語で「お嬢さん」という意味の「セニョリータ」(ちなみに男性は「セニョール」と呼ばれます)。プエルトパジャルタの街を歩いていると、よくお店の店員さんから声をかけられます。「セニョリータ!」と呼ばれると、なんだか現地に馴染んだ感じがして、嬉しい気持ちになるんです。
カンクンでも観光スポット周辺で「セニョリータ」と呼ばれることはありますが、どちらかと言えば、「コンニチワ!」などの日本語で話しかけてくれる人が多い印象。「セニョリータ」と「コンニチハ」、あなたはどちらが好きですか?
英語を喋れる人が少ない
カンクンは世界中からの観光客が集まるので英語を喋れる人が多いですが、プエルトパジャルタでは英語が通じない場面が少なくありません。レストランの店員さんには英語は通じますが、コンビニやスーパー、衣服店の店員さんはスペイン語しか話せない人が多いです。
しかし、スペイン語と英語が分からない者同士でも、身振り手振りで言葉の壁を乗り越えることはできました。
それくらいプエルトパジャルタの人は海外からの観光客に積極的です。しかし、あいさつ程度の簡単なスペイン語は予め覚えておいたほうが良いでしょう。
ビーチが近い
photo by Nanako
ホテルエリアに滞在しない限りは、ビーチへ出るまでにバスで30分以上かかるカンクン。一方プエルトパジャルタは街全体が小さく、ダウンタウンは海岸に沿って発展しているのでどのホテルや安宿からもビーチは徒歩圏内です。
滞在中、ずっと海を近くに感じたいという人におすすめの街ですね。
日本人観光客がほとんどいない
筆者はプエルトパジャルタに20日間滞在していましたが、日本人どころかアジア人にも一度も遭遇しませんでした。一年中温暖な気候のため、カナダや北欧などの寒い国から来た観光客が多い印象です。
ユースホステルなどに宿泊すれば、欧米からの旅人と話をする機会も増えるので、旅中は英語でコミュニケーションを取りたい人におすすめです。
物価も安くて美味しいタコスがいっぱい
photo by Nanako
プエルトパジャルタは観光地なので、物価も観光客向けと言われていますが、カンクンと比べると全体的に物価は安め。特に、メキシコに来たなら外せない食べ物「タコス」は、1枚なんと16ペソ(約100円)から楽しめます。
メキシコ料理が大好きな人にとっては天国のような街です。
治安が良好
メキシコ旅行は治安が心配という方も多いのではないでしょうか。実は、プエルトパジャルタは住民も納得するほどカンクン以上に治安が良好な街です。中心部では夜遅くに子供連れの家族が歩いているくらい、街は警備が行き届いています。
カンクンも治安は良いとされていますが、ダウンタウンの一部のエリア等は危険とされている地域もまだあります。
しかし、いくら安全なプエルトパジャルタとはいえ、スリや置き引きといった軽犯罪のリスクはゼロではないので、気を抜かないこと大事です。
プエルトパジャルタのアクセス方法
プエルトパジャルタはメキシコの西側、ハリスコ州に位置する小さな街。空港はありますが、日本から飛行機で行く場合はカンクン同様に乗り継ぎ便が必要です。
プエルトパジャルタ空港からはバスかタクシーを利用し、市内まで約20分で行くことができます。
プエルトパジャルタはのんびりと滞在したい人におすすめなリゾート
物価も安くて治安も良好なプエルトパジャルタ。どの安宿からでもビーチから徒歩圏内なので、お金をかけずにバカンスしたい人にも最適です。
もちろん、ラグジュアリークラスのホテルも数多く立ち並んでいるので、贅沢な旅スタイルも可能。節約バックパッカーからハネムーナーまで、ビーチが好きなら誰でも楽しむことができるのがポイントです。昔ながらの建物も多く残っているので、近代化されたリゾート都市では物足りないという方にもおすすめ。
美味しいメキシコ料理、陽気な人々、カラフルな街並み、美しいサンセット。あなたもプエルトパジャルタを訪れてみてはいかがでしょうか。