ライター
川波 恵子 旅する臨床検査技師

旅する臨床検査技師けーちゃん。訪問国数は43ヶ国。臨床検査技師として働く傍ら、出張撮影サービスのカメラマンをしたり、世界一周をしたりアメリカ横断したり、カナダに住んでみたり、フォトコンテストで世界1位になったり(IPA 2023)。「やりたい事は全てやる、行きたい所は全て行く」をモットーに世界中を旅しています。好きなことはカメラと美味しいチョコレート探し。今の目標は宇宙旅行。

雨の休日、みなさんのお住まいの地域ではどんな楽しみ方がありますか?

遠出がしにくいそんな日こそ、地元を知るチャンス!ぜひ身近な地域を散策して楽しみを探してみてはいかがでしょうか。

今回は私の住む名古屋の、雨の日だからこそ楽しめるオススメスポットを紹介します。

マイクロツーリズム的視点でも、ぜひご覧ください♪

マイクロツーリズムって何?

マイクロツーリズムとは、海外など遠方へ出かける旅行と違い、自宅から1、2時間程度の範囲で楽しむ小旅行のこと。

コロナ禍において厳しい状況になった観光業界。その打開策として提唱されたのが、移動による人の流れを抑えることができる「マイクロツーリズム」です。

アフターコロナである現在でも、マイクロツーリズムは魅力に溢れた観光方法のひとつ。荷物が少なく事前準備の負担が少なかったり、遠方旅行に比べて再訪が容易であるため、より深くその地域を知ることができるなど、感染症対策以外の魅力も多くあります。

今回わたしは”雨の日”という「遠出するにはちょっと天気が……」という日をあえてマイクロツーリズム的視点で”地元散策”をすることにしました。

近所だからこそ気づけなかった魅力や、意外と知らない観光スポットを発見したので、ぜひご覧ください♪

雨の日こそ”地元の魅力”を再確認

Photo by Keiko Kawanami
日本三大都市圏にも数えられ、岐阜や長野など周辺の観光地へのアクセスも良し。日本列島の中心に位置する場所にあることから、東京や大阪へも行きやすい名古屋。

晴れの日であれば遠出したくなりますが、雨の日は家から出るのも億劫になりがち……。そんな日こそ名古屋の魅力に触れるチャンス!雨を気にせず遊べるスポットが、名古屋にはたくさんあるんです。

ご自宅から名古屋まで1〜2時間の方はぜひ、次回の雨の日旅行のご参考にしてみてくださいね。

名古屋港水族館

Photo by pixta
名古屋港水族館は、約500種もの海の生き物が飼育されており、雨の日でも丸1日楽しむことができる観光スポットです。

日本の海、赤道の海、南極の海、オーストラリアの水辺など、場所ごとに展示が分かれており、この水族館内で世界旅行をしている気分になるのも楽しいポイント。

日本最大のプールで行われるイルカパフォーマンスと、日本で2カ所でしか見ることのできないシャチショーは必見です。

■詳細情報
・名称:名古屋港水族館
・住所:名古屋市港区港町1-3
・地図:
・アクセス:名港線「名古屋港駅」から徒歩約5分
・営業時間:公式サイト参照
・定休日:公式サイト参照
・料金:大人 2,030円
・公式サイトURL:https://nagoyaaqua.jp

名古屋市科学館

Photo by pixta
子どもから大人まで誰もが、楽しみながら学ぶことのできる名古屋市科学館

マイナス30度の中でオーロラを体験できる装置や、9mもの人工竜巻を体験できる装置など、実際に見て、触れることで、科学を実際に体感できる施設となっています。

目玉は、世界最大級のプラネタリウムドーム「NTPぷらねっと」内で見るプラネタリウム。映像がとても綺麗で、本物の星空を見ているような気分になり、オススメです。

■詳細情報
・名称:名古屋市科学館
・住所:名古屋市中区栄2丁目17-1
・地図:
・アクセス:鉄東山線・鶴舞線 伏見駅から徒歩5分
・営業時間:9:00〜17:00
・定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、第3金曜日(祝日の場合は第4金曜日)、年末年始
・電話番号:052-201-4486
・料金:展示のみ 400円、展示とプラネタリウム 800円
・公式サイトURL:http://www.ncsm.city.nagoya.jp

大須商店街


Photo by Keiko Kawanami
以前「「大須商店街」ってどんなところ?名古屋にある”日本一元気”な商店街に密着レポート!」でもご紹介したように、”日本一元気な商店街”ともいわれる大須商店街は、家電店や古着屋、オシャレカフェなど、1日で全て回るのは難しいほど数多くのお店が軒を連ねています。

商店街のほとんどがアーケードになっているので、雨に濡れる心配もありません。

ブラジル料理、ベトナム料理、台湾料理……と、大須商店街の中で世界中のお店を食べ歩きするのが、旅好きである私のお気に入りの周り方です。

■詳細情報
・名称:大須商店街
・住所:名古屋市中区大須3丁目
・地図:
・アクセス:鶴舞線 大須観音駅もしくは名城線 上前津駅すぐ
・公式サイトURL:https://osu.nagoya/ja/

トヨタ産業技術記念館


トヨタ産業技術記念館提供
自動車産業で有名なトヨタグループの発祥の地に残された工場を、博物館として公開している施設がトヨタ産業技術記念館

館内は「繊維機械館」と「自動車館」のふたつからなり、日本のモノづくりの変遷や技術力が紹介されています。展示だけでなく、実演や実際に体験できるコーナーなどもあり、誰にでも分かりやすく、そして楽しく学ぶことができるのが人気の理由。

