ライター
阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

最終日、それぞれのチームがゴールへ(DAY7)

YUSHI

スカイダイビングを目指していたものの、フランスの駅でストライキがあったために諦めることに。その後、チェックポイントがあるルザンソンへ戻るという男性(ヤミー)に出会い、片道5時間の道のりを3人乗せてくれたそうです。

ルザンソンのチェックポイントを終えた後、ヤミーが紹介してくれたホテルへ。予想通り断られて閉まったので公園で寝ようとしたところ、ホテルの清掃員らしき人が日本好きだったそうで、「1〜2時間後に戻って来なよ。オーナーが帰った後に泊めさせてあげるよ」と言ってくれたのだとか。

「翌日も僕たちの救世主ヤミーがホテルに来てくれて、親戚の結婚式があるといって誘ってくれたんです」(結婚式への参加は高ポイント)。「ムスリムの結婚式だったのですが、夜から始まって朝までクラブみたいな感じで、非日常を体験できました」と振り返りました。

OMOTENASHism

5日目に携帯をなくしたため、一般の人に携帯を借りてRed Bullの方へ「生きています、これからケルンに向かいます」と連絡したものの、6日目にたどり着かなかったそう。GPSの電源も切れていたため、行方不明になったのではないかと騒ぎになっていたようです。

「翌日チェックポイントに行くと、スタッフの人にすごい怒られました(笑)。新しい携帯を渡されて、『次はなくすなよ』って幼稚園児の遠足みたいに項目をチェックされましたね」。

オランダのアーヘンまで行き、その後のヒッチに苦労したそう。「めちゃくちゃ粘っていたら、子持ちのお母さんが乗せてあげるって言ってくれたんです。『どこ行くの?』って聞いたら『アムステルダム』って言われたので、もう大歓喜でした!」と語りました。

Tokyo Vibes

ブリュッセルまでの夜行バスのチケットをゲットできたため、12時くらいに駅に到着。夜も遅いので近くで寝るしかないと決め、雨も降っていたので廃ビルの下で野宿することに。

「午前4時くらいにザザーって音がして目がさめると、知らない人がバッグを引っ張っているんです。他の2人は爆睡していたんですけど、その怪しい男がフランス語でまくしたててきたので、僕も日本語で対抗しました(笑)」。

相手もバッグを取ることは諦めたものの、携帯は取られてしまったそう。急いで他の2人を起こしてバッグパックを確認してみると、一番前のポケットに入っていた筆箱がないことが発覚。「駅に移動する途中で、見覚えのあるものが落ちていたんです。……僕の筆箱でした(笑)」。

アムステルダムまでバスのチケットを取り、最終日の前日にアムステルダム入り。「公園で寝ていたら、目の前にゴールが立つところを見ちゃいました(笑)」と最後を振り返りました。

大会を終えて、感じたことは

YUSHI

「全ての瞬間が非日常でした。街で3人歩いている人を見かけたら、だいたい大会参加者なんです。一緒に歩いて、チェックポイントまでダッシュ!という瞬間が楽しくて。来月ノルウェーのチームが日本に来るそうで、連絡を取り合っているので繋がりが続いているのも嬉しいですね」。

「OMOTENASHismもTokyo Vibesも、とても素晴らしいチームで、一人一人リスペクトしているんです。WEB投票で投票してくださった方も含め、全ての出会いを嬉しく思っています」。

「個人的にバックパックで旅するのが初めてでしたし、お金を使わずに自分たちの力で旅するのが初めてでした。今までは観光としての旅でしたが、人とふれあうことが多かったかなと思います。新たな一面から旅をすることができました」。

OMOTENASHism

「この旅で、いろんな人に優しくされました。僕たちを助けてくれた人が、1人でも欠けていたらゴールできなかったと思うんです。だから自分たちも一生をかけて、困っている人たちを助けられる人間になろうと決めました。

この大会を進めるには、誰かの助けを借りないといけません。熱意を伝えながら、多くの人に助けてもらいながら、やっとゴールができる。結局僕らは、何もできないんだなと思わされました。だからこそ、助けられるような優しい人間になりたいと思うようになりました」。

Tokyo Vibes

All photo by Red Bull

「世界は面白いなと思います。自分たちが夜8時にこうやって話している時に、あの時助けてくれた人たちはお昼でご飯を食べてるかもしれない。役者をしていた人は、今演劇しているかもしれない。彼らにもこの瞬間、いろんな状況があるのがすごいですよね。

僕ももっと優しくしなきゃって思いますし、この先何があっても旅人として色んなことにチャレンジして、自分の世界を広げていけたらと思っています」。

今しかできない、スペシャルな体験を

Red Bullのみで旅をするという、「Red Bull Can You Make It? 2018 」。旅には大変さや過酷さも付きものですが、それ以上の感動や経験を得られることが、旅の良さでもあります。大会に参加した日本代表の3チームは、それぞれ旅の新たな価値や、旅先での出会い、人の優しさなど変化が生まれたようです。

「Red Bull Can You Make It?」の参加条件は、18歳以上の大学生、専門学生、大学院生という年齢制限があります。今しか体験できない貴重なチャンス。気になった方は、ぜひ次回のチャレンジをお待ちしています!

ライター
阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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