ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。トラベルライターとして寄稿した記事は2,000記事以上。 山岳雑誌『山と渓谷』掲載多数、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリ。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

【青森】朝日屋 日景食堂|懐かしい中華そばともやし

弘前の奥座敷と呼ばれ、湯治場として800年の歴史を誇る「大鰐温泉」。この地で350年以上にわたり温泉を利用した伝統的な栽培方法で育てられているのが「大鰐温泉もやし」です。一口噛むごとに感じる心地よい歯ごたえと、ほのかに漂う土の香りが特徴です。

温泉街にある「朝日屋 日景食堂」さんでは、この大鰐温泉もやしを使ったシンプルなラーメンが楽しめます。

ラーメンには大鰐温泉もやしをはじめ、たくさんの野菜がトッピングされ、旨味が塩ベースのスープにしっかりと溶け込んでいます。細い縮れ麺がスープと絶妙に絡み合い、心温まる優しい味わいです。

■詳細情報
・名称:朝日屋 日景食堂
・住所:青森県南津軽郡大鰐町大鰐大鰐55-2
・地図:
・アクセス:大鰐温泉駅から徒歩約7分
・営業時間:11時30分~15時00分
・定休日:火曜日・水曜日
・電話番号:0172-48-3430
・予算:1,000円以内
・店舗公式Facebook:朝日屋 日景食堂

【北海道】えびそば一幻|押し寄せてくるえび感120点

新千歳空港にある北海道ラーメン道場の顔であり、いつ訪れても行列が絶えない人気店「えびそば一幻」さん。

大量の甘えびの頭を煮出し、独自のえび油と背脂を炒めてスープを使って極上のラーメンを作り上げています。その濃厚さは、まるで”えびそのもの以上”の旨味を堪能できる、唯一無二の一杯です。

おすすめは「えびみそ」です。啜るほどに押し寄せてくる、えびの香りと濃厚な旨味。そこに味噌の香りが絶妙に乗ってきます。

1本1本の細麺がよくスープと絡み、相性も抜群です。〆にはえびおにぎりを加えて雑炊風にすると、最後まで豊かなえびの旨味と風味を堪能することができます。

■詳細情報
・名称:えびそば一幻 新千歳空港店
・住所:北海道千歳市美々 新千歳空港ターミナルビル3F 北海道ラーメン道場内
・地図:
・アクセス:新千歳空港内
・営業時間:9時00分~21時00分
・電話番号:0123-45-6755
・予算:1,000円前後
・新千歳空港サイトURL:えびそば一幻 新千歳空港店

【神奈川・千葉】杉田家|直系がなせる濃さとパンチ

神奈川県横浜市にある吉村家を源流とする「家系ラーメン」は、全国に広まっていますが、吉村家で修行を積み、開業後も家系ラーメンの伝統を守り、成功しているお店だけに与えられる称号・直系店舗は限られています。

なかでも、家系総本山直系の一番弟子として名高いのが「杉田家」さんです。特徴的なのは、濃厚でしっかりと乳化された豚骨醤油スープ。

その濃厚さを際立たせるために、カエシや鶏油も力強く使用されており、元祖の味を独自で進化させたインパクトのあるラーメンを提供しています。モチモチとした麺も食べ応え抜群で、濃いスープにほうれん草のアクセントも◎です。

■詳細情報
・名称:ラーメン杉田家(本店)
・住所:神奈川県横浜市磯子区新杉田町3-5
・地図:
・アクセス:新杉田駅から徒歩すぐ
・営業時間:5時00分~22時30分
・定休日:日曜日
・電話番号:045-776-2155
・予算:1,000円前後
・公式サイトURL:ラーメン杉田家

【愛知】好来道場|名古屋が誇る薬膳ラーメン

名古屋ラーメン界のラスボスとも言われる、好来系の元祖「総本家 好来道場」さん。今なお創業当時の佇まいを守っており、好来系ファンの聖地となっています。

ラーメンのみならず、松(デフォルト)・竹(メンマ増し)・寿(チャーシュー増し)という呼び方や、チップでの提供スタイルも、好来道場が原点です。

おすすめはスタンダードな「松」。鶏ガラ7割、豚骨3割の黄金比率、野菜の優しい旨味が溶け出したスープは、食べ進めるごとに染み渡っていくような味わい。

途中で、高麗人参酢を入れることで、鮮やかに味変され、滋味深さが増していきます。薬膳ラーメンという名でも親しまれる元祖の味を堪能しましょう!

■詳細情報
・名称:好来道場
・住所:愛知県名古屋市千種区春岡通6丁目1-16
・地図:
・アクセス:吹上駅から徒歩約8分
・営業時間:11時00分~14時00分
・定休日:日曜日
・電話番号:052-735-3655
・予算:2,000円以内
・公式サイトURL:好来道場

未知の一杯を求めて、ラーメントラベルへ出かけよう!

ひとくちに豚骨ラーメンと言っても、魚介やカエシとの組み合わせ方、濃厚からあっさり、どろっとしたものから淡麗系……スープにはさまざまなバリエーションがあります。

これは地域性を反映したり、お店独自の確立した作り方があったりと、多様な要素が影響しているのが面白いところです。

ラーメンを求めて旅をするのも良いですし、旅先で気になったラーメンを試してみるのもおすすめです。きっと旅に深みが増すことでしょう。

All photos by Yuhei Tonosho

ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。トラベルライターとして寄稿した記事は2,000記事以上。 山岳雑誌『山と渓谷』掲載多数、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリ。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

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