「トヨダAA型乗用車」や「初代クラウン」といった、車好きにとっては垂涎の歴代車種の展示もあり見応えたっぷり。1日中楽しむことができるスポットです。

■詳細情報
・名称:トヨタ産業技術記念館
・住所:名古屋市西区則武新町4丁目1番35
・地図:
・アクセス:名古屋本線 栄生駅から徒歩3分
・営業時間:9:30~17:00(入場受付は16:30まで)
・定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
・電話番号:052-551-6115
・料金:大人 1,000円
・公式サイトURL:https://www.tcmit.org

リニア・鉄道館

Photo by pixta
リニア・鉄道館は、新幹線や超電導リニアをはじめ、鉄道について学ぶことができる施設。屋内施設であることはもちろんのこと、駅からすぐなので雨の日も安心です。

新幹線の運転シミュレータ、日本最大級の精緻な鉄道ジオラマ、鉄道の仕組みや歴史の展示など、子どもから大人まで楽しく体験できるコーナーが充実しています。

展示車両のほとんどが東海地方にゆかりのある車両となっており、地元を走るかつての姿を想像するのも楽しいでしょう。

■詳細情報
・名称:リニア・鉄道館
・住所:名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
・地図:
・アクセス:あおなみ線 金城ふ頭駅から徒歩約2分
・営業時間:10:00〜17:30
・定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
・電話番号:052-389-6100
・料金:大人 1,000円
・公式サイトURL:https://museum.jr-central.co.jp

コニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYA


共同ピーアール 提供
イオンモール Nagoya Noritake Garden内にあるプラネタリウム満天NAGOYAは、エンタテインメントに特化したプラネタリウム。

日本初のLEDドームシステムが導入されており、色鮮やかな映像でとても美しい星空が楽しめます。

前方にはオーロラシートと呼ばれる、2名までが寝そべることのできるクッション付シートがあり、雨の日デートにも最適。

イオンモール内にあるため、プラネタリウム鑑賞後も雨を気にせず、買い物や食事まで楽しめるのが嬉しいスポットです。

■詳細情報
・名称:コニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYA
・住所:名古屋市西区則武新町3丁目1-17 イオンモール Nagoya Noritake Garden 3階
・地図:
・アクセス:亀島駅 2番出口より徒歩約6分
・営業時間:10:00~21:00
・電話番号:052-526-1780
・料金:大人 1,600円(一般シート)
・公式サイトURL:https://planetarium.konicaminolta.jp/manten-nagoya/

喫茶店


西原珈琲店 Photo by Keiko
名古屋は喫茶王国と言われるほど喫茶店が多くあり、名古屋市の年間喫茶代は全国平均の2倍以上あるという総務省の調査結果も。

そんな名古屋には昔ながらの喫茶店から、最近できたおしゃれな喫茶店まで、市内だけで3000店舗以上の喫茶店が存在しています。

早起きして、名古屋名物の喫茶店モーニングをいただいても良いですし、観光の休憩にホッと一息コーヒーをいただくのも良いでしょう。

ちなみに、私のおすすめ市内に3店舗を構える西原珈琲店です。雰囲気、コーヒー、名物の西原プリン……全てがお気に入りです。

■詳細情報
・名称:西原珈琲店(栄店)
・住所:愛知県名古屋市中区錦3丁目15-23 1F
・地図:
・アクセス:地下鉄・名鉄瀬戸線 栄駅より徒歩2分
・営業時間:10:00~22:00
・定休日:なし
・電話番号:052-951-3485
・公式サイトURL:https://nishiharacoffee.com

地下街

Photo by pixta
名古屋には大きな地下街が、名古屋駅周辺と栄駅周辺にあります。

名古屋駅周辺は主に8つ、栄駅周辺は3つの地下街があり、全て駅から直結しているので、雨に濡れる心配はゼロ。傘を持たずに身軽に遊ぶことができます。

モーニング、買い物、ランチ、ティータイム、ディナーと、ここだけで全部完結できてしまうので、雨の日こそぜひ訪れてみてください。

この週末は雨でもお出かけしてみよう


Photo Keiko Kawanami
雨が降っているのを言い訳に、お家でゴロゴロ……なんて週末も贅沢で良いですが、せっかくならそんな日こそ身近な地元の魅力を探してみませんか?

この記事では雨に濡れずに楽しめるスポットを紹介しましたが、私はあえて近場にある屋外の観光スポットへ行く日もあります。

天気の良い日は人がたくさんいる観光スポットも、雨の降る日はいつもより人が少なく、落ち着いて楽しむことができます。

水たまりに反射する景色、花びらから滴る雫、静けさが漂う独特の雰囲気など、晴れの日には見ることのできない素敵な景色に出会うことも。

ぜひ皆さんも、雨の日のお休みこそ身近な場所で楽しんでくださいね。

ライター
川波 恵子 旅する臨床検査技師

旅する臨床検査技師けーちゃん。訪問国数は43ヶ国。臨床検査技師として働く傍ら、出張撮影サービスのカメラマンをしたり、世界一周をしたりアメリカ横断したり、カナダに住んでみたり、フォトコンテストで世界1位になったり(IPA 2023)。「やりたい事は全てやる、行きたい所は全て行く」をモットーに世界中を旅しています。好きなことはカメラと美味しいチョコレート探し。今の目標は宇宙旅行。

